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併願校について考えましょう!【直前期に余計な悩みを増やさない!】

こんにちは!
武田塾川口校です。

受験生の皆さんは第一志望校や第二志望校など、行きたい大学や学部が定まっていると思います。
しかし、大学受験は自分の行きたい大学だけを受験するというのは難しいものです。

志望順位の高い大学に合格できなければ浪人!と決意している人はともかくとして、絶対に現役での大学進学を目指している現役生やこれ以上の浪人が許されない浪人生は今年の入試で確実に決めなければなりません。

本日は併願校の決定基準や、受験校数など、併願についてお話していきます。

直前期になると勉強に集中したいと思いますので手間のかかる併願については早々に片づけておいたほうがいいですよ!

 

併願校は3つにレベル分け!

第一志望校や第二志望校など「ぜひとも進学したい!」と思えるような大学を第一志望群と呼ぶことにしましょう。
このように群でレベルを分けた場合、合計で3つのレベル帯にわけて併願を考えることになります。

 

3-4-3のレベル分け

大学入試では8~10個の大学や学部を受験するのが平均的です。
その中でも志望群を均等に分けて、3校、4校、3校くらいに分けるといいでしょう。

挑戦校:3校
第一志望群に属する大学群です。
おそらく、現状の偏差値では届かないような大学ではないでしょうか?
これから頑張って何とか逆転合格したいと思えるような大学は3校くらい受験してもいいでしょう。

実力相応校:4校
第二志望群に属する大学です。
自分の偏差値相応の大学群で、第一志望群に合格できなかった場合の二番手としての役割です。

安全校:3校
第三志望群に属する大学で、人によっては滑り止めとも呼ぶ大学群です。
とにかく浪人を回避したい受験生たちは、確実に受かるような大学を見繕わなければなりません。
だいたい、自分の偏差値よりも10以上は低い大学を3つ受験することになります。

第一志望群は多くの受験生がすでに決定していると思いますので、今回は実力相応校や安全校の考え方を中心に説明していきます!

※「自分の偏差値」とは、おそらく皆さんのほとんどが受験するであろう河合塾の共通テストプレや第三回の全統マーク模試での偏差値のことです。

最も受験者数の多く、偏差値が一番正確に出る模試なのでぜひとも受験してほしいと思います。

 

志望校の決定基準

皆さんは第一志望校や第二志望校はどのような決定基準で決めましたか?
第一志望を決めたときと同じような決定基準で併願校が全部決まるとも限らないので、併願校を決めるための基準となるようなものをいくつかご紹介します。

 

学びたい分野から決定

一番オーソドックスな決定基準になるとは思いますが、学びたい学術分野を学部学科として設置している大学を併願の候補にする決め方です。

大学で法律について学びたいと思っている受験生は法学部の設置されている大学を併願校として受験することになります。

学びたい科目が明確な人にオススメです。

 

キャンパスから決定

実力相応校や安全校は「是が非でも行きたい!」という大学ではなく、おそらくは百歩譲って進学してもいい程度の存在だと思います。
そのような大学があまりに遠い場所にあると、なおさら行きたくなくなってしまいます。
仕方なく進学するくらいの大学であれば距離が近い大学や都市部にある大学を選択するというのも考え方の一つです。

自分の利用している路線の沿線であったり、新宿や渋谷、池袋などを通るような路線を使う大学であれば帰宅時のラッシュは覚悟しなくてはなりませんが、帰る途中の寄り道などが有意義に過ごせるのではないでしょうか?

例えば川口駅を最寄りにしている場合は、京浜東北線の沿線にある大学として赤羽の東洋大学、神田の専修大学などが候補として挙がりやすいですね。

また、赤羽で乗り換えることもできるので埼京線沿線や上野東京ライン沿線の大学も考えられそうです。

また、アクセスだけでなくキャンパスの環境も十分に考慮の対象になります。
都心に乱立したビル群の中にあるビルキャンは法政大学市ヶ谷キャンパスや明治大学リバティタワー、東京理科大学の神楽坂キャンパスなどが有名です。
日大や専修、二松学舎大学も同様にビルキャンです。
「せっかくの大学生活であればビルキャンでなく、広い敷地のある大学がいい!」と思ったらこれらの大学は併願の候補から除外したほうがいいかもしれません。

個人的にはキャンパスの環境は結構重要だと思っていて、やっぱり大きな敷地を持っている大学のほうが学祭などの盛り上がり方もすごいと思うので、どうせ併願校であれば広いところがいいなと思っちゃいますね!

