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【学科紹介】名古屋大学理学部化学科って何をしているの???

豊田市周辺にお住まいの皆様、および武田塾生の皆様こんにちは!
逆転合格専門の予備校・個別指導塾の武田塾豊田校です!

みなさん、武田塾豊田校のブログは読んでいるでしょうか。
この記事を読んでいるみなさんは、いつもブログを読んでくれていることでしょう。
最近の記事は勉強に関することが多いですよね。
今回は勉強から離れて、学科紹介をしたいと思います。
高校1,2年生は志望校選びの参考にしてください。
受験生は大学生になった後のイメージ象として読んでください。
今回は名古屋大学理学部化学科の紹介をします。

 

目次

 大学の時間割

 1年生の授業

 2年生の授業

 3年生の授業

 4年生の授業

 

「化学 イラスト フリー」の画像検索結果

 

大学の時間割

理学部化学科の紹介に入る前に、名古屋大学の時間割を説明します。
大学の授業は高校の授業と異なり、90分の授業が行われます。
そして、休憩時間は15分あります。
同じ教室で授業を受ける高校とは違い、授業毎に教室が異なるので休憩時間が長く設定されています。
教室に限らず、建物が変わる時もあります。

大学の時間割は下記の通りです。
1限目 8:45 ~ 10:15
2限目 10:30 ~ 12:00
昼休み 12:00 ~ 13:00
3限目 13:00 ~ 14:30
4限目 14:45 ~ 16:15
5限目 16:30 ~ 18:00

この時間割を踏まえて、次からは各学年の授業を紹介していきます。

 

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1年生の授業

初めに、1年生の授業の紹介からです。
1年次はまだ学科に分かれていません。
1学年270人が12クラスに分かれて、クラスごとに授業を受けます。
そして、1年の最後に希望の学科を提出し、成績順に学科が決定します。
したがって、人気な学科を志望する学生は、他の学生よりもしっかりと勉強して良い成績を取ります。
化学科は人気なため、1年の成績が比較的よい学生が集まります。

1年生はまだ学科が決まっていないため、授業は専門的な内容を扱いません
必須の授業は、英語・第二外国語・教養科目・体育などがあります。
どれも1年生の内に単位を取る必要はありませんが、基本的に1年生で全ての単位を取り切ります。
教養科目は、文系・理系ともにあり、自分が受けたい授業や、単位が楽に取れる授業をみんな選択します。
そして、卒業するときに必要な単位数は学科によって異なるので、自分の行きたい学科を踏まえて授業を選択します。
化学科を志望する人は、単位が多いほど学科の配属に有利になるので、多めに授業を取る人が多数います。

理系科目の授業は理学部らしく、数学(微積・線形代数)、物理、生物、化学、地学の基礎科目と幅広い理数科目の授業があります。
また、任意の授業ですが、物理、生物、化学、地学の実験が週に1回あります。
筆者は実験の授業をとっていませんでしたが、多くの学生が実験をとっていました。
実験の授業はレポートを書く必要があるため、私は止めました。笑

これらの授業を自分で選択して、前期は週に10 ~ 18コマ(授業)、後期は10 ~ 21コマになります。
数学科などを志望する学生は卒業に必要な単位で1年の授業が少ないため、比較的楽な時間割になります。
化学科は学科配属で有利になるため、必要な単位以上に授業をうけ、忙しくなります。
ちなみに私は、前期15コマ、後期14コマでした。
卒業ギリギリの最低限の授業しかとらなかったため、楽な生活を送っていました。

1年生の授業は1限から始まることが多く、初めは出席人数が多くても、だんだんと人数が減っていく事がしばしばあります。笑
大学生は1限の時間に間に合わない人が多くいます。笑
しかし、出席を取る授業も多いため、友達と協力して上手く乗り切るか、意志を強く持って毎回出席しましょう。
また、1年生は授業数が多く、科目数も多いため、期末考査の勉強量が多くなりがちです。
レポートで単位が出る授業もありますが、やはりテストの数が多いです。
受験勉強が終わったばかりですが、頑張って1年生を乗り切りましょう!笑

 

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2年生の授業

続いては、2年生の授業を紹介します。
2年生から化学科となり、授業もいよいよ化学ばかりになります。

2年生では、様々な分野の化学を基礎から学んでいきます。
有機化学、無機化学、物理化学、量子化学、生物化学、分析化学を学びます。
また、少人数クラスに分かれて、化学に関するトピックを学び、プレゼンテーションをする授業があります。

2年前期には、英語の授業が1コマありますが、TOEICの点数によっては受ける必要がないため、英語を取らずにTOEICの勉強をする学生もいます。
2年生は前後期ともに、8コマ程度になり、化学科で1番楽な時期です。
私はこの時、授業後に車校に通って運転免許を取得しました。

普段の授業時は楽な化学科ですが、定期考査はなかなかハードです。
ほぼ全ての科目でテストがあります。
テストが難しく、落第者が多い授業もあります。
授業のスピードが早いため、テスト範囲が広かったりなど、テスト勉強量が多い授業もあります。
しかし、理解しやすい授業をしようと務める先生が多く、授業は分かりやすいです。
大学には授業をテキトーに済ませる先生もいるため、教育環境は良いと思います。
したがって、テストや授業内容は難しくても、勉強をすれば良い成績をとることができます。
4年生から研究室に配属されますが、研究室配属も成績順に選ばれるため、よい成績を狙う学生が多いです。

