こんにちは！
武田塾河内松原校です！
本日は、楽しみながら英語脳をつくる方法についてお話したいと思います！
楽しみながらと言ってもfunnyな内容ではなく、知的好奇心をくすぶられるようなinterestingな学習です！
今回お話しする内容は単語・文法などの基礎が固まり、簡単な英文であれば読解できる人向けのため、単語と文法が怪しい人はまず基礎を完璧にしましょう！
隙間時間を使ってリスニング力と速読力を鍛えるのに最適な「耳から学習」を紹介していきます。
早速本題に入っていきたいと思います！
英語動画を見よう！
ある程度英語が出来る人、簡単な文章は訳せる人であれば、英語動画での学習は非常に効率的です。
英語でのプレゼンテーションやスピーチなど、出来れば10分程で収まる短いものが効果的です。
一番効率的なのは参考書などで一度読んだ長文の音声を聴いて内容を理解することなのですが、内容がおもしろくないと積極的に聴こうとはならないですよね...
結局音声を垂れ流しているだけで頭では全然違うことを考えている、なんてことにもなり兼ねないため、せっかくなら楽しみながら興味をそそられるようなテーマの動画を見ましょう！
英語の動画を日常的に見ることで、「apple=りんご」と訳すのではなく、appleと聞いた瞬間りんごのイメージが浮かび上がってくるような状態の「英語脳」にするのに有効です。
長い文章でも日本語に訳すことなくそのまま理解出来るわけですから、もちろん読解スピードは格段に上がります。
同じ音声を何度も聴くということは非常に大切です。
某大手予備校のCMで有名英語講師が「音読を通して正しい形が頭に入る」というようなことを仰っているのを見たことがありませんか？
あれは正に英語学習の本質を突いており、音読とは異なりますが複数の同じ音声を何度も何度も繰り返し聴く事により、「正しい英語の形」が自然と頭に残るようになります！
それでは、楽しみながらリスニング力と速読力を鍛えられる動画を紹介していきたいと思います！
Ted Talks
皆さんは「Ted Talks」をご存知でしょうか？
Ted Talksとは、簡単に言うと英語でのスピーチです。
様々な国の一般人が様々な主題で10分程のスピーチを行います。
一般人と言いましたが、過去にはビルゲイツも出演したことがあります。
2015年に「次の疫病大流行が来たら？」というテーマでプレゼンテーションを行い、コロナ渦の現在、再び注目を集めている動画の一つですね。
扱うテーマは非常に幅広く、人種問題や環境問題、幸福の秘訣、ビジネス、言語についてなどきっとあなたの興味をそそるものもあるはずです！
ちなみに2022年度の北海道大学の二次試験でTed Talksをテーマとした長文が出題されました。
内容はTed Talksのとあるスピーチをまとめたもので、見たことがある人にとっては文章を読まなくても解けるような問題でした。
テーマは本当に幅広いため、私が最近視聴した動画の中で印象に残ったものをいくつか紹介したいと思います！
おすすめ①いないいないばあで世界を変える
「いないいないばあで世界を変える」は個人的にとても好きな内容で、7歳の女の子が「幼児期における親との関わりの大切さ」を語っています。
初めは7歳の子を見守るような気持ちで視聴していましたが、段々と真険に聞き入るようになり、非常に考えさせられるスピーチでした。
Ted Talksは大勢の聴衆の前で話すのですが、7歳の女の子のスピーチを聞いている大人たちの表情も段々と真剣なものに変わっていきます。
タイトルだけ見ると子どもの夢物語のように思われますが、その内容は理路整然としており子どもだからこそ大人の心に響くような、大変印象に残ったスピーチでした。
おすすめ②Ted Talksで賢そうにプレゼンする方法
この動画は非常に有名で、youtubeで「Ted Talks」と調べればすぐに出てきます。
内容ですが、タイトル通り「賢そうにプレゼンする方法」について話して実演しているだけで中身は全くありません。
本人も全くわからない謎のグラフや数字をパワーポイントで紹介し、重要なことでも議論しているかのように身振り手振り添えて話す、ただただファニーな動画です。
しかし、このようなファニー寄りのプレゼンでも学ぶことはたくさんあります。
声の抑揚のつけ方や何気ない仕草など、聞き手を説得するのに必要なコミュニケーションにおいて如何に中身以外のものが重要であるかを痛感させられます！
Gariben TV
Gariben TVはyoutubeのチャンネル名で、英語でのスピーチやニュースを日本語＋英語字幕つきで見ることができます。
先ほどお話したスティーブジョブズのスピーチや、かの有名なキング牧師の「I have a dream」から始まるスピーチのフルバージョンもあります。
こちらはTed Talksと違い、自己啓発系の内容が中心で語り手も著名人ばかりです。
ハリーポッターのハーマイオニー役で有名なエマワトソン、歌手のエドシーラン、日本からは作家の村上春樹、歌手の宇多田ヒカルなどのスピーチがアップロードされています。
このチャンネルの特徴はなんと言っても日本語訳が正確で綺麗なところです。
一つひとつの単語、文章がとても丁寧に訳されています。
それではオススメ動画を紹介したいと思います！
言語を学ぶ唯一の方法
「一つの言語を習得する＝ネイティブスピーカーとコミュニケーションが取れるようになる」と考えている人も多いのではないでしょうか。
私もこの考えには賛同します。
では、コミュニケーションを取れるようにするためにはどうすればいいのでしょうか？
多くの人は脱日本的教育、恥を捨ててとにかく話す練習を積み重ねることが言語習得の一番の近道と考えているだろうと思います。
しかし、本スピーチ話者の言語学者であるスティーブン・クラッシェンはインプットこそが言語習得の唯一の方法であると言及しています。
インプットと言っても単語や文法を重視した日本語的英語ではなく、文章のインプットです。
つまり、文章として正しい形を覚えることにより初めてスピーキングも出来るようになるということです。
これまで日本で詰め込み式の教育を受けてきた皆さんはインプットと聞けば暗記と思うかもしれません。
しかし、正しい英文を覚えるのに暗記は必要ありません。
繰り返し繰り返し複数の同じ音声を聴くことにより、正しい形が自然と頭に残るのです。
このことを本スピーチでは具体例も交えながら科学的に話しています。
英語脳の仕上げ方
ただ動画を見ているだけで英語脳が開花されるわけではありません。
矛盾するようですが、あくまで意図的に、自然と開花されていくものなのです。
朝起きて「あ、英語脳になってる」というようなものでもなく、気づけば英語を英語のまま理解できるようになっているため、その日が来るのを辛抱強く待ちましょう！
日本語字幕で見よう！
最初は日本語字幕つきで見ないと何を言っているのかほとんどわからないと思います。
日本語字幕を見ながら、英語ではこんなこと言っているのかな？と軽くでいいので考えてみて下さい。
本当に軽くでいいです。
あくまでメインは動画の内容を楽しむことなので、英語に注意がいきすぎると内容が入ってきません。
日本語字幕を見ながら内容を理解し、どんどん他の動画も見ていきましょう。
一本の動画だけを繰り返し見るのはさすがに飽きてしまうため、３～5本ぐらいお気に入りの動画をストックしておくのがいいでしょう。
お気に入りの動画が決まれば日本語字幕つきで何度も見てください！
英語字幕で見よう！
続いて英語字幕に切り替えて見ていきましょう。
日本語字幕で何度も見ていれば、多少英語が理解できなくても話の内容は理解出来るはずです。
また、「ここはこう言っていたんだな」というような知的快楽も生まれるはずです。
この段階で脳は「英語を英語のまま理解」しようとするため、自然とリスニング力と速読力が鍛えれられます。
再び日本語字幕で見よう！
ここでもう一度日本語字幕に切り替えましょう。
英語を聞きながら日本語訳を見るのは変わらないですが、「正しく英語を聞き取る」のが大きなポイントです。
初めに聞いた時とは比べ物にならないほど聞き取れるようになっているはずです。
それも共通テストのリスニングのような機械的な英語でなはく、生の英語を聞き取るわけですから本当の英語力が養われていきます。
字幕なしで見よう！
最後は字幕無しで聞きましょう！
今までは英語脳をつくり上げる下準備に過ぎません。
ここから何十回、何百回と音声を聞き、同時に理解するようにしましょう。
英語→日本語訳→理解
ではなく、
英語→理解
が出来るようになれば英語脳はほぼ仕上がっています。
同じ動画で英語のみで理解出来るようになれば、どんどんその数を増やして下さい。
理解しながら繰り返し聞くことにより、自然と英語特有のリズムが摑めてきます。
一つの言語を習得する際にその言語特有の「リズム」を感覚で摑むことは非常に重要です。
それはいくら口頭で説明しても伝わるものではないため、ひたすら実践あるのみです！
ぜひ皆さんもたくさんの英語に触れることによりリズムを摑み、英語脳を開花させて下さい！
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