みなさんこんにちは!「日本初!授業をしない塾」武田塾静岡校講師の関野です。
年も明け、もう少しで新たな学年に進級することになる時期ですが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
今回は、来年受験生になる学生や、来年もう一度受験に挑戦しようと考えている学生にむけて、1年後の受験を見据えて今からやるべきことについてお話します。ぜひ最後までご覧ください。
1.これまでの学習について
突然ですが、みなさんはこれまでの学習を振り返ってみて、どのように感じますか?
「部活に力を入れてきたから、勉強は、、、」
「友達と遊んだり、ゲームしたり、好きなことに夢中で勉強は、、、」
「自分なりに勉強してきたつもりだけど、思うように成績が伸びない」
など、これまでの後悔や、今後の受験を不安に感じる学生が多いのではないのでしょうか。
私自身、高校1,2年生の間は部活に力を入れており、勉強は疎かになってしまい、日々赤点を回避するために最低限の勉強しかしていませんでした。
しかし、そんな経験をしてきた私だからこそ言えることがあります。
それは、「まだ間に合う、まだなんとかなる!」ということです。
とはいっても、安心しないでください。
逆に言えば、「今始めないと手遅れになる可能性がある」ということです。 夏から受験を本気で考える学生が多いですが、学年が変わるこの春から受験勉強をスタートできるかどうかで大きく変わってきます。
そこで、以下では、この時期から受験勉強を始めるにあたって、できるだけ早くに取り組んでほしいことについてお話します。
2.志望校について調べよう!
来年受験をするみなさんは、志望校は決まっているでしょうか。
大学受験では、大学によって受験科目や配点、日程が異なります。
国公立大学の受験では、基本的に共通テストと2次試験の2回に分けた受験が必要となりますが、共通テストと2次試験の比率、2次試験の形態などなど、大学によって様々です。
私立大学では、1度の一般入試が必要となる大学も多いですが、共通テストだけで合否を決める受験方式や、共通テストと一般入試の2つを必要とする受験方式もあるなど、国公立大学より受験方式が多く、複雑です。
例えば、私が現在通っている静岡大学は、共通テスト9科目と、2次試験2科目と小論文が必要であり、なかでも共通テストの配点が大きく設定されていたので、共通テストのための勉強に力を注いでいました。
このように、どの科目を優先して勉強すべきか、どの科目をいつまでに仕上げればいいのかといった、合格までの道筋を立てるために、まずは受験しようとしている大学について調べておきましょう。
3.自分の立ち位置を確認しよう!
先程は、受験の戦略を立てるために、志望校について調べることの大切さをお話ししました。
しかし、受験の戦略を立てるにあったって、志望校の知識とは別にもう一つ知っておくべきことがあります。
それは、現在の自分のレベルや立ち位置です。
部活に取り組んだ経験がある学生は分かると思いますが、初心者にいきなり実践練習をしても上達しますか。熟達者にいつまでも体力づくりをさせていても上達するでしょうか。
勉強も同じで、自分の課題やレベルにあった勉強をしないと、成績は上がっていきません。
そのため、まずは自分自身について考えるきっかけを持ちましょう。
例えば、直近で受けた模試を振り返ってみましょう。
模試は単に判定だけ見てしまいがちですが、志望校のボーダー点とどれほど差があるのか、その点を超えるためにはどれほどのレベルが求められるのか、大きく失点につながってしまっている科目や分野など、細かく見れば様々なことが見えてきます。
他にも、志望校の過去問を解いてみて、合格最低点と比較してみましょう。 志望校に受かるためにはあと何点必要なのか見えてくると思います。
このような活動で大切にしてほしいことは、あくまで自分の立ち位置をすることですので、できていなくて全く問題ありません。
受験生時代の私は、4月にこのような取り組みを行いましたが、志望校と共通テストのボーダーは300点以上離れており、2次試験の過去問も合格最低点どころか0点に近い点数でした。 しかし、それをきっかけに、「まずは基礎から時間をかけて見直そう」と考えるようになり、自分のやるべきことが見えてきました。
以上のように、模試や過去問を活用して、自分の立ち位置について考えてみましょう。
4.受験の戦略を立てよう!
