ブログ

英文和訳BOOT CAMP!!~要諦シリーズ第3弾~|武田塾京都校

英文和訳BOOT CAMP!!

どうも!京都の予備校と言えば武田塾京都校!講師のS.Yです!

9月に入りました!!

4月から始まって5カ月。1月のセンター試験まで4カ月半、入試シーズンの2月まで5カ月。

折り返し地点に来たといっても良い時期でしょうか。

受験をするにあたって、勉強するにあたって、考えておいてほしいこと、知っておいてほしいことをたくさん書いてきた僕のブログですが、受験が近付くと直接受験に関わる知識を提供するブログの方が需要があるのではないかと思って、少しそういったブログを増やしていこうかと考えている今日この頃のおれだ~(PON PON⤴)。

ということで、何回やるか全く決めていませんが、「英文和訳BOOT CAMP」と題して、英文和訳をする上で気をつけてほしいけれど、参考書等に「直接的に」書かれていることはあまりないポイントを抑えてもらうための演習形式のブログを書いていこうと思います。

このブログを読むときは、紙とペンを用意して、答えを実際に紙に書くことをオススメします。

※最近の入試問題を用いることも多いと思います。大学名、年度、日程は明記しますので、先に過去問としてやりたい方は飛ばしてもらって構いません。

なお、以前、英文和訳をするときの日本語について(その1)というブログも書きました。

このブログ連載の前身的な位置づけになりますので、まだ読んでない(やってない)方は先にやってから、この連載に取り組むことをオススメします。

 

 

 

問題

The properties of a piece of matter are defined not by the basic building blocks themselves but by the way they are organised into hierarchies.(京都大学2015年度文系前期)

 

がんばって紙に答えを書きましょう。

問題文を紙に写して構造把握をやってみるのも良いでしょう。

 

解答と解説

 

解答

一つの物(質)が持つ数々の特性は、その基本的構成要素自体によってではなく、その構成要素がどのように階層秩序に組織されるかによって定義される。

 

まずは答え合わせをしてください。

 

解説

京都大学の出題した英文の冒頭の一文ですが、大学名でビビる必要はありません。

英文は和訳問題になっているところに限らず出題しているので、大学の難易度とはそこまで関係ありません。

とはいえ、冒頭の一文からこのような文章が出ると、面食らいますかね。

 

まずは文全体の構造を確認しましょう。

The propertiesが主語、are defined (not) byが動詞の部分で受け身の形になっている。

そして、not by ~but by ~ときておなじみの文構造が出てきている。

まずはこのようにマクロ的な視点から大まかな文構造を把握しましょう。

これをやらないと、by the way=ところで???みたいなことをやらかしかねません。

分析の結果、「SはAによって(Vされるの)ではなく、BによってVされる。」というフォーマットになるだろうなということが分かります。

 

これをやってはじめてミクロ的な分析ですね。上の、S,A,B,Vを日本語にしていきます。

 

1.S The properties of a piece of matter

propertyは多義的な用語で、調べて見ると、

property:財産、資産、所有物、所有地、地所、土地(建物)、所有権、所有、(ものの)特質、特性

とたくさんの意味がありますが、大きく分けて「資産」と「特質」でしょうか。

a piece ofは1つの。matterも多義的で、

matter:問題、事、事柄、(原因となる)事柄、(…の)種、(漠然と)物事、事態、困ったこと、やっかいなこと、(精神界と対照して目に見える世界を構成している)物質

とたくさんの意味がありますが、とりあえず「物」と置いてみて、後半を訳してから適切なものを選んでみましょうか。

続く動詞がareであることも考慮して、複数形で訳す方が良いでしょう。

 

2.V are defined by

~によって定義される。 以上。

 

3.A the basic building blocks themselves

building blocksとあるので、レンガを積み上げて形作るイメージでしょうか。

注意しなければならないのは、the basic building blocksが名詞であるということですかね。

しかも、basicは形容詞、buildingは分詞形容詞として両方ともblocksにかかっているということです。直訳するとすれば、「基本的な積み上げられたブロック」といったところでしょうか。basicはbuildingにはかからないので、「基本的に積み上げられた」とはなりません。積み上げ方が基本的なのではなく、あくまで基本的なのはblockです。

文脈が分からないので、もしかしたらレンガの話をしているかもしれないですが、意訳するかどうかは全体を見て判断しましょう。

 

4.B the way they are organised into hierarchies

AとBは対になる表現でしたから、theyはthe basic building blocksでしょう。

the way (that)以下は、文になっていて、organise〔+目的語+into+()名詞〕〈…を〉〔…に組織する.が受け身の形になっていると分かります。

「それが階層秩序に組織される」となりますね。

 

これらを組み合わせると解答のようになるでしょうか。

細かい言い換え表現は解答のとおりになっている必要はありません。

解説で書いたようなことが踏まえられていれば大丈夫でしょう。

なによりもやってはいけないのが、マクロ的な視点で見ることを怠り、文構造を捉え損ねること、フォーマットを誤ってしまうことです。

 

さらばじゃ。

 

 

 


 

 

 


武田塾は、「逆転合格」のノウハウをもった専門の塾・予備校です。

武田塾の勉強法を正しく身につければ成績は勿論、学力が上がり

そしてそれは皆さんの将来に必ず役に立つものです。

今の勉強法に悩んでたり諦めかけている人、目指している志望校と今はどんなにギャップがあったとしても武田塾で逆転合格を目指しませんか?

武田塾京都校には、そんな仲間が集まっています。

共に頑張りましょう!まずはお気軽に校舎に相談に来てください。



武田塾京都校 アクセス

校舎独自サイトはこちら!

 

京都の烏丸で予備校、塾、個別指導といえば!
大学受験の逆転合格専門塾【武田塾京都校】

 〒604-8146
 京都市中京区一蓮社町300 パームビル2F
 (阪急烏丸駅、京都市営地下鉄四条駅・烏丸御池駅、徒歩4分!)
 TEL:075-255-5777

武田塾では無料受験相談を実施中!

 

あなたに合った勉強法を教えます!

無料受験相談に行ってみる