2年生の授業も基本的に1限から始まります。
寝坊しないようにしましょう。笑
しかし、コマ数が少なく、ほぼ毎日午前中に授業が終わるため、午後はフリーです。
化学科の2年生が楽と言われるのはこのためです。
しかし、3年生からは一気に忙しくなりますよ。笑

 

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3年生の授業

2年生の楽なカリキュラムからは一転、3年生は忙しい1年となります。
忙しくなる要因は、学生実験です。

3年生になると、毎日午後に学生実験があります。
1年間で分析化学、無機化学、有機化学、生物化学、物理化学、量子化学の実験を行います。
2年生から勉強していた内容を実験で確認したり、机上の理論で終わっていた内容を実践します。
試薬を混ぜて化合物を合成する実験から、パソコンで計算を行う実験まで幅広い内容を扱います。
毎日13時から実験が終わるまで実験を行うため、日によって帰る時間がかなり変わります。

学生実験で忙しくなる最大の要因はレポートです。
実験をしたらレポートを書かなければなりません。
実験の原理、実験手順、結果、考察、与えられた課題をそれぞれまとめてレポートにします。
毎日実験をするため、提出するレポート量が多くなり忙しくなります。
まとめてレポートを提出するタイプの実験では、レポートを溜めてしまうとかなり痛い目を見ます。笑
化学科に来ると、今までで経験したことない枚数のレポートを書けますよ。笑

しかし、2年生までは座学だけだったのに対して、実際に実験をすると楽しい部分も多いです。
試薬を混ぜて、鮮やかな色に変化したり、光ったりするのは中々感動します。
また、勉強してきた内容と、実際の実験が繋がるのも面白いです。

3年生は午後に学生実験があり、午前は座学の授業があります。
ここまで授業をしっかりと取っている人は、3年生になると化学の授業のみになります。
3年生では、基礎科目が少なくなり、自分で選択する授業が多くなります。
また、2年生で化学の授業を落としていなければ、授業数は少なくて済みます。
前期、後期ともに平均して3コマ程度授業を取れば卒業単位は満たせるので、座学はあまりありません。

3年生の終わりには、成績順に研究室の配属がされます。
いよいよ4年生からは研究室生活が始まります。

 

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4年生の授業

4年生になると研究室に配属され、それぞれが与えられたテーマで研究を行います。
研究室は10個強あり、有機化学、無機化学、物理化学、量子化学、生物化学を主に扱う研究室があります。
しかし、近年は分野の融合が進み、様々な学部や研究室が協力して研究をする研究室もあります。

4年生では、授業は2コマ程になります。
しかし、その他の時間は研究に充てることになります。
4年生以降の忙しさは研究室によって変わります
例えば、有機化学系の研究室はかなり忙しく、朝9時半から夜は終電、下宿の人は1時までと超ハードです。
さらに、土曜日もあります。
一方で、物理化学や量子化学系の研究室は、そもそもフレキシブルタイム制(好きな時に来て決められた時間を研究すればよい)だったりします。もちろん土曜日はないですよ。
このように研究室によってかなり生活が変わるため、研究室の「ブラック」さで決める学生もいます。
しかし、物理化学や量子化学系の研究は実験が少ないため、実験をしたい人や、分野にこだわりがある人は覚悟して選びます。
特に名古屋大学の有機化学は世界でも有名・強い研究室があるため、ハードですが人気です。
また、研究室配属によって、就職の業界も絞られるため、就職も考慮して研究室を選ぶ人も多いです。

ここまでの説明で研究生活が大変、辛いように感じますが、楽しいこともあります。
まず、研究室のイベントがあります。
研究室のメンバーが変わる時は歓送迎会があったり、飲み会や研究室旅行もあります。
また、学会や出張で県外、院生になると海外に行くこともあります。
勉強面での楽しさもあります。
これまでは幅広い分野の化学を学んできましたが、研究室に配属されると自分の専門ができます。
自分が好きな分野の勉強を中心にでき、世界の最先端の内容が勉強・研究できます。
研究室ごとにインターネットにホームページがあり、イベントや研究内容などは紹介されているので興味がある人は調べてください。

4年生では、研究室生活の他にも、院試または、就活があります。
大半の人が大学院の修士課程(前期課程、2年間)に進み、研究を続けます。
したがって、大学院に進学するために、夏に院試を受け、また4年生の前半は院試勉強をします。
理系では、大学よりも大学院の修士課程を卒業する方が就職に有利に働くことが多く、大半が大学院に進学します。
大学生で就職する人は、教員になる人が多く、民間企業へ就職を希望する人は3年生から就活を始めます。
修士課程に進んだ人は2年後に就職か、博士課程(後期課程、3年間)への進学を選択します。
日本では博士課程まで進むと就職しにくくなる企業も多く、大抵の人は修士課程で就職します。
博士課程を終了するときには27歳になるため、結婚の心配や人生設計の観点から博士課程に進学しない人もいます。
しかし、学問の世界に残りたい人や、1部の専門性の高い企業に就職したい人などは博士課程まで進みます
このように、研究室に入ってからは、人によってかなりその後進路が変わります。

今回の記事では研究室の詳細な紹介は行いません。
もしも、名古屋大学理学部化学科に興味があるならば、オープンキャンパスに足を運んだり、インターネットで調べてください。

以上で名古屋大学理学部化学科の紹介を終わります。
大学の外から見た大学生の生活や勉強環境などは、現実とギャップがあることが多いです。
志望大学や学部・学科を決める一例としてお使いください。

 

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