 

ブランドから決定

ネームバリューや大学のブランドも併願校決定の基準になります。
安全校~実力相応校での併願決定のお話なので早慶やGMARCHなど、あまりにハイブランドな大学は今回は対象外としましょう。

大学のネームバリューは大学の学力レベルだけに限りません。
例えばラグビーの強豪である帝京大学や駅伝の常連である国士舘や東京農業大学もネームバリューのある大学といえます。
過去10年間以上、生徒の併願面談を実施して思いましたが「どうせ併願校なら知名度のある大学に行きたい」と思っている受験生は結構多かった印象があります!

 

以上3つの決定基準について紹介しましたが、これらの候補は手厚く用意しておきましょう。
受験直前の願書を出す瞬間まで志望校は変わる可能性があります。
最善の選択ができるようになるべく選択肢は多く残しておきましょう!

 

併願校の組み方

併願として受験する大学の候補が定まったら次は試験日程を組むことを考えましょう。
ここは直前期にやってもいいことなのですが、せっかくなのでご紹介します。

 

レベルは徐々に上がっていくように!

安全校、実力相応校、挑戦校はこの順に試験日程が組まれていることが理想です。
受験は想像よりもメンタル勝負な側面が強く、序盤で志望レベルの高い大学を受験して万が一うまくいかなかった場合には「次の大学は絶対に決めなきゃ」というプレッシャーからか、本来の実力が全く出せなくなる生徒も少なくありません。

実際に志望レベルの高い大学から受験し始めてうまくいかなかった生徒が「私もうダメだ」と泣きながら次の入試まで勉強に手を付けられなかったという例もあります。

泣くまで行くと極端な例に思われるかもしれませんが、実際に「多分不合格だろうな」という受験の感覚はそのあとに強く尾を引くことになります。

おそらく浪人生の方々はこの気持ちがわかるのではないでしょうか?
このような思いをしないためには偏差値な低い大学から確実に合格できたという実感を得ながら受験日程を消化していくことがおススメです。
合格確定の大学を確保しているので最悪の場合でも浪人することはない、という安心感が余計な緊張感をほぐしてくれます。

上智大学など、志望順位が高くなりそうな大学の割に試験日程の早い大学などは要注意です。
第一志望群であれば決して止めることはしませんが、序盤中の序盤に最難関大学が待ち構えていることになるので覚悟が必要です。

 

試験日程は過密すぎず、開けすぎず

体力に自信があっても最長3日連続くらいが大学入試の限界だと思っています。
電車で高校に通っている受験生は承知かと思いますが、真冬の満員電車は体力を使います。
寒くてコートなどを着て電車に乗っても、満員電車内ではすぐに熱がこもって暑くなります。
しかし簡単には脱げないので通学だけでも一苦労ですよね。

大学入試では全国各地から同じ日時の同じ試験会場に受験生が集結します。
当然ながらいつも以上に電車内が混雑することが予想されますよね。
入試シーズンの川口駅では電車待ちの長蛇の列が駅の改札前まで伸びていることがありました。
寒い中電車待ちするのも長時間になってしまうこともあるんですね。

また、上記で紹介したように受験はメンタル勝負なので精神的な疲弊も考慮に入れましょう。
強い緊張感の中3科目分の入試を消化したら終わった瞬間にどっと疲れが襲ってきます。
以上の要素から、試験日程は連続3日までにしておくことをオススメします。

 

手続き期間の長い大学がおススメ!

大学では合格してから入学手続きまで期間が指定されています。
この期限内に手続きを行わないと当然ながら入学の権利は取り消されます
より志望順位の高い大学の合否結果が発表される前に手続き締め切りが来てしまう困ります。

万が一のために手続きを完了させたとして、納めた入学金は入学辞退しても返ってこないのです。
私立大学だとだいたい30万円ほどかかります。
このお金を無駄にしないために、手続き期間がなるべく長い大学を選択します。

志望順位の高い大学の合格発表の後に手続き締め切りをおくことで、その大学の合否を確認してから併願校の手続きを行うか選択できるようになります。
大学の合否確率には影響を与えるものではありませんが、無駄な出費を抑えるという観点からも考慮に入れておくといいでしょう。

 

まとめと補足

大学には入試問題に傾向があり、当然ですが各大学ごとに異なってきます。
その中でも学部は違えど同じ大学であれば問題傾向が似ている場合が多く、対策に手間がかからなくなります。
受験校を設置学部によって決めている受験生はこのような併願決定は難しいかもしれませんが、同じ学部でも複数の受験日程を用意しているような大学であれば検討の余地はあるのではないでしょうか。

2月に一般入試はピークを迎えますが、志望校の決定は年内に90%は終わらせておきたいところです。
そのように考えると10~12月の3か月でそこそこ固めておきたいですね!

 

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