全国の自称進学校に通う高校生のみなさん、こんにちは。
武田塾取手校のオグラです。
更新日が予告とずれてしまいましたね…
前代未聞の受験生
前回（ https://www.takeda.tv/toride/blog/post-134277/ ）もちょろっと書きましたが、
私が早慶を目指し始めたのは高3の4月。
先生方は言いました
「やめとけ」
なんてったってうちの学校、早稲田合格は7年前、慶應は10年前、
加えて早慶W合格者、ゼロ！
そりゃ先生もやめとけと言うほかありません。
田舎↓の受験生（先生方ですら）にとって早慶受験は未知の領域。
※画像はイメージです（私の地元は本当にこんな感じ）
早慶を視野に入れ始めたのは高3になってからでしたが、受験を意識し始めたのは高2の3月。
3年を目前に控えて受験を終えた高3生が体験記を話しに来たことがきっかけでした。
受験かあ。もう私も「ジュケンセイ」になるのかあ。
なーんてお気楽だった私。先輩たちは口をそろえて言いました。
「センターがダメで志望校のランクを下げて…」
「考えてもみなかった第5志望を…」
「センターが思い通りにいかず…」
「センターが」
先輩たちをそこまで苦しめてるセンター試験って何者？
と引っ張り出してきたのは高2の1月に受けたセンター同日。
１．現実を直視する編
高2冬、センター同日
国語108／200
英語114／200
数学80／200（ⅠA＆ⅡＢ）
今見てもひどい点数です。
これでも英語が得意だと自負していたのだから、無知って恐ろしい。
そこでようやく
これ、やばいのでは…？
と、初めて自分の現状を把握しました。
高2の3月、ようやく勉強を始めるのです。
その辺の話は次に回して、
早慶受験にあたっての障壁についてお話ししましょう。
まず第1に、学費の問題がありました。
私はあまり裕福な家庭ではなかったので、
「私立大学には行かせられない」
と、親から反対され…
そこで、説得に説得を重ねた結果、
貸与奨学金と併せて、大学の給付奨学金に採用されること（＝学費を自分で負担すること）
を条件に早慶受験の許可が下りました。
給付奨学金の採用が分かるのが高3の12月。
つまり、それまでは国立受験の道を捨てられない！
＝センター試験は5教科7科目受験 かつ 早慶に受かる国英社の力をつける必要あり
当時の私はなぜか楽観的。この過酷な状況に自ら飛び込むことにしたのです。
（おすすめはできません）
私が最初に始めたのは現在の実力を把握することと
自分がやるべきことを明確にすることでした。
まず上記の通り、志望校とは程遠い実力。
直近の模試はE判定D判定ばかり。
まず慶應文がどんな力を必要とする学部なのか？自分に不足しているのは何か？
徹底的に調べました。
私立文系は英語が重要といいますが、個人的には
「英語が重要」というよりは「英語ができないと話にならない」が正しいと思っています。
慶應に行きたいならセンター英語で9割余裕じゃないと論外といった意見も散見されて
（実際は求められている力が違うので一概には言えません）
私は論外からのスタートなんだ、と
自信があったはずの英語で早々に自信喪失。
…ただ、その程度で諦められるような性格ではない私。
英語が好きかつ得意な科目なこともあり、
センター英語？満点目指してやるわ！
どこまでも強気。どこからそんな自信が湧いていたのか自分でもわかりません。
でもここで諦めていたら受かる可能性は限りなくゼロに近づいていたのだと思います。
志望校との距離を見つめたときに
絶望してしまうのか
ある程度開き直って具体的に距離を縮める努力をするか
この時点で合否の可能性は高くも低くもなりえます。
他人がどれだけ無理だと言おうと
結局決めるのはすべて自分でした。
どうなるかは自分の意志とやる気と多少の運で（笑）決まります。
環境の有利不利、圧倒的実力不足、自分の力じゃどうにもできない部分も
やっぱり存在しているけれど
どうか最初から諦めないでほしい、というのが私の願いです。
私みたいな無鉄砲受験生もいるのだと励みになったらいいな（笑）
今日はここまで。次は勉強をスタートした時の話を書いていこうかなと思います。
6月6日（木）更新予定です。息抜きにぜひ。
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