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【記述対策】記述することの重要性について【文理共通】

こんにちは!
武田塾川口校です。

さて、本日は記述の重要性というテーマでお話いたします。
国公立大学志望の生徒は当然ながら対策していますよね?
一方、マーク式の試験が中心の私立大学を志望している生徒の皆さんはそこまで手厚く対策を行っていないのではないでしょうか?

私立志望とはいえ記述の練習をすることは文理問わず非常に重要な勉強法です。
以下に記述の練習を行う意義などを記しておきますのでご参照ください!

記述練習することのメリット

思考回路のチェック

記述の練習をするということは、自分の思考を文面化するということです。
普段の何気ない生活の中で意識することはほとんどないと思いますが、私たちの言語はだいたい崩れています。
「~みたいな」「~的な」というあいまいな表現を多用したり、聞かれていることの答えになっていない場面が多くあります。

例えばこのようなシチュエーションでは何がおかしいかわかりますか?

A「武田塾の宿題、ちゃんとやった?」
B「実は水曜とかは忙しくて。。。」

日常会話の中であれば私たちはこのやり取りから【察する】ことができます。
おそらくBさんは水曜日付近は忙しくて、その日の周辺は宿題ができていなかったことが言いたいのでしょう。
ただし「やったかどうか」という問いに対して「できなかった理由」を言うのは、答えとしては適切ではありません。

このようにして私たちは知らずのうちに問いに対しておかしな答えを返してしまっているのです。

記述の練習をすることによって、自分の伝えたい答えが文面化されます。
このように文章に起こすことによって答えるべき内容がしっかりと答えられているかチェックできるので、問いに対して適切な答えを導き出しやすくなります。

これは入試で記述を扱う受験生に限らず、全員にとって重要なスキルです。
実際の入試問題でも「問いに対しての答えとしておかしくない?」という表現が選択肢中に紛れ込んでいることは珍しくありません。
4択の選択肢の中から誤りであるものを確実に削り取れるように、自分の思考過程や答えとして考えているものを文面化することは非常に重要といえます。

 

復習

特に数学などでは計算の途中などでミスを起こしがちです。
しっかりと途中の計算式や思考過程を記述しておくことで、自分がどこから間違えたのかが見直しやすくなります
これを書いておかないと間違えに気づいたときに最初からやり直さなくてはならなくなったり、制限時間内に処理できないとあきらめざるを得なくなったりと、良いことなしです。

また、数学の証明問題などでは緻密な論証が求められます。
直感的に「こうだから」という理屈も、それが正しいことを論証して使っていかなければなりません。
特に、文字式をほかの文字や関数などで置き換えた場合に発生する範囲の限定などは日々記述の中で練習しておかないと簡単に忘れてしまいます。

数学に関しては難関大であればあるほどマークシート式ではなく記述式が増えてきます。
理系で四工大(東京電機、工学院、東京工科、芝浦工業)以上の大学の受験を検討している人は、答えが合っているかということだけでなく記述までしっかりできているかというところまで復習時にチェックするようにしてください。

 

記述練習時の注意点

記述の練習をするときにはいくつか注意点があります。
以下の点について気を付けながら記述の練習をしてみてください。

 

問いに対して適切な答えであるか

先述の例のように、会話の中では問いに対して聞かれた内容への答えでなかったり曖昧な表現で答えていたりと、答えとして不十分な場合が多いです。
まず気を付けなければならないのはこの部分で、何を聞かれているのかを把握することから始めましょう。
読解系の問題では特に答えが名詞なのか文なのかが分かれており、間違える人が多い印象です。

例)
彼は傘を忘れたので焦って大雨の中を帰った。
Q「彼が焦ったのはなぜか。」という問いに対しては「傘を忘れた【から】」と理由をこたえるべきで、
Q「彼を焦らせたのは何か。」という問いに対しては「大雨」と名詞でこたえなければなりません。
今までたくさんの生徒を見てきた中で最も多い間違え方が、この答え方を間違えるというものでした。

文(理由など)を聞かれているのか名詞を聞かれているのかを明らかにしたうえで解答の作成を始めるようにしましょう。

 

文がねじれてないか

長い分を前から書いていると、主語と述語の関係が崩れる場合があります

例)
「彼はメンバーを車で送迎しますが、【私の役割は】メンバー全員が帰ったあと、忘れ物がないか確認して、【部屋の掃除をします】。」

上の文章の何がおかしいかわかるでしょうか?
【 】を付けた部分が主語と述語になっていますが、この部分がおかしいですよね。
役割は、と言われたら掃除をする【こと】という名詞で記述しなければならないところを掃除を【します】という動詞で解答しているところが違和感の原因です。

おそらく文章を書いているうちに「私の役割は」という主語が「私は」に勝手に変換されてこのようなことになってしまうのでしょうか。
このような主語に対して述語がきちんと対応していない状況を文がねじれている、といいます。

書いてみた後にねじれていないかチェックする習慣をつけましょう。

 

使用する前提を論証しているか

数学などでは式に条件が付加されることが多くあります。
「正の定数aについて」というように問題文にそれが付してあります。
私たちはこの前提を用いて様々な数式を処理していくことになるのですが、これを断りなしに用いてはいけません

例)
a^2=3 (a^2はaの二乗)
よってa=√3 (√aはルートa)
一見するとこの記述は正しいように見えますが、実はこれでは不十分なのです。

正しくは
a^2=3
よってa=±√3
いま、条件よりaは正の数だから、a=√3
となります。

前提を無断で使用する上の例は解答の数値としては合っていても、論証が不十分であるということを理由に減点対象となります。
問題文に書いてある条件や、条件を論証したうえで条件の使用および解答の記述ができているかというところをチェックするようにしてみてください!

 

まとめ

練習でも記述をするということは非常の重要なことです。
記述を使用する大学を受験する人は過去問演習などでは塾や学校の先生などに添削を依頼しましょう。
英語や国語の記述式では「大体の意味が合っているからOK」とすると、本番で予想外の減点をくらう可能性もあります。
しっかりと対策をして今後の勉強に活用してみてください!

 

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