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【後編】名古屋大学の入試を徹底解剖 ~英語・現代文~

豊田市周辺にお住まいの皆様、および武田塾生の皆様こんにちは!
逆転合格専門の予備校・個別指導塾の武田塾豊田校です!

前回、前々回の記事では名古屋大学の紹介と、名大の入試情報を取り上げました。
まだ見ていない人はこちら。
名古屋大学の紹介↓
https://www.takeda.tv/toyota/blog/post-139274/
名古屋大学の入試情報↓
https://www.takeda.tv/toyota/blog/post-139346/

 

この記事は後編になります!
名古屋大学の入試(主に理系)の対策について紹介する記事です。
今回は英語と現代文の対策を取り上げます。
前編では、数学と物理と化学を取り上げています。
入試戦略についても書いているので、文系の人もさらっと目を通してみてはいかがでしょうか。
まだ前編を見ていない人はこちら↓
https://www.takeda.tv/toyota/blog/post-139916/

「名古屋大学 イラスト」の画像検索結果

 

英語

大問4問 解答時間105分 1問あたり26.25分

出題内容
 長文2題、会話文1題、英作文1題
問題としてはスタンダートな形式です。
長文問題は文法問題や要約の問題はなく記号問題と下線部訳の問題が出題されます。
会話文問題は、そのほかに自由英作文が出題されることもありますが、文字数は多くありません。
英作文では、和文英訳が出題され、文字数も60,70字前後と標準的な長さになります。
名大英語の特徴として、毎年多少の問題変化があります。
完全に過去問の形式が出題されるわけではないので、心の準備はしておきましょう。

英語のレベルは旧帝国大学として標準的な難易度です。
そのため、センター試験で英語に苦労した人や170点以下くらいのレベルの人は、難しく感じるかもしれません。
しかし、今まで解いてきた長文問題と同様に、速読ベースで意味をとり、重要な文章で精読するといった、英語長文の読み方は変わりません。
長文の難易度があがっても、自分のできることはしっかり意識して問題を解いていきましょう。
意味を完璧に把握できなくても、問題は解けるはずです。

英語で一番難しさを感じるのは、長文問題だと思います。
難しいと思う要因は主に3つあります。
1つ目は、単語のレベルがあがることです。
名大を受験する人はシステム英単語レベルの単語帳は完璧になっているでしょう。
それでも難しいと感じるのであれば、速読英単語の上級編を覚えましょう。
しかし、1冊単語帳を完璧にするのはなかなか大変です。
そこでオススメなのは、英語長文を解かない日に上級編の長文を読み、ついでにその単語を覚えるという学習法です。
すべてを覚えようとはせず、自分が学習で来た範囲は完璧にするようにしましょう。
また、単語量を増やすほかに、推測力も鍛えましょう。
今まで長文問題を解く時に無意識的に行っていたと思いますが、分からない単語が出た時は積極的に意味を推測して長文を読み進めましょう。
文章前後のから、また、文構造を見て品詞から意味は大まかに読み取れます。
推測する力を鍛えることで、多少の分からない英単語があっても問題なく長文を読み進めることができます。

2つめは、文構造が難しくなるからです。
しかし、この要因は実は錯覚なのです。
一文一文が長くなり、文構造が難しくなったように感じますが、よく見ると、挿入などの説明が多くなっているだけだと気づきます。
そのため、基本通り、SVOCといった基本の文構造を把握して、装飾や説明に惑わされなければ問題なく読めると思います。

3つ目の要因は、トピックに馴染みがないからです。
名大英語は、今まで長文問題で出題されてきたトピックとは異なるテーマを扱います。
特に科学関係の長文は学生のみなさんには難しく感じるでしょう。
名大は前年の夏ごろに刊行された雑誌から問題を作る傾向にあるため、初めて読むようなテーマが多いと思います。
そのため、今まで序論である程度内容や筆者の意志を予想して長文問題を解いてきた人は、読み方を変えましょう。
長文を読み、しっかりと意味を理解して問題を解くことが必要になります。

上記のことを踏まえて、長文問題を解くコツは、単語の推測力と基本的な文構造をおさえることです。
また、名大英語の難しさは制限時間の短さにあります。
英作文などがあり、長文問題にたっぷりと時間を使うことができません。
そのため、長文を読むときは速読が重要になります。
意味を取りつつ、早く読むことをいつも以上に意識しましょう。
下線部訳の問題が解けない場合は、早急に単語力と文法力を見直しましょう。
単語が分からないときは、推測で対応できる問題のはずです。
もし、推測でも分からない場合は、あなたの単語力が大学の求める単語力に足りていない可能性があります。
科学の英単語が分からないなど、テーマによって単語が不安になる人は、リンガメタリカを使ってみてはどうでしょう。

会話文問題を解く時に気をつけることは、時間をかけないことです。
おそらく、大半の学生が長文問題と英作文に時間をとられます。
そのため、大問3の会話文には時間をかけられないと思います。
会話文は慣用表現もあるため、会話表現を文法問題集で復習しましょう。
また、自由英作文では、自分の考えを書くよりは、書きやすい文章を書くように心がけましょう。
英作文で書きやすい表現からアプローチすると、時間がかからずに文字数も稼げます。

