世界史用語マルチ・トレーニング（旺文社）の使い方を説明しました！ - 個別指導・予備校なら逆転合格の武田塾一宮校

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今回はついに武田塾と学びエイドのコラボ参考書、

「武田塾一冊逆転プロジェクト」

の1冊で、

「世界史用語マルチ・トレーニング」

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という参考書が旺文社から出たので、これを紹介したいと思います。

「世界史用語マルチ・トレーニング」の構成

「世界史用語マルチ・トレーニング」は、1つの単元を3ステップで整理できるようになっています。

文章：用語を暗記し、内容を理解する
地図：場所を覚える
年表：時系列（時代順）で流れを覚える

文化を除けば3ステップの構成になっていています。
全部で58単元から構成されています。

特徴的なのは、地域毎にまとめられている点です。教科書や他の参考書は、地域毎ではなく時代順に並んでいるので、ヨーロッパを勉強していたと思ったら次は中国とか、その地域での歴史の流れや因果関係が掴みづらいものが多かったです。しかし、「マルチ・トレーニング」は地域毎に歴史がまとめられているので、その地域で何が起こっているのかが分かりやすく書かれています。オリエントの後に中国史がきています。大学入試の中国史は出来事と出来事の間があんまりとんでいないので、ひとまず古代から現代までしっかりと通史を見ることができます。

「マルチ・トレーニング」は、構成がとても考えられて作られた本です。

文章（用語）

文章（用語）のページは見開き1ページで、入試でよく出るポイントを著者の鈴木先生が見事にまとめてくださっています。文章の中で用語を覚えていく形になっています。

一応の目安ですが、次のようにレベルによってどこまでを完璧にしたらよいのかを明確にしています。

穴埋め：日大レベル（最低限の基礎的な用語）
赤字　：MARCHレベル（学習に必要な用語）

　
このように、マニアックな用語はややキツいですが、入試でよく出る用語をこの本1冊で身につけることができます。

説明の文章がしっかりとしているので、教科書などを読まなくても覚えるべき用語がしっかりとインプットでき、論述でも使えるような構成になっています。

「世界史用語マルチ・トレーニング」のやり方

世界史用語マルチ・トレーニングのやり方

日大レベル

まずは日大レベルを3ステップで学習してください。

ひとまずは用語のページについては穴埋めを言えるようにします。
1日の最後には用語（穴埋め）の部分を赤シートで隠してスラスラと音読できたら終了となるように用語をインプットしてみてください。用語を丸暗記するだけでは点数が取れません。用語を覚えながら文章を読んで因果関係を掴んでいきましょう。疑問に思ったら、後述している講義系参考書や世界史用語集などを併用してみると、深く学べます！

次に地図。世界史はどこで起こったのか？が大切です。特にカタカナの用語ですと、人名なのか地名なのかが分からんといったことも起こります。覚えた用語（文章）はどこの話なのかをビジュアルで理解しましょう。後述するように、QRコードから動画講義にアクセスすることができるので、使ってみるとよいです。

最後に年号です。世界史は年号という客観的な目印によって他の地域では何が起こっているのか？を見ていくことができるので大変