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【高校生必見・教科別勉強法】政治・経済の勉強法

 こんにちは。武田塾佐賀校です。

 夏も終わりかけていますが、いかがお過ごしでしょうか。そろそろ基礎固めが着実に終わりつつあるとよいのですが、いかがでしょうか? 

 今回は、政治・経済の勉強法を紹介していきます。公民科目のなかでも、好き嫌い、点を取れる取れない、がはっきりわかれる傾向にある科目です。そもそも公民科目のなかで何を選択するべきなのか、から、大学受験の政治・経済の科目の特徴、政治・経済を勉強するうえでのポイントまでお伝えします。

 ぜひ読んでくださいね。

公民科目はどれを選択するべきなのか?

2025年度から入試が変わる⁉

 本題に入る前にお伝えするべきことがあります。

 それは、学習指導要領の改訂によって2025年度から公民科目(政治・経済、倫理、現代社会)が大きく変化する、ということです。

新課程入試) 共通テスト 教科別コメント | 高等学校学習指導要領分析 | 大学受験の予備校・塾 河合塾

(出典;河合塾HPより引用)

 詳しくはこちらの記事を見ていただきたいのですが、上の図のように、共通テストで課される地歴公民科目が再編されます。

 おわかりのように、単独で「政治・経済」が共通テストで課されることはなくなります。

 そのため、2025年度以降に受験する方は、以下の記事を十分に注意しながら読んでください。

どの科目を選ぶべきなのか?

 現在、公民科目は、政治・経済、倫理、現代社会からなります。

 どの公民科目を選択するべきなのでしょうか?

 詳しくは、こちらの記事を参考にしていただきたいのですが、ポイントは以下の2点です。

①志望校で使えるのかどうか
大学受験パスナビで調べることをおすすめします)

②知識を関連づけて深く理解するのが得意かどうか、暗記の量が多くとも覚えられるのかどうか

 この2点に着目して、各科目の特徴をまとめなおすと、以下のようになります。

  政治・経済 倫理 現代社会
使える志望校の数 比較的多め 比較的多め 比較的少なめ
暗記量 少なめ 少し多め 少なめ
事項の深い理解 必要 (共通テストレベルでは)必要ではない 必要ではない

 この表にあらわれているように、政治・経済は、事項の深い理解を必要とする暗記量の少ない科目です。

 公民の科目選択の際には、ぜひ参考にしてください。
(一度共通テストの問題を見比べてみるのもオススメです)

 

*こちらの動画も参考になります。よろしければどうぞ

政治・経済とはどんな科目か?

 勉強するうえでのポイントをお伝えするまえに、政治・経済がどのような科目かをもう少し詳しく見ていきましょう。

 

 「政治・経済」という科目は、政治分野経済分野に大きく分かれます。

 政治とは、主権者が領土や人民を治めることを指します。

 経済とは、商品やサービスを生産したり消費したり分配したりする総体(大きな流れ)を指します。

 政治と経済はさまざまな箇所でつながりを有しており、この2つの分野があつまってできたのが、政治・経済という科目です。

(というよりも、政治経済学〔political economy〕から派生したのが政治学〔politics〕と経済学〔economics〕です)

 

 政治・経済で学ぶ知識は、社会や経済がどのような仕組みで成り立っているのかを理解するうえで欠かせないものです。

 新聞を見たりニュースを読んだりするのが好きなひとや、これから政治や社会について詳しく知りたいひと、ぜひとも政治・経済を得意科目にしてみてください!

政治・経済を勉強するうえでのポイント

 政治・経済は得意なひとと不得意なひとの差がはっきりとでやすい科目です。

 ここでは政治・経済を勉強するうえでのポイントをいくつかお伝えします。参考になればうれしいです!

①さまざまな用語・事項を関連づけて覚える

 政治・経済の覚えるべき用語数は世界史などと比べて圧倒的に少ないです。

 しかし、ひじょうに紛らわしい用語が多く、用語や事項が構成する内容のつながりが強いことが多いという特徴があります。 

 そのため、一問一答的な暗記法で単語単位でのみ意味を覚えてしまうと効率が悪いことが多いです。

 理想的なのは、たとえば暗記するうえで

①講義を聞いたり講義系参考書を読んだりして章や節の内容を大まかにつかむ

②(①を行うなかで)わからない単語や事項をチェックして、解説に不満を感じたら用語集などで調べる

③(参考書に太字で書かれているなど)重要そうなキーワードを抜き出して、一問一答的に覚える

④キーワードだけを紙に書き出して、その章や節がどんな内容だったのかを口に出したり紙に書いたりして説明してみる

⑤もう一度講義のノートや講義系参考書を読み込んで、自分の④の説明で足りない部分や間違っている部分はどこかを確認する

というようなかたちで、一問一答的な覚え方と講義(講義系参考書)の理解をリンクさせることです。

 こうすることで、用語や事項がどのような文脈で語られるのかという大まかな見取り図が得られます。

 講義を聞いたり講義系参考書を読み込んだりしても、説明の仕方などで分かりづらい場合には先生や講師などに質問してみてください。

 また、問題集を解いていて分からないことが出てきた場合にも、講義系参考書などを読み込むとよいでしょう。

②最低限の漢字練習や計算練習を怠らない

 これは、とりわけ個別試験(二次試験)で政治・経済を用いるひとに向けたポイントです。

 政治経済では、選択問題、記述・論述問題、計算問題の3種類が主に出題されます。個別試験では、記述・論述問題、計算問題が出題されることがあります。

 記述・論述問題では相応の長さで文章を書くことが要求され、計算問題では比較的易しめの計算を行うことが要求されます。

 そのため、最低限の漢字練習や計算練習を怠らないでほしいと思います。

机で勉強をする生徒のイラスト(男子)
 

 政治・経済で用いる漢字には、紛らわしいものがたくさんあります。

(例)政治資金規正法、規制緩和、不良債権、債券、小選挙区比例代表並立制、関税、間接税……

 記述問題などで間違えると確実に減点対象となるため、用語を見た際にひとつずつチェックするようにしてください。

 

 また、政治・経済で行う計算はそこまで難しいものではありません。

 しかし、文系受験生のなかには計算に慣れていないひとも多いため、政治・経済の計算問題に出会ったときには手を動かして答えが導けるかどうか、着実に確かめるようにするとよいでしょう。

おわりに

 ここまで読んでいただきありがとうございます。

 政治・経済は、少ない暗記量で高得点が狙える科目です。今回の記事がみなさんの勉強に少しでも役立つことを祈っています。

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