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【文系学部見極め】経済学部・経営学部・社会学部・商学部の違い

みなさんこんにちは。

武田塾豊中校です。

今回は学部について少し紹介したいと思います。

特に「実際何をするとこか分かってない…」と生徒によく聞かれる文系学部4つです。

併願などでいくつか学部を選ばなければならない人、どの学部に行くかまだ決まっていない人は参考にしてください。

因みに、今回の記事の筆者(武田塾講師)は大阪大学大学院の国際公共政策という研究科に所属しています。

主に経済学系・政治学系・法学系の研究を行う研究室に分かれており、少数ですが社会学系の人も在籍しています。自分の専門が経済学でも、初学者向けの法学の講義を受けたり、法学系が専門でもデータ分析のために経済学をかじったりと、横の交流が盛んなので関心対象の違う多様な人に出会うことが出来ます!

今回取り上げる4つの学部についても、共通する部分がいくつかありますので順番に紹介していきます。

 

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経済学部

経済学部では文字通り経済について学びます。具体的には経済の理論や仕組みについて理論的に学ぶ場所です。

経済学部は文系ですが、その中でも限りなく理系に近い学部と言えます。

近年、経済学部では「数学重視」の動きがあり、例えば早稲田大学の政治経済学部では入試において数学が必須化され、受験者数が減るという事態が起きました。

経済学には数字やグラフが出てくるため、数学の知識は必要です。

例えば大阪大学の経済学部では、統計についても学びますし、私の研究科でも数学の補講があったりと、数字を毛嫌いしている人にはつらい場面もあります。(私も数学は苦手です…泣)

データ分析などを行っている人は膨大なデータを扱い、かなり高度な計算を行っているため、私はもはや普通に理系だと思っています。計算(しか!)していない人も居ます!

ここで、私立など「数学を一切使わずに入学したらどうするの?」と心配になった人は居ませんか?

それについては心配ありませんので、大丈夫です。恐らく数学の授業があると思いますが、初歩的なものから始まると思いますし、講義をしっかり聞いていればテストは問題なく突破出来ると思います。数学と違う点は、計算の理論を導き出すだけでなくそれを「経済の仕組み」に当てはめて考えるところです。例えば人の意思決定やそれに関する結果など、社会問題について考えるときにそれを裏付けるために数字が必要なのです。

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経営学部

経営学部は、経済学部と性質が非常に似ていると言えます。特に私立では、経済と経営が合わさったような学部も最近増えています。関西の中堅私立でいえば、甲南大学の「マネジメント創造学部」などがそうです。

経済学部よりも数字的な側面が少ないという点で、経営学部を選ぶ人も多いですが、経営学部でも統計について扱ったり、会計学を学んだりと、数字は登場します。どちらも、経営するノウハウを学ぶために必須の内容です。また、経営学部は情報処理やITといった学問を学ぶ機会にも恵まれています。

どこかで「MBA」と聞いたことがある人がいませんか?それはMaster of Business Administrationの略称、大学院での「経営学修士号」を指します。フルタイムで社会人をしながら、また、実際に経営者をしながらMBA取得を目指す人が多いのは経営学系の大学院ならではでしょう。

FP(ファイナンシャルプランナー)など専門性を活かした資格取得も可能です。

最近の世の中では、若いうちから起業する人が増えていますが、そういったことに興味がある人は経営学部が良いかもしれません。

社会学部

社会学部では私たちを取り巻く社会のしくみについて学ぶ場所です。具体的に、様々な分野が社会でどんな作用をなしているのかを学びます。

こんな話を聞いたことはありませんか?

「社会学部で学ぶことは広く、浅い」「結局何を学んだかよく分からなかった…」など。

個人的に、この考えは間違いではないと思っています。しかし、同時に必ずしもネガティブな意味ではありません。

上記のような話が出てくる原因は、社会における問題、例えば経済、政治、言語、文化など広い範囲にわたって学べるが、例えば「経済学部」 と比較して専門的で実用的な知識を得られないところにあります。

裏を返せば、「何を学びたいか分からない」「まだやりたいことが見つけられていない」という人にとってはうってつけの学部であると思います。やりたいことを大学で見つけるのも一つだと思うからです。

社会学も的を絞ることで、教育社会学や環境社会学、医療社会学など専門性はある程度濃くすることは可能です。

卒業後に、上記のように的を絞って大学院に進学したり、就職後に企業のプログラムで専門的な知識を習得したりする人も居ます。

商学部

商学部では、「商業取引」について学びます。簡単にイメージすると、「商業取引」とは、企業など生産者と私たち消費者を結びつけるものです。その二者が結びつくまでには「モノ」と「カネ」のそれぞれの流れが存在しています。

具体的に説明すると、商学部ではマーケティング戦略などを駆使してこれらの流れを深く理解し、会計や財務から企業の現状を知り、商業取引の流れがどうなっているかを学びます。

「ビジネス」に直結しているという点においては、商学部と経営学部には共通部分がありますが、経営学部は「経営」に特化しているという点で異なります。商学部は「経営」に的を絞らず「企業活動」一つ一つを見ています。

同様に、経済学部も「ビジネス」とは密接な関係にありますが、経済学部では企業単位で分析を行うことはあまりしません。国や地域などより大きな単位で分析をします。

就職先

これらのすべての学部において、職種による就職先は、それほど大差ないと思われます。理系学部では医学・薬学・歯学など、国家資格取得後は、ほとんどの場合が特定の業界へ就職します。工学部などもエンジニアや研究職へ就く人が多いですよね。経済学部・経営学部・社会学部・商学部では、大半の人が企業に就職をします。企業の種類も、その中の部門も非常に様々です。

私は経済学部出身ですが、物流や商社、銀行、証券、広告、不動産、医療機器メーカー、航空系、食品、アパレルなど周りの就職先は非常に多岐にわたります。

ただし、大企業に就職したい場合は、経済学部や商学部、経営学部といった、より実践的な力が好まれる傾向にあるかもしれません。無論、面接で「大学で何を学んだか」は聞かれることが多いので、しっかりアピールさえできれば問題ないと思います。

最後に

いかがでしたでしょうか。

学部に迷っている人の参考になったのであれば、幸いです。

今はやりたいことが見つかっていなくても問題ないです。それは、入学後に見つけることが出来ればよいと思います。

ただし、モチベーション維持のためにも志望校に行きたい理由は必要ですから、そこはしっかり持っておきましょう!

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