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高2生から社会が変わる?新科目「歴史総合」「公共」等も徹底解説

目次

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はじめに

ブログをご覧のみなさん、こんにちは!

東京メトロ上野駅から徒歩すぐ、JR上野駅から徒歩3分の 武田塾上野校 です!

 

今回は、新課程の変更点 社会編について解説します!

 

今の高2生が受ける受験が、旧過程からどのように変化するかについてお話しします。

 

社会科目は名称が変更されます!

 

今回の内容は武田塾の公式YouTubeでも詳しく解説されているため、下記の動画も併せて是非ご覧ください!

新課程の変更点の詳細

①新しい科目の内容の説明

歴史総合というのは、日本史と世界史の近現代をまとめた教科です。

 

「日本史探求」と「世界史探求」は、旧課程の「日本史B」と「世界史B」に相当します。

 

また、「地理総合」は旧課程の「地理A」に相当し、「地理探求」は旧課程の「地理B」に相当します。

 

そして、「公共」は旧課程の「現代社会」に相当し、倫理・政治経済は現状維持です。

 

制度が変更された意図の通りに学校の授業が変化しているかは不明ですが、社会科目全般を見る視野を育成する観点では、今回の新課程ではカリキュラム上は近づいたと感じます。

 

従来は社会科目の一部しか履修していなかった生徒も多かったと思いますが、新課程ではより横断的に履修するようになると感じます。

 

歴史総合という科目は、日本史・世界史で切って歴史を学ぶのではなく、それらを混ぜ合わせることで日本と世界の関わりを体系的に学ぶことが目的であり、方向性としては妥当でしょう。

 

新課程では、旧課程の知識偏重型教育から脱却したいというメッセージ性を節々に感じ取れます。

 

与えられた資料から何かを読み取り、自分で考える力を付けさせたいという意図があるのだと推測します。

 

そのため、そのような性質を持つ入試問題は今後増加する可能性があります。

 

既に共通テストの社会科目もそのように傾向が変化しています。

 

前向きに捉える見方をすると、社会科目の内容が面白くなると予想します。

 

ただの暗記ではなく、明瞭な流れの理解を伴った体系的な学習ができると思います。

 

②共通テストの変化について

結論、とても紛らわしい事態に陥っています!

 

日本史は、旧課程では「日本史A」「日本史B」だったのが、新課程では「歴史総合、日本史探求」に変更されています。

 

世界史も、旧課程では「世界史A」「世界史B」だったのが、新課程では「歴史総合、世界史探求」に変更されています。

 

歴史総合は日本史と世界史を混ぜた科目であるため、日本史選択者にとっては世界史の要素が入ってきますし、世界史選択者にとっては日本史の要素が入ってきます。

 

公民科目は、旧課程では「現代社会」、「倫理」、「政治経済」、「倫理・政治経済」の4種類だったのが、新課程では「公共・倫理」と「公共・政治経済」の2種類に変更されます。

 

現代社会のコスパが良い時代は終焉を迎えます。

 

公共の内容は現代社会に相当するため、「現代社会・倫理」「現代社会・政治経済」というイメージで捉えれば分かりやすいと思います。

 

まとめると、旧課程での日本史選択者と世界史選択者と現代社会選択者と倫理選択者と政治経済選択者にとっては負担が増加し、地理選択者の負担は変化せず、倫理・政治経済選択者の負担は軽減されるということです。

 

共通テスト試作問題では、大問はどちらも全6題出題されていました。

 

大問1が歴史総合の問題です。

 

例えば、「歴史総合・日本史探求」の問題でも、大問1は歴史総合の範囲になるため、世界史要素の強い出題でした。

 

歴史総合範囲の出題量は多くはないものの、対策は必要になります。

 

③変更に伴う私大の対応

旧課程では、私立文系の人は基本的に日本史か世界史のいずれかを受験していました。

 

ここに歴史総合が入ってくるのは、受験生目線で言えば嫌だと思います。

 

「『日本史探求』『世界史探求』のみ出題し、歴史総合は出題範囲に含まない」と明言している大学もあれば、「歴史総合も出題範囲に含む」と明言している大学もあるため、対応の内容は大学によって分かれると言えます。

 

中には、同じ大学でも学部によって対応が分かれているケースもあります。

 

例えば、慶應義塾大学は文学部と経済学部と法学部は歴史総合を出題範囲とする一方で、商学部は歴史総合を出題範囲としません。

 

このような大学ごとの対応の相違は、併願戦略に影響するかもしれません。

 

なぜなら、歴史総合に関しては、共通テストまでなら我慢できても、私大の個別試験の対策までは厳しいと感じる人も多いからです。

 

上智大学や青山学院大学などで出題される総合問題のように、複数の科目の内容を混ぜた問題を作って多角的な視点を試すことは近年の大学入試のトレンドであるため、歴史総合がただ範囲になるだけでなく実際に出題される可能性も十分にあります。

 

現在は歴史総合用の参考書や参考書ルートが出揃っていないため、私立文系志望の人はまずは探求を重点的に学習しつつ、様々な情報が出揃った直前期に歴史総合の対策を行うのがベストだと思います。

 

④変更に伴う国公立の対応

主要大学に関しては、東京大学と京都大学と筑波大学は歴史総合を出題範囲とせず、一橋大学と東京外国語大学は歴史総合を出題範囲に含むと明言しています。

 

ただ、国公立志望は共通テストの得点が重要であるため、歴史総合の学習は怠らないようにしましょう。

 

⑤変更への対応方法

学校の授業は、旧課程ですら最後まで終わらずに入試を迎える学校も少なくありませんでしたが、今回の新課程への移行により、その傾向がより顕著になるかもしれません。

 

高校教師も従来の教え方から変革しなければなりませんが、この時代の潮流に乗り遅れる高校教師も多いと思います。

 

そのため、学校に依存せずに自分自身で主体的に情報収集や対策を行っていく必要があります。

 

参考書に関しては、探求の対策は武田塾の現行の参考書ルートに従っていただければ大丈夫です。

 

歴史総合専用の参考書が出版された場合は、後にそれを追加すると良いでしょう。

 

迷って動けないくらいなら、今の日本史・世界史の内容に取り組んでください。

 

にかく、まずは行動することが重要です。

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新課程の変更点の詳細まとめ

今回は「新課程の変更点 社会編」というテーマでお話ししました。

 

ポイントをおさらいしましょう!

 

①  新しい科目の内容の説明

②  共通テストの変化について

③  変更に伴う私大の対応

④  変更に伴う国公立の対応

⑤  変更への対応方法

 

今回紹介したことを参考にして、入試制度の変更に対して柔軟に対応できるように頑張ってください!そこまで不安に思う必要はありません。

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