大問4の英作文は人によって戦略が変わります。
今まで英作文の学習と対策を十分行ってきた人は、しっかり時間をかけて解きましょう。
英作文が苦手な人は、書ける問題、書きやすい問題だけ素早く解いて、長文問題などに時間をかける方が良いです。
英作文では、訳しにくい日本語を易しい日本語に意訳することが重要です。
練習が必要になるスキルなので、赤本を解く時に意識しながら解きましょう。
やはり、英作文は自分が扱える表現や構文を増やすことが大切です。
学校で配布される問題集などをやりこみ、型を少しでも多く覚え、扱えるように勉強しましょう。

英語でも、解く順番や大問1題にかける時間を決める、すなわち戦略を立てるようにしましょう。
オススメの順番は、英作文、長文2題、会話文です。
英作文の対策を行ったひとは、初めに解き点数を稼ぎましょう。
対策をしていない人は解ける問題だけ時間をかけずに解くことで、長文問題に時間を残しましょう。
英語が得意な人はこの後時間配分はあまり気にせずに全てとけばよいです。
英語が普通、苦手な人はまず、長文問題2題を記号問題からとき、残り20分になるまで下線部訳に挑戦しましょう。
そして残り20分になったら、会話文問題の記号を解きましょう。
時間があまったら、長文問題の下線部訳か会話文の自由英作文を1文字でも多く書きましょう。

得点の目標としては、苦手な人は4割、普通な人は5~6割、得意な人は7割を目指しましょう。

 

現代文

理学部のみ(医学部医学科は古文漢文も必要)

大問1問 解答時間45分 (国語の場合は105分、古文1問、漢文1問)

出題範囲
 近代以降の文章、漢字の読み書き
漢字の読みはカタカナで答えます。
有名なトラップですが、毎年ひらがなで回答する人が少なからずいます。笑
漢字は落とせない問題なのでミスで失点することは避けましょう。
よく問題文を読むようにしてください。
今年からひらがなに変わるかもしれません。笑

現代文の問題のレベルは低めだと思います。
文章の読みにくさや難しさはなく、問題数に対して解答時間が短いことが唯一の難点です。
しかし、何年か過去問を解き、解答時間の長さに慣れれば問題ないでしょう。
漢字の読み書き問題や、該当部分を抜き出す問題も出題されます。
このように簡単な問題は必ず解答し、正解するようにしてください。
記述問題は60~100字制限で3,4問出題されます。
解答時間との勝負になるので、読むスピードと文章を理解する速さを両立できる速さで読むように練習しましょう。

現代文のポイントは、やはり記述問題です。
現代文は難易度が低いため、あまり差をつけられないように感じます。
そのため、問題を全てとき、その上で解答に必要な要素をどれだけ多く取り入れたかが勝負になります。
記述問題のレベルも低く、基本的には問題文からの要約になります。
傍線部から離れたところに要素があるわけでもなく、また途中から筆者の主張が大きく変化するような文章も出題されません。
そのため、センター試験の問題の様に、傍線部の近くにある要素を要約すれば解答が出来上がります。
センター試験の現代文を間違い探しだけで乗り越えた人にはつらいかもしれませんが、現代文が苦手ではない人には易しい問題ばかりだと思います。
まずは、問題文を読み、何を答えればよいか把握したうえで、文章を読みましょう
そして、解答に必要なキーワードや要素に印をつけ、解答ができるところまで読み進めたら、その都度問題を解くようにすればよいです。
現代文の記述問題は、先生に添削してもらうのがよいですが、名大現代文の問題であれば、自分で赤本などで丸つけをして、解説を読めば十分に理解できると思います。
1回の過去問を45分でとけるので、5年分くらいは解いて対策をしましょう。

現代文が苦手な人、勉強量が少ない人
 漢字と抜き出し問題は完答を目指す。
 記述問題は全部解こうとはせずに、解いた問題は当たるように1問1問を当てに行く。
 目標点数は5割強。

現代文が普通な人
 全ての問題を解けるようにする。
 目標点数は6~7割。

現代文が得意な人
 全ての問題を余裕を持って解く。
 要素を漏らさずに拾うため、早く読みながらもキーワードを正確にとる練習をする。
 赤本の模範解答を書くことを心がけて演習する。
 目標は8割。

 

目標点数の調整

各科目の対策を見てきました。
初めに大雑把に二次試験の戦略を立てましたね。
それぞれの科目の特性が知れたことで、目標点数の調整をしましょう。

科目によって難易度も違うため、なんとなく自分の得意不得意で決めた点数とギャップがあると思います。
例えば、名大の化学は比較的簡単になっています。
そのため、各科目の目標点数を示しておいたので、参考にして調整してください。

目標点数が決まったところで、各科目のこれからの勉強戦略をたてましょう。
大学入試は賢い人が合格するのではなく、入試の点数がより高い人が合格します。
名大の入試に特化して有利に働くように、対策をしっかりとしましょう!

 

以上が名大の文系科目の対策になります。
名大の受験を考えている人は、読んでこれからの勉強に役立ててください。
センター試験が終わって、赤本を解き始める時にもう一度読むとよりよいと思います。
まだ前編を読んでいない人は必読です↓
https://www.takeda.tv/toyota/blog/post-139916/

 

 

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