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2019年8月10日開校の武田塾大宮西口校です。
日本初、授業をしない！大学受験逆転合格専門の塾になります。
2021年度、上智大学の一般試験が大きく変わる
以前から上智大学が2021年度入試の制度を変えることは発表されていました。
2021年度入試、つまり現状の高校2年生が受けることになる入試は、
記述式を含む大学入試共通テストの導入など変更の多いものになります。
上智大学新入試については方式や科目などが分かりませんでしたが、
この度詳細が発表されました！
どのような変更があるのかを知っていなければ対策も難しいもの。
また、同じ私立大学でも変更の方向性は大きく違います。
（早稲田大学の変更点については▷こちら）
というわけで今回は、2021年度上智大学一般選抜について触れていきます。
※この記事では国際教養学部、理工学部英語コース、S P S F以外の全学部全学科について記載しています。
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2021年度からの民間英語4技能試験導入が延期となった影響で、試験の内容は変更になる場合がございます。 以下については、2019年7月26日に発表されました内容をもとに作成しております。 |
①英語4技能外部試験が必須に！受験方式は3種類
これまで私立大学の一般入試のイメージとしては、
大学が独自で出す筆記試験の合計や偏差値等で合否を出すものだったかと思います。
しかし、2021年度の上智大学の一般選抜では、
大学の独自試験のみで受験できる方式は廃止されます。
その代わりに、
TEAPなどの英語4技能外部試験や、
大学共通テストを併用していく方式などが新たに導入されます。
受験方式は以下の3方式です。
TEAPスコア利用型（全学統一日程入試）
この方式は、
英語4技能外部試験の1つであるTEAP（またはTEAP CBT）のスコアと、
大学の独自試験1~3科目の成績によって合否を出す方式です。
2020年度入試でも上智大学にTEAP利用型入試は存在しますが、TEAPの利用方法が異なります。
2020年度入試では既定のスコアが無ければ受験できないという「受験資格」として利用でしたが、
2021年度入試はTEAPのスコアを入試の得点として換算し合否判定に使う「得点換算」としての利用です。
TEAPの結果は2021年度入試では2019年度と2020年度のものが使えます。
学部学科試験・共通テスト併用型
この方式は、
大学入試共通テスト3~4科目の成績と
大学の学部独自試験1~2科目の成績、
英語4技能外部試験の成績による加点によって合否を出す方式です。
この方式の学部独自試験は、
「数学」「現代文・古文・漢文」といったような形で出されるものもあれば、
これまでの科目にとらわれない広い出題範囲もあります。
例えば、心理学科では「心理学のための理解力と思考力を問う試験」とされています。
例題はまだ発表されていないため、どのような出題になるかは想像しかできませんが、
これまでのような対策では対応できない可能性が高いと思います。
英語4技能外部試験については、2020年度の4月から12月に受験したものが使えます。
共通テスト利用型
この方式では、大学入試共通テスト4~6科目の成績と、
英語4技能外部試験のスコアによる加点によって合否を出します。
イメージとしては現行のセンター試験利用入試＋英語4技能外部試験といった感じですね。
英語4技能外部試験については、2020年度の4月から12月に受験したものが使えます。
このように、すべての方式で英語4技能外部試験の結果が必要となります。
上智大学を志望する人は、TEAP（もしくはTEAP CBT）利用入試があるため、
まずはTEAPを受けてみるのがよさそうですね。
TEAP（TEAP CBT）は高校2年生から受験が可能です。
TEAP利用入試のみ2019年度の成績を使うこともできますので、
受験生になるのを待たずに早めに受けてみるのもよいかもしれません。
②神学科、心理学科、看護学科で面接が必須！
神学部神学科、総合人間科学部心理学科・看護学科では、
すべての方式の試験で、面接が必須になります。
面接は2次試験として設けられているため、
1次試験である学力試験を突破した人だけが受けられます。
内容などの詳細についてはまだ何も発表されていません。
意志等の最終確認としての面接という可能性もありますし、
面接においても選抜する意識が強いものになる可能性もあると思います。
学力試験だけでなく、今後は面接についても対策が必要になる場合があることに注意ですね。
③英検は2020年度から始まる新方式のみ利用可能
TEAP利用入試以外は2020年度の結果しか使うことができないため、すべての方式において英語4技能外部試験の結果を提出することが必須となっていますが、
英語4技能外部試験の中でも結果を提出可能なものとそうでないものがあります。
実用英語技能検定（英検）を利用しようと考える場合、
2020年度からはじまる新方式を受験する必要があります。
新方式は以下の3種類になっています。
「英検2020 1days S-CBT」（高校3年生向け）
「英検CBT」（対象制限なし）
「英検2020 2days S-Interview」
（CBT方式では受験が難しい、合理的配慮が必要な障がいのある方向け）
CBTというのはパソコンを用いて受験する方式で、
受験者は答えをマウスやキーボードを使って入力します。
もちろん自宅のパソコン等で受けるということではなく、試験会場で受験します。
問題の内容が大きく変わるというわけではありませんが、
パソコンの操作が苦手な人はマウス操作やタイピングなどを練習しておくと安心かもしれません。
実施回数に関しては、
「英検2020 1days S-CBT」、「英検CBT」については常時実施という形になっています。
具体的にどのように運用されるかはまだ分かりませんが、提出できるスコアは2回分になります。
まとめ
いかがでしたか？
入試方式の変化や面接の追加など大きな変更が目白押しでしたね。
大学入試共通テストも記述式の問題や英語はリスニングの配点が100点など、
センター試験とはまったく違う内容になっています。
（大学入試共通テストの詳細については▷こちらもどうぞ）
そのため、これまでの入試と同じ対策をしても上手くいかない可能性が大変高いです。
また、大学入試改革による変更は私立大学間でも異なるため、
併願校などについても丁寧に調べていかないと、対応できないことも大いにあり得ます。
今後も本ブログでは変更のあった大学について逐一お知らせしていきます。
（本記事は2019年7月26日に上智大学から発表された情報をもとに作成しています。）
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