武田塾の認知度も上がってきて、電話でお問い合わせいただくと「授業をしないんですよね」と言われることが何度かあります。今回はそもそも武田塾はなんで授業をしないのか、授業をせずに何をするのかについて書ていこうと思います。
授業をのんびり受けて時間を無駄にはしていませんか？
高校生の皆さんこんにちは！武田塾大曽根校です。高校生の皆さんはもちろん、浪人生の方も高校時代、授業を受け、課題などで自学自習を進めていたと思います。
同じ勉強でも、勉強スタイルは大きく分けて授業と自学自習の２つがあると思います。
さて、この２つの勉強方法にはどんな違いがあって、どんなメリット、デメリットがあるか知っていますか？
今回はこの２つの勉強方法の違いを紹介したいと思います。
授業
まず、授業とは、皆さんご存知の通り、先生が教壇に立ち、理論や問題の解説をし、生徒は一斉にノートやプリントを埋めながら受ける講義のことです。
メリット
利点としては耳で聞き、自分の手で書くことでその場その場で覚えやすくなることや、先生が重要なポイントを教えてくれるので、情報の整理が楽になります。また、やる気がなくても、どんどん先に進んでいくのもいいことかもしれません。
デメリット
全員が足並みをそろえて進むため、自分は分かっていても話を聞いていなければならず、無駄が多い、また、先生は一回しか話さないのでいつも集中していなければならない、などの欠点があります。
皆さんは先生がわかりきったことを話しているため退屈していたところ突然重要ポイントを話され、聞き逃してしまったことはありませんか？
また、わかりやすい授業を聞いて、「わかった」だけではできるようになりません。問題を解くためにはアウトプットの場が必要となります。
授業で得た知識をアウトプットするには自学自習が必要です。
講義や参考書で知り得た知識を組み合わせ、問題を解いていくことがアウトプットになります。
自学自習
メリット
自分のペース、自分の勉強したい分野を集中的に勉強できることが挙げられます。
苦手とする単元や分野は人によって違います。
そのためある偏差値を取ろうと思った時に重点的に勉強しなければならない分野は人によって違います。
授業では全員同じ範囲を同じペースで進むため苦手を補強することはできません。だから苦手が苦手のまま放置されてしまいます。
デメリット
授業のように、ひっぱっていってくれる先生はいませんから、やる気がなければ進めて行くことはできません。また、間違った勉強法をしていても指摘してくれる人は誰もいません。自分自身で探っていく必要があります。
ここまで読んでくださった皆さんならいかに自学自習が重要か分かったと思います。
ここからは自学自習を行う上での重要なポイントをいくつか紹介します。
１つ目は
それぞれの学習に対して、目的意識を持って行うこと
です。今行なっている勉強は何のために行なっているのか、後々どのように役立つのかを考えていくことが必要です。例えば、英単語を勉強しても、長文がすぐ読めるようにはなりません。ただ英単語を覚えるのは辛いです。しかしながら長文を読むために必須であることをふまえれば、頑張れそうではありませんか？
２つ目は
毎日たとえ少しずつでも1日やったことを完璧にしてからその日の勉強を終了すること
です。どれだけ早く勉強を進めていってもやったことが身についていなければ意味がありません。人間はたくさん経験した情報は大事であると認識し、記憶しやすくなると言われています。たとえペースが落ちるとしても毎日勉強したことを完璧に理解しておくことで結果として効率の良い勉強につながるのです。
３つ目は
自分自身の頭で考え、五感を使って勉強すること
です。試験会場では解答をその場で教えてくれる参考書は持込めません。考えるのは自分自身です。そのため、毎日の勉強の中で筋道を立てて考えるような癖をつけてください。勉強を進めていく上で間違えるのは当然のことです。そのあとに解説を丸暗記するのではなく、解説を熟読し、解説を噛み砕いて自分の言葉で説明できるようになるまで考え抜いてください。また、ただ参考書を読むだけで理解するのは難しいです。時には書いたり、音読をして知識を整理して勉強を進めていくことも大切です。
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