【物理・化学編】新高３生が３月末までにやっておくべきこと
こんにちは！
武田塾中野校（03-6382-6363）です。
【中野校】武田塾、実際の校舎に行ってみたシリーズ！
↓
今回は理系志望の新高3生が、物理・化学などの理科教科について
３月末までにどこまで仕上げるべきか？
というテーマでお話ししたいと思います。
2023年の入試も終盤に差し掛かり、合否を発表する大学も増えてきました。
いよいよ新高3生の皆さんが主役となり、来年度の受験に備えて、受験勉強に取り掛かり始める時期です。
そんな中、今回は理系志望の方向けに、以下のような疑問点や悩みを解消できるように
記事作成いたしました。
・理系は数学だけやっておけば今の時期はOK？
・物理、化学はどの程度仕上げたほうが良いのか？
・物理、化学は具体的にどのように勉強すればよいのか？
ぜひ最後までご覧ください！
大学受験における物理・化学の重要性
大学受験は「英語と数学で決まる」という格言がありますが、実態は違います。
確かに英語と数学は範囲が膨大なため、高1、高2生から始めて完成度を高く仕上げる必要があります。
しかし、理系大学の配点を見ると、物理化学の配点が高い大学が多く見られます。
例えば、
・慶應大学の理工学部や薬学部は、数学：英語：理科は１.５：１：１
・医学部は数学より理科の配点が高い大学は極めて多い
（旭川医科大学、秋田大学、奈良県立医科大学、徳島大学、徳島大学）
・早稲田大学は理系学部すべてにおいて数学：英語：理科は１：１：１
など理科科目は合否を決める重要科目であることが分かります。
それでは具体的な勉強法をまずは物理から始めます。
【物理編】
科目の全体像
物理は、学習順に
①力学
②熱力学
③波動
④電磁気
⑤原子物理
の5分野から構成されています。
入試の配点割合のイメージとしては、
力学：熱力学：波動：電磁気：原子物理＝
30：15：20：30：5
という感じです。
しかし実際は一番重要なのは力学で割合としては60くらい必要な感覚で大丈夫です。
なぜかというと、すべての分野において、力学が基本的なベースとなる考えを学べるからです。
公式を覚える
物理においてまず重要なのが公式を覚えることです。
物理は数学の勉強に近い部分があり、
先に公式を覚えてしまうことが問題を解くのに手っ取り早い方法です。
公式を覚える上で
みなさんがやりがちなことがあります。
それが公式の過程を見落としてしまうことです。
公式の過程というのは、
教科書にも小さい文字で書いてある公式の導き方のことです。
実際難易度が高い問題などは
その過程を覚えておくかどうかが問題を解く鍵になったりします。
問題を解く
公式を覚えられたらどんどん問題を解いていきましょう。
特に物理は問題を積み重ねることが
一番効果的な勉強法です。
この後おすすめの参考書を紹介します。
要素分解をする
要素分解とは「この問題のこの部分にはこの公式を使う」などの、
問題文章の要素を分けてそれぞれに公式を割り当てていく作業のことです。
公式を覚えられてくると文章を見るとどの公式を使えば
いいかが見えてきます。
解説を読んで整理することも非常に重要です。
問題を解いて正解・不正解で判断してはいませんか？
物理の問題を解く上で大切なのは問題のどの部分で
どの公式を使うのかを整理・理解することです。
もし間違えてしまった場合も
その問題のどの部分でどの公式を
使うのかを自分の頭に叩き込んでください。
【物理】おすすめの参考書
それでは実際に物理の参考書ルートをお伝えします。
まず初めに講義用参考書としては
「浜島清利 物理講義の実況中継」
をお勧めします。
これは後に接続する
「物理のエッセンス」
という参考書と極めて相性が良いからです。
というのも同じ著書で、
一問ごとに解き方を身に付けるような
物理の本質的な勉強がとてもやりやすいのです。
また、学校などでも配られることがある
「リードα物理基礎」
でも物理の本質的な勉強法が身に付きます。
とにかく復習を徹底的に行ってください。
物理は数学と同じような側面があるため、
答えを導けるだけではなく
なぜその解き方なのかを説明できるまで復習してください。
この徹底した復習により物理の本質的な力が付き、
他の問題への応用力につながります。
また、物理のエッセンスやリードαで基礎が固まり次第、
「良問の風 物理頻出・標準入試問題」
に取り組んでください。
これはマーチレベルを目指すための参考書です。
そしてマーチレベルができるようになれば
「名門の森物理」
に取り組んでください。
これは早慶レベルを視野に入れた参考書となります。
問題のレベルが上がると設定が複雑となり
その場で考える要素も増えていきます。
実は
「物理のエッセンス」
↓
「良問の風」
↓
「名門の森」
という物理ルートは多くの早慶、東大などの
難関大学合格者が通ってきた鉄板ルートなのです。
ぜひみなさんも頑張ってこのルートを完璧にこなしてください。
その中でもやはり重要なことは
基本の理解
です。
基本が理解できていれば
複雑な問題も基礎の組み合わせなので
対応が可能です。
【物理】新高3生が3月末までにどこまで参考書を進めればよいのか？
以上を踏まえて、新高3生が3月末までに
仕上げたほうが良いレベルや参考書をお伝えします。
結論、物理のエッセンス2冊分の1冊である
「力学、波動」を完璧にできると素晴らしいです。
物理は力学、波動分野が最も配点としては高いため、
最も優れた基礎の参考書である
「物理のエッセンス」の「力学、波動」
をつぶせると良いです。
ちなみに武田塾の参考書ルートでは「物理のエッセンス 力学、波動」は
3か月で終わらせるように設定されています。
また、物理のエッセンスの力学、波動の終了後には
「良問の風」の力学、波動分野を始めるのもありです。
つまり、熱、電磁気、原子分野は頻出ではないので、
先に力学、波動を極めてしまうというルートで物理を攻略するのも
かなり有効な手段だと思います。
【物理】まとめ
以上が、新高３生が３月末までにやっておくべきこと【物理・化学】編でした。
今回は
・理科の配点の大きさから理科の重要性
・物理の勉強法
・物理を3月末までにどこまで仕上げるべきか
というテーマでお話ししました。
物理の量が多くなってしまったため、化学は次回のお楽しみにしておいてください。
では今回もご精読ありがとうございます。
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