ここまででは、志望校の分析、自分の立ち位置の分析といった話をしてきました。
そこで、次は実際に受験勉強の戦略について考えていきましょう。
受験の戦略を考えるにあたって、考えてほしいポイントを2つ紹介します。
1つ目は、科目の優先順位です。
正直、すべての科目を並行して取り組むのは難しいことです。 特に、国公立大学は受験科目が多いので、とても難しいです。
そこで、科目の優先順位をまずは考えましょう。
よく言われることですが、数学、英語は点数が伸びるのに時間がかかります。
一方で、暗記が中心の理科科目、社会科目は数学や英語より結果がすぐに出やすい科目です。
そのため、基本的には数学と英語の勉強に早めに取り掛かり、数学と英語の基礎が仕上がってきた夏ごろからその他の科目に取りかかるといった戦略を組むと良いでしょう。
しかし、あくまで得意不得意には個人差があります。 まずは苦手な科目や、志望校で配点が高い科目を優先して勉強できるように戦略を考えましょう。
2つ目は、はじめに取り掛かるレベルです。
先程、自分の立ち位置を知ることが大切だとお話ししました。 そのことを意識して、どのレベルから始めるのか、どのようにして勉強するのか、全ての科目において考えましょう。
武田塾では、参考書を活用した勉強を推奨しています。それは、参考書には様々なレベルがあり、授業を受けるよりも、自分にあったレベルの内容を自分のペースで取り組めるからです。
ぜひ書店に立ち寄って、自分のレベルにあった参考書を探してみてください。
私は、共通テストは全科目、2次試験は数学と英語が中心で、共通テストの配点が高い受験でした。なかでも、共通テストでは、国語数学英語が200点ずつありました。
そのため、4月から数学と英語を優先して、数学と英語の基礎が仕上がった夏ごろの段階で、国語の勉強時間を大きく増やしました。 最後に、残ったわずかな時間で理科社会を最低限勉強しました。
私はこのような戦略で勉強していたので、よかったら参考にしてみてください。
武田塾では、無料受験相談を実施しています。 自分だけでは、どのように受験勉強を始めたら良いかわからないという学生は、ぜひ活用してみてください!
5.焦らずに勉強を始めよう!
ここまでは、受験勉強を始めるにあたって大切なことについてお話してきました。
このようなことを、この時期からできると十分良いスタートと言えるでしょう。
自分のやるべきことが見えてきたら、勉強に取り掛かりましょう!
最後に、この時期から勉強に取り組むにあたって、少し注意してほしいことを1つだけお話します。
それは、焦らないことです。
今の自分のレベルは、志望校のレベルには遠いかもしれません。勉強すればするほど「本当にこれで良いのか」と不安になる日も多くなってきます。
しかし、ここで焦ってはいけません。落ち着いて、自分のやるべきことに精一杯取り組んでいきましょう。
6.最後に
今回は、来年の受験のために、今から取り組んでほしいことについてお話しましたが、いかがだったでしょうか。
来年の受験を不安に感じているが、どうすればよいかわからないと考えている受験生が、前を向いて受験勉強を始めるきっかけになってくれたら嬉しいです。
正直、今回お話した内容は、学生1人で考えるには難しく、不安に感じる部分もあるかもしれません。
そんな時は、周りの環境を活用しましょう。 受験を経験した知り合いに話を聞いたり、志望校の合格体験記を読んだりするなどすると、やるべきことが見えてくるかもしれません。
また、武田塾では、無料受験相談を実施しているので、ぜひ一緒に受験について考えていけたらいいなと思います。
いよいよ受験がスタートです。これからがんばっていきましょう!