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【やるなら今しかない!?】9月入学におけるメリットとデメリット②

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改めましてこんにちは!!

西鉄春日原駅から徒歩1分、春日原校校舎長の田口です!!

 

本日は前回に引き続き、

【9月入学】におけるメリットとデメリット、

『デメリット編』を紹介していきたいと思います\(^o^)/

 

前回の『メリット編』をご覧になられていない方は、

こちらのリンクから是非ご覧ください(^O^)/

9月入学~メリット編~

 

それでは今回は『デメリット編』を紹介していこうと思います!!

まずは前回の復習から確認をしていきたいと思いますので、

是非こちらからご覧ください(^o^)

 

~前回のおさらい~そもそも9月入学とは??

なぜこのような考えが生まれたのでしょう??

日本では4月に入学をし、3月に卒業をする、

という流れが昔からの伝統であり、

1月1日で新しい年号へと変わっていきますが、

年度の始めは4月1日であり、4月1日から、新しい学年に進級をし、

新しい仕事が始まる、という流れが一般的です。

 

しかし、2020年2月中旬~5月中旬まで小中高校が休校となり、
(5/20(水)時点でも休校の学校などは全国にありますが)

4月1日になっても、例年のように学校での学習をスタートさせることが出来ず、

『教育を受ける機会』が奪われてしまったために、

主に高校生を中心として【9月入学】を求める運動が広がり、

政府においても【9月入学】を議論する段階までに突入しています。

 

学年ごとに教育を受ける権利に差が生じるのは本来あってはならないことであり、

過ぎてしまった時間は取り戻すことが出来ないために、

これから訪れる時間を使って、みんなが平等に学習を行うことが出来るようにする、

これが【9月入学】の1番のポイントではないかと思います。

 

しかし、【9月入学】におけるメリットとデメリットはどちらも多く存在しているために、

なかなかすぐに結論が出るような問題ではなく、

アンケート回答者の立場、年齢、業種によって大きく意見が分かれるのです。

 

以上までが前回のおさらいとなります。

それでは以下からは【9月入学におけるデメリット】を紹介していきます(^o^)

 

できるだけ短く紹介!!【9月入学】のデメリット

①教育の場の負担が増える

現在、日本においては、

4月に入学をし、3月に卒業をするという流れが定着をしており、

この流れは保育園・幼稚園~大学まで続いていきます。

 

しかし、9月入学が実施されれば、大きく仕組みが変わることになり、

行事の変更や学習指導要領の変更も必要になってくると思われます。

また、すべての機関が足並みをそろえて、

同時に9月入学を実施しなければならないため、

多くの時間と人員、労力が必要となります。

 

そのために、これまでも9月入学が唱えられてきましたが、

全面実施が難しいと判断をされ、今日まで採用されることはありませんでした。

デメリットにもたくさんありますが、これが1番大きな要因ではないかと思います。

 

②小学1年生の数が約1.4倍になる

小学校は、満6歳の誕生日以後における最初の学年の初め(最初の4月1日)から6年間、

学校に通う必要がある、と学校教育法で定められています。

もし9月入学が実施をされると、「最初の学年の初め」が9月1日に変更となり、

4月2日~9月1日に生まれた子どもたちが9月入学の範囲に該当をし、

小学1年生の数が1.4倍になると推測をされています。

 

小学1年生は新しいことを覚え、学校生活に少しずつ順応をしていきますが、

子どもたちの数が増えると、学級編成の数自体を変更しなくてはいけないかもしれません。

小学1年生の学びというものはとても大切なのです。

 

③教員の人員不足

②の「小学生の数が1.4倍になる」に関係をしていますが、

今後、特に対策を講じなければ、

教員の数が約2万8千人不足すると推察をされています。

 

教員の数が不足をしたままの状態が続くと、

小学1年生は35人、小学2~6年生は40人の学級編成が難しくなり、

1人1人に着目をした教育が出来なくなってしまいます。

 

また、教員不足に陥ってしまい、学校の受け入れ人数が限界を超えると、

現在幼稚園などで多く発生をしている待機児童の数も併せて増加します。

こちらも対策をとらずにこのまま時間だけが経過をしてしまうと、

約16万7千人の待機児童が新たに生まれることになり、

十分な学びを提供できなくなってしまいます。

 

一見その場だけの問題に見えるかもしれませんが、

子どもたちの将来などを考えると決して短期的な問題ではなく、

長期的な目線に立って、解決法を考える必要があります。

 

④未就学児の対応が難しくなる

②で小学1年生の数が1.4倍になってしまうとお伝えをしましたが、

本来、4月1日に小学校へ入学をするはずであった未就学児は、

翌年の9月1日に入学の選択肢が存在することになります。

となると、2021年4月に誕生日を迎える子どもたちは、

2021年9月に入学をすることとなり、

7年と5か月もの間、義務教育を受けることが出来なくなってしまいます。

 

また、入学が出来ない間にどこに通わせることが出来るのか、

また、保護者の負担がどれくらい増えるのかなど、

数字では計算が出来ないことも多く、解決策が見つかるまで時間もかかるでしょう。

 

⑤試験の時期などの変更

仕事に就くために試験が必要な、

医師・薬剤師・看護師・教員などは、

4月から就業をするためのスケジュールで試験を受けている実際があります。

しかし、9月入学となれば、9月から就業をするシステムへと変化をするので、

試験の時期を変更させる必要があります。

 

また、これらの試験時期の変更に伴い、

大学入試の時期も併せて変更になるかと思います。

本年度の入試に変更があるのかは明らかにされていませんが、

予定通りに進むと、

令和3年(2021年) 1月16日(土) 1月17日(日)に実施です。

 

最後に・・・

他にも経済に関するデメリットなども存在していますが、

本日は『子ども』や『高校生』に関わるデメリットをまとめてみました。

 

そして、2回にわたり、

【9月入学】におけるメリット・デメリットを紹介してきましたが、

主に高校生に関係のあることは、【入試がどうなるのか】についてだと思います。

 

現状、試験日程や試験範囲の変更についてはアナウンスされていませんが、

このまま例年通りに試験が行われるか、という点については、

やや分からない部分もあるかと思います。

 

ですので、今、皆さんが出来ることは、

『これまでの範囲を完璧に復習し、試験に備える事』のみだと思います。

 

様々な不安や心配を抱える気持ちはわかりますが、

個人的に思う事ととしては、

『心配になるほど何かをやったのか』、『基礎は本当に確実にできているのか』

の2点に尽きます。

 

やってもいないのに不安に感じても、成績は1点も上がりません。

まずはやってみる事、そこから、何が出来て何が出来ないのかを考えてみるようにしてください。

 

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