こんにちは、武田塾佐賀校 講師の伊東です。
受験生の皆さんはいろんな形で自分の力試しをすると思います。
学校や塾で模試を受けると当然ですが自分の成績が判明します。
全国の同じ模試を受けた人たちとの差だったり、入学を希望する大学への合格率だったりが可視化できますよね。
自分の成績が可視化されたから目標を立てるということは基本的にいいことです。しかし、正しい目標設定ができなければ、成績の伸びに悪い影響を及ぼすことになってしまいます。
ダメな目標の立て方
では、ダメな目標の立て方とは何なのでしょうか?
それは、希望的な観測からくる目標設定です。
よく、「大きな目標を持て」だとか「夢を見るなら大きく」といった言葉を耳にしますが、こういったことは基本的に成果の出にくい目標の立て方なのです。
実際に、今目の前にあることをおざなりにする人ほど、大きな目標を立ててしまうことがわかっています。
なぜ「大きな目標」を立ててしまうといけないのかというと、多くの場合、「大きな目標」は長期的かつ抽象的で希望的なものだからです。
このようなものは、今日やるべきことまでも抽象化させてしまいます。すると結果がなかなか出ません。そんな状態のまま、大きな目標を追い続けることになるのでメンタルが不安定になり、勉強に集中できなくなるのです。
正しい目標の立て方
正しい目標の立て方とは何でしょう?
それは、短期的かつ具体的で現実的なものです。
つまり、今日もしくは今週やることを鮮明に明確化し、さらにそれを達成可能なものにすることです。
そのためには自分の現状をより詳しく誰よりも知っておくことが必要です。
それは、「どの科目が苦手か」だけではあまりにも不十分で、「どの科目のどの分野がどのくらいできないのか」まで知っておく必要があります。
そして、そこから成長するためにできることは何かを考えていくと自然と今日やることが具体的になっていくのです。
そして、限りなく細分化された課題(苦手な分野)の克服は一日から一週間で終わります。
すると次の目標を再設定できます。この繰り返しが成績の伸びにもメンタルの安定にも最も効果的だといえます。
著名人たちの言う「大きな夢を持て」はいったいなんなのか
では、本田圭佑などのビジネスでも成功している人が「大きな夢を持て」と言っているあれはどうなるのか。
彼らは「大きな夢」を見据えたうえで、今日やることを誰よりも具体的にしています。
その理由に、彼は「今日という一日のすべては明日の準備、その繰り返し」と言っています。
「大きな夢」はだめだと最初に言いました。
しかしそれは、ほとんどの人が「大きな夢」を持つことによって今日やることを抽象的にしてしまい、また、「大きな目標」はどうしても目に入ってしまって、上を見続けることに精神が疲れてしまうからなのです。
これから勉強していくうえで、「レベルの高い大学に受かりたい」という目標をもつのはいいことです。
ただ、そのために今の自分は何をすべきかをより具体的にしていきましょう。
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