こんにちは武田塾佐賀校講師の伊東です。
理系の道を進むことを心に決めた受験生または2年生の皆さんは、
3つの理系科目(物理・化学・生物)の中から1つまたは2つの科目を選び極めなければなりません。
これらを選ぶにあたって、各科目に対するイメージのみを頼りにすると知らないうちに損をしてしまう可能性があります。
そんなことを防ぐためにも、今回はそれぞれの科目が持つ特徴を紹介していきます。
物理
まず、文系に最も嫌われている物理について話していきましょう。
物理という科目は、先に挙げた三つの科目の中で最も暗記量が少ない科目です。
その量は、生物や化学で必要な暗記の量の半分にも満たないといわれています。
よって、暗記を好まないという生徒にとってはうってつけの科目の一つなのです。
物理に最も必要とされる力は、「文章読解力」と「論理的思考力」、さらには「経験値」です。
「文章を正確に読み取り、整理して、自分の知識の中でひも解いていく」ということをいかにスムーズ行うことが求められるために、沢山の問題にぶつかっていく必要があります。
これ以上の物理に関する説明は長くなるので別の記事に記します。
化学
化学では物理に比べて、比にならないほどの暗記量が求められます。
しかし、一括りに化学と言っても高校化学を構成する3つの単元によって求められる力は大きく変わってきます。
1.理論化学
個人的には、ここでは物理や数学を進めるにあたって求められる力と非常に似たものが必要になると考えています。
「文章を正確に読み取り、整理して、自分の知識の中でひも解いていく」
これを流れるようにする力が必要になるため、「暗記量」と「経験値」がバランスよく求められます。
2.無機化学
無機化学では、99パーセント暗記力がものを言います。
資料集などをもちいて視覚的に暗記したり、何度も一問一答を繰り返していけば確実に力がついていきます。
なので、ある程度まで行くとそこまで大きな差はつきません。
3.有機化学
上に示した無機化学と混合されて語られることの多い分野ですが、もちろん異なる部分は存在します。
有機化学では、吸収した知識を自らつなげていく力が有利に働きます。
ただし、暗記力だけでもどうにかなる分野でもあるので、やはり無機化学と大きな差はありません。
生物
先に紹介した2科目と比べると圧倒的に暗記力が求められます。
物理の3倍、化学の2倍ほどの暗記量が待っている科目であり、文系受験者が理科基礎科目として生物基礎を取ることも多いです。
物理や化学でも難しい名前の付いた現象や名称はたくさん存在しますが、実際問われるのはその中身であり、ラベルである名前はそこまで重要視されていません。(覚えなくていいというわけではない)
しかし、
生物では、難しい名前そのものを問う問題が相対的に見て非常に多く、ゆえに暗記力が求められるのです。
最後に…
科目を紹介するにあたって「求められる力」という言葉を多用しました。
しかし、実際「求められる力」はどの科目でも変わりません。
ただし、それぞれに付随する係数の大きさには違いがあります。
こういったものを見極めることで自分に向いた科目を選び、受験戦争をより有利に戦えるのではないでしょうか。
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