こんにちは、武田塾佐賀校講師の伊東です。
だいぶ前に、科学的に正しい目標の立て方を説明したブログを書きました。ぜひ、まずはそちらをご覧ください。
今回は、私が3か月で6科目の偏差値を17もあげることができた勉強計画の立て方を紹介します。(国語、数学、英語、化学、物理、地理の6科目です)
目標設計と計画
正しい目標の立て方でも書いたとおり、計画や目標を定めるときに意識しなければならないことは、短期的かつ具体的で達成可能なものにするということです。
ですが、受験勉強というものは1年から短くても半年近くはかかるものです。
なので、半年後の試験に対して「試験ではこの点数を取るぞ」と意気込んで目標を設定して計画を立ててもほとんどの場合はうまくいきません。
では、さっそく私の具体例を見ていきましょう。
1,現状を知る
まず、私は小さなメモ帳の左端に使う科目名前を箇条書きで書き、それぞれの一番最近の点数を科目の横に書いていきました。
するとどこがよくてどこがダメなのかが視覚的に判断できます。
こうすることで、より具体的な目標を立てやすくなるのです。
現状の視覚化は想像以上の効果があり、イメージでとらえている自分の得意不得意を、はっきりと再認識できるので、受験で重要になってくる「危機感」を得たり大きなモチベーションになったりします。
また、勉強以外においても「自分の現状を書きだすことで視覚化する」という作業は、メンタルの安定や自分をコントロールする力の向上にも役立つことがわかっているので、受験においては様々な意味で非常に有効だといえます。
2,一番近くに予定されている模試に焦点を当てる
これは学校でもよく言われていましたが、「なぜ」「どうして」などの理由を述べられることはありませんでした。(少なくとも私の母校では)
ですが、短期的な目標は長期的な目標よりも良いと科学的に証明されているように、これは正しい考え方の一つなのです。
ここで意識しなければならないことは、達成可能な目標にするということです。
模試までの期間を考慮して、
自分の一日にとれる勉強時間とそれぞれの科目にかけられる時間の分量を考慮した目標にしましょう。
そのために私は、メモ帳のページの一番上に模試の名前と日程(曜日まで)を明確に記載していました。
そのうえで、立てた目標の点数を現状の点数の右側に記していました。
3,模試を受けた後
点数がわかった後は、目標点数のその右側に結果を書いていきます。
すると目標を達成できた科目とそうでない科目がはっきりと分かります。
ここで大事になってくるのは、点数が上がったか下がったかだけではなく、目標を達成できたがどうかです。
自分の判断で、達成可能だと思っていたものがうまくいっていないのであれば、勉強法やかけた勉強時間などのどこかにエラーが起こっていることになります。
なので、自分の思いつくエラーの原因を書き込んだ後に次の模試の目標を立てていました。
これは私一人の実例なのでいくらでも自分なりにアレンジしてみてください。
その時に気を付けることは正しい目標の立て方に書いてあるので、読んでみることをお勧めします。
武田塾では、講師と共に1週間ごとの目標を具体的に立てます。
生徒との相談のうえで行っているのでもちろん達成可能なものになっています。
計画を立てるのが苦手で成績が伸び悩んでいるという受験生の皆さんは気軽に無料受験相談に来てみてくださいね。