はじめに
こちらのブログをご覧の皆さん、こんにちは!
札幌市営地下鉄麻生駅から徒歩2分、武田塾札幌麻生校です!
今回のブログのテーマは「英文解釈の正しい勉強法」です!
『読解のための英文法』は
英文を正しく読むための方法を学べる参考書で、武田塾の参考書ルートにも掲載されています。
しかし使い方に注意が必要な参考書でもあります!
残念ながら、間違った使い方をしている人も多いです。そこで、今回のブログでは、『読解のための英文法』を用いて、英文解釈の正しい勉強法を詳しく説明していきます!
また今回の内容は、武田塾チャンネルでも詳しく説明されていますので併せてご覧ください!以下が動画のリンクです。
『肘井の読解のための英文法必修編』の概要
『肘井の読解のための英文法必修編』の特徴としては5つのポイントが挙げられます。
①包括的な大学受験の英文解釈基礎を網羅
この参考書では、共通テストや産近甲龍・日東駒専などの中堅私立大学の「合格ラインに到達できる」レベルの情報が掲載されています。さらに、関関同立やMARCHなどの難関大学においては、「英文読解の足がかりになる」レベルまでの情報もカバーしています。
②33のテーマにより、確実に英文を読み解く力が身につく
名詞節や副詞節、形容詞節など、各テーマごとに必要な知識が整理されています。そのため、学習の過程でテーマごとに整理し、知識を深めることができます。
③50のポイントでテーマを強化できる
例えば、ポイント19では同格の"that"と関係代名詞の"that"の違いが解説されており、見直しの際に役立ちます。
④例題、確認問題、発展問題のステップアップ学習が可能
例題は簡単な単語や英文で構成されており、比較的容易に問題を解くことができます。確認問題を通じて自身の理解度を確認し、発展問題に挑戦することで、無理なく学習を進めることができます。
⑤シンプルでわかりやすい解説
英文解釈の参考書として、長文での解説が多いイメージを持っている受験生もいるかもしれません。しかし、この参考書では、英文図解などを用いてシンプルかつ丁寧に解説されており、理解しやすい内容となっています。
(肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本の使用目的は、受験に必要な英文解釈力を身につけることです。
英文解釈力とは、英文を読んだ際に、その文の中で何が起こっているのかを瞬時に理解し、主語や述語、省略や倒置、強調などの要素を把握する力です。この参考書を使用することで、英文解釈力を養うことが可能です。)
実際に使いながら解説します!
今回は、テーマ11の「thatの識別」について取り組んでいきたいと思います。長文ではさまざまな「that」が出てきますが、それを正しく見極める必要があります。
問題に取り組む際に、英文の赤字の単語の役割を意識して意味を考えてください。赤字の単語について、どのように解釈すれば良いかチャレンジしてみましょう。
訳し終わったら、解答を確認して丸付けをしましょう。ここで注意です!
訳が合っている場合、答え合わせをしてすぐに次に進むというやり方では全くダメです。
「問題の訳があっていれば良い」というようなそんな簡単な話ではありません。つまり、重要なのは「that」の識別です。
それぞれの例文で「that」がどういう意味で使われているのかを見極める目を養いましょうというのが、筆者の肘井先生のメッセージです。訳は大まかにできたかもしれませんが、本当に「that」の識別をちゃんとできていたのか、その点について確認してほしいのです。そのために、まずはじっくりと解説を読んでいきます。解説を読み終えると、色々なことが理解できると思います。
1番目の「that」は関係代名詞です。「that」の後ろが不完全な場合は、関係代名詞の「that」になります。
2番目の「that」は同格の「that」です。同格の「that」と相性の良い名詞もしっかりまとめられています。
そして、ポイント18では同格の「that」と相性のイメージをまとめた一覧があります。また、「ポイント」と書かれたコーナーがあります。この部分をしっかり読んで理解することが何よりも大切です。「訳が合っていたから大丈夫」というように適当に取り組んでしまうと何も身につきません。丁寧に取り組んでいきましょう!
参考書を閉じて説明する
参考書をどうやって勉強すれば理解度が上がるかというと「参考書を閉じて説明できるまで読んで理解する」ということです。参考書の内容を完全に理解し吸収するためには、読んだ後にその参考書を閉じて自分の言葉で説明できることが必要です。
この参考書を持っている人は81ページと82ページの内容についてじっくり読んでください。今からどのようにするのか説明します。1番と2番の部分について、思い出しながら説明します。
① Who that knows her can believe the story.
1番の「that」は関係代名詞です。なぜなら、後ろにthat knowsが来ていて、前の主語が抜けているからです。つまり、この「that」は不完全な文なんです。「彼女を知っている人がその話を信じることができるだろうか」というような訳になります。
② The fact that he wrote his essay is obvious.
2番の「that」は役割としては同格です。Thatの前に「fact」という同格の「that」と相性の良い名詞があるので、この「that」は同格になるのです。さらに、後ろの文が主語や目的語など、すべて揃っている完全な文であるので、この「that」は関係代名詞ではなく同格になります。「彼が自分のエッセイを書いたという事実は明らかである」といった訳になります。
このような説明を自分でできれば「that」の役割を完全に理解することができたと言えます。
今回のまとめ!
今回のブログでは英文解釈の正しい勉強の仕方を説明しました。
ポイントはとにかく丁寧に取り組むことです。「とりあえず日本語訳が合っていればオッケー」という考え方ではせっかく良い参考書に取り組んでも成績は上がりません。自分の言葉で説明できるまで取り組めば、きっと難しいと思っていた英文が読めるようになるので、ぜひ今回のブログを参考にして取り組んでみてくださいね。
お問い合わせはこちらから!
武田塾札幌麻生校では無料受験相談を行っています。
「勉強のやり方がわからない……」
「どの参考書を使えばいいのかわからない……」
「授業を受けても意味ない気がする……」
受験に関するあらゆる悩みに、無料で個別アドバイスをさせていただきます!
武田塾 札幌麻生校
TEL 011-792-7086
武田塾 札幌円山公園校