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【大学受験の歩み方】大学入試のために必要な出願書類の内容とは?

皆さんこんにちは!!

武田塾新潟校です。

今回は大学受験時に気になる様々な情報について解説していきます!!

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始めて受験するご家庭も、既に受験を経験したご家庭も、今年度から変わった受験制度になかなかついていくことは難しいと思います。

特に共通テストって?となる人は少ないと思いますがまずは基本事項から解説していきます。

共通テストとは?

2021年度から新たに導入された試験、それが「大学入学共通テスト」です。

今まで「大学入学センター試験」というものがあり、このテストは全て「マークシート方式」での問題解答をしていました。

しかし、専用の対策や裏技的に問題を解答する技術が増え、「その問題の仕組みは理解していないが、とりあえず解けるor正解が選べる」という勉強の本質を失う結果になってきました。特に問題だったのが、解答が分からなくても番号を適当に塗るだけでも正解が取れる、という運だけで点数が上がる人もいる状態でした。

その問題を解決するべく、「思考力や分析力を意識させた問題」へ国語と数学を一部記述式へ変更し、解答させる「大学入学共通テスト」になりました。これに伴い、英語はリーディングとリスニングだけはなく、ライティングとスピーキングを生かした「外部試験の結果」を受験に用いる予定でした。

しかし、この「記述方式」というのが問題で、国語であれば採点基準を明確にすることである程度対応できますが、数学は解法が複数ありそのすべての解法を網羅した採点官を確保する事が容易ではなく、また字の汚さや判読できない基準、人為的に起こる採点ミスなどすべてを対策することができないということから、2021年度は「記述方式」ではなく全ての科目で「マークシート方式」を採用した試験になりました。

また「外部試験」というも問題です。この外部試験とは英検などで行われる英語4技能を試験するものであり、指定されている試験団体であれば良いのですが、この試験は地方と首都圏では試験実地回数が大きく異なり、また遠隔地の受験生はわざわざ数百キロ離れた受験地に行かないと受けらません。その試験も国や学校の負担ではなく、個人負担であるため低所得者層は受験が困難になり学問の平等性を問題視する結果となりました。その結果この「外部試験」というものも延期になりました。

2021年度は「マークシート方式」になりましたが問題自体も例年と同じとはいかず、問題の本質である「思考力や分析力を意識させた試験」へ変化し、今までとは異なる時間や問題構成に変化しました。

その変更される内容一覧がこちらです。

科目 変更点
英語(リーディング) 大問1,2を長文へ変更 得点100点に変更
英語(リスニング) 大問3から1回読みに変更 得点が100点に変更
国語 実用的内容(新聞記事など)を評論文として出題
数学Ⅰ・ⅠA 試験時間70分に変更
化学・物理・生物・地学 大問5、6の選択問題が必須問題1題に変更

 

特に英語の変化は著しく、例年40~50点分出題されていたアクセント+文法問題が全て消失し、かつリスニングに比重が置かれるため読めるだけではなく、聞き取れることが求められるようになりました。

こういった問題の変化や、試験方式の変化を経たものが今年度の「大学入学共通テスト」になりました。

 

さて簡単ではありますが「大学入学共通テスト」について説明させていただきました。

この時点で良く分からないとなっている方は、ぜひ一度武田塾にご相談に来てください!!

続いては出願についてです。

例年同じような内容ではありますが今年度から出願書類などが変わっている大学もありますので色々とご説明いたします。

出願について

まず出願とは何かご説明いたします。

出願とは、「大学に受験願書を提出する」ことです。

願書とは、各大学が定めた形式書類があり大学の資料請求時に、大学資料・出願書類と書かれたものがありそちらを請求する事で入手できます。

願書の入手方法

1、大学の資料請求ページから申し込む

2、テレメールから申し込む

3、オープンキャンパスなど大学イベント時に配布されている

4、直接大学に行き入手

これらの方法で願書が入手できます。

その願書を使い出願するのですがその方法は2種類あります。

1、郵送での出願

こちらは近年少なくなってきましたが、5年ほど前はこの出願が主流でした。

出願の仕方は単純で、

1、大学の願書などを取り寄せる

2、必要書類を集め、受験費用を郵便局などで支払う

3、記入事項を全て埋め、内容に不備が無いか確認し、同封されている封筒や送付先を書いた封筒に入れて郵送する

4、郵送後1~2週間程度で受験票が送付される

この流れで出願が可能でした。

2、インターネット出願

この出願方法は近年の主流になっており、大学独自のサイトから申し込みができます。

その際、出願費用をクレジットカード決済するものや、郵便局や銀行から支払ってその支払い証明書を他の書類と一緒に郵送するものあります。

細かな部分は大学ごとに異なりますので、こちら詳細は各大学でご確認ください。

 

この二つの出願方法で大学受験を申し込みます。

しかし、ただお金を払い、郵送するだけ申し込めるわけではありません。

申し込みにはそれぞれ異なった書類を提出しなければなりません。

次はその書類についてご説明いたします。

 

 

出願書類とは?

出願書類は下記の通り複数あります。それぞれ大学によって必要なものが異なってきますので、必ず募集要項を確認し出願書類の間違いが無いよう注意してください。

また大前提として、これらの書類のほとんどは開封厳禁です。開封されたものは受験で使用できませんので取り扱いは十分注意してください。

調査書(高校生・高校卒業生・高専3年次修了者・在外教育施設生及び卒業生)

調査書は、高校3年間の生活を元に作成されます。現役生は、3年生の1学期終了時点の内容、既卒生は3年全ての内容で作成されます。

内容は学業成績・授業態度・出席日数などを総合評価したことが記載されており、担任の先生からの生徒の印象など細かな内容が記載されています。しかし、この書類の内容で合否が決まる事は私立大学ではほとんどありません。私立大学の必要書類に書かれていても、「この書類は合否などに使用しない」と明記されている大学もありますので学業成績がどれだけ悪くてもあまり気にしないでください。

ただ国公立や医学部は、この書類の内容も点数化され合否にかかわる大学もありますので注意してください。

卒業証明書(高校卒業生)・卒業見込証明書(高校3年生)

これは、受験者がその高校を卒業した事を証明する書類のため、学校の成績は記載されていません。

基本は共通テストの出願時に必要になる書類ですが、大学によって調査書or卒業証明書のどちらかですので必ず各大学の出願書類を確認して下さい。

高卒生は、自分の出身校に連絡し発行してもらい、高校3年生は学校が発行しますので進路面談時に受験校を確定しその後学校から発行されます。

現役生は無料の学校がほとんどで、高卒生はこの発行の際に1枚につき300円~500円程度費用が掛かります。

また発行までに、申し込みから1週間~2週間程度かかり出願のタイミングを間違えると、受験できないという事になりかねませんので注意してください。

合格証明書・合格見込成績証明書(高校卒業程度認定試験受験者及び合格者)

この書類は、高校を中退した人が「高校卒業程度認定試験(旧大学入学資格試験)」に合格又は合格見込みの人が必要な書類です。

この書類は、文部科学省サイト内の「証明書交付願・各種申請用紙ページ」から用紙を印刷し、内容を記入、返送用封筒に指定金額の切手を貼り、用紙に書かれた郵送先に送ってください。

その後1週間程度で発行され郵送されてきます。

大学入学共通テスト成績請求票

これは、共通テスト利用方式に出願する人が必要な書類です。

この書類は「大学入学共通テスト」の申し込みを行った人に、受験票とともに12月中旬ごろ配送されます。

大学の出願時には、出願用紙などにこの書類を貼り付けます。

枚数は国公立・私立共に既定の枚数しかありませんので、追加でほしい場合は別途請求する必要があります。
請求方法は「大学入学共通テスト」の受験案内に記載されている、「受験案内再発行等申請書」をコピーし返信用封筒に指定の金額を貼り付け同封し申し込んでください。

※注意:再発行申請するとその際の受験票、写真票、成績請求票は再発行されたもの以外は無効になります。この「大学入学共通テスト成績請求票」だけは最初に発行されたものと、再発行されたものの両方が使用できます。

志望理由書

この書類は大学への志望理由を書いて提出するために必要な書類です。

ほとんどは総合選抜入試(AO入試)や学校選抜入試などの、推薦入試の際に使用します。

入手方法は、推薦であれば願書入手時に同封されているか、受験案内から切り取る、大学の出願サイトから印刷のどれかで入手します。

この書類の完成度で面接や試験結果が大きく左右されますので内容に不備なく、丁寧な字で全ての行を埋めるようにしなければいけません。

また、今年度より一部の大学で一般入学試験の出願時に提出必須になったところもあり注意しないといけませんが、まだ実験段階なのか書類の内容が合否にかかわらないという事が掲示されているのでご安心ください。

資格証明書

これは英検など外部試験を利用した受験の際に必要になる書類です。

外部試験利用受験については、大学入学共通テストについて延期されたと記載しましたがこの詳細については、『試験方式』についてでご説明いたします。

この書類はどの資格でもいいというわけではなく、各大学が指定した資格のみを提出する必要があります。多くは英検などの英語資格であり数検や理検、漢検などは使用できませんのでご注意ください。

ただし、推薦試験の場合はどの資格が利用できるかは大学ごとに異なりますので必ず出願書類を確認してください。

運動能力証明書

この書類は体育学部で必要になる書類です。

受験者の運動能力を記載したもので、試験日に実技が出来ない場合や、地方受験会場で実技試験が出来ない場合などにその実技の代わりに点数が付けられます。

入手方法は、現役生であれば学校の先生に依頼すれば測定または既に記録した数字を記載してもらえます。

既卒生の場合は、卒業校に連絡し測定してもらうか、過去の実績を記載してもらってください。

この書類自体かなりレアで、ほとんどの大学で必要とされていませんが、国士舘大学の体育学部受験の際に必要となりますので、必ず出願書類を確認してください。

だるま 受験

 

これらが一般試験の申込時に必要となる出願書類です。

他にも大学によって必要なものがありますが、そちらは割愛させ頂きます。

 

ここまでの内容が分かれば、基本的な出願が可能になりますが、次の記事ではどのような試験方式があるのか、お得な大学と学部についてご案内いたしますのでご期待ください!

 

またここまでの内容で、よくわからなかったり、ほかの書類について教えてほしいという方はぜひお近くの武田塾にご相談ください!

 

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