大学受験における現代文の重要性と現代文の勉強法！

こんにちは、大学受験予備校・個別指導塾の武田塾向ヶ丘遊園校です。
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今日は現代文の重要性と勉強法をお伝えしたいと思います。

いざ受験勉強を始めるとなった時、多くの受験生は現代文の勉強を軽視しがちです。

しかし、現代文の重要度は非常に高いです。

ではその理由を説明していきましょう。

全科目の礎としての重要性

現代分以外の科目である、英語・日本史なども「日本語」で出題され、「日本語」で理解し考察します。そして「日本語」で回答します。すべてのプロセスは「日本語」が基本となっています。国語力が向上すれば、例えば、英語長文における解釈力も正確性が増し、スピードも上がります。現代文の勉強で文意を掴む力が向上すれば、他科目の得点力アップにつながります。

現代文の勉強法

現代文の大学受験における重要度の解説の次は、現代文の力をどうやって上げるかです。

1．語彙力

言葉の正確な意味を知らなければ、文章を正確に理解できません。曖昧なまま文章を読み進んでしまうことになります。受験用語彙集・評論語彙集・漢字の意味を覚えておく必要があります。

２．文法力

英語を考えても分かる通り、言葉の決まりである文法の理解が足りないと、文章を正確に理解することはできません。例えば、長くて複雑な文を理解するには、どれが主語で述語かなどを文法的に確定させていく能力が必要です。日本人でも文法理解力は個々人で大きな差がありますから、現代文の苦手な生徒は、高校生でも、文法を学び直すことが役立ちます。

３．論理的読解力

評論文には、文章構成上の決まった｢型｣と、｢構成要素(パーツ)｣があります。「型」とは「主張⇒根拠」、「根拠⇒主張」などで、「構成要素」とは「テーマ、主張、根拠(具体例、体験談、引用など)」です。これらを判別して話の流れ(論理)を読み取ることの出来る能力を「論理的読解力」と言います。

論理的読解力が身に付けることで、筆者の主張や流れが分かり、問題を解きやすくなります。

論理的に読めることで、文章の重要な部分とそうでない部分が判別でき、各部分の役割(主張、テーマ、根拠、具体例など)を理解しながら読むことができるようになります。

４．要約力

要約力は国語力と現代文の成績を上げるために最も役立つ能力の一つです。

要約は、キーワードとキーセンテンス、主張を見つけ、それを論理的につなげれば書けます。キーワードとキーセンテンス、主張は文章の最も重要な部分で、その重要な部分が問題として出されるので、これらを読み取ることができれば、文章の意味や論理が分かり、問題が解けるようになります。

記述問題にも「入れなければならない言葉」があり、それを回答することが重要になります。

５．本質を見極める思考力

現代文には文章の深い意味合いを理解しなければ解けない、書けない問題も出ます。そのような問題を解くには、人生経験や読書量、深く思考する能力などをひっくるめた「本質を見極める思考力」が必要です。これは「人間力」と言い換えることもできます。本質を見極める思考力は国語力の基盤となり、とりわけ小論文で鍵となる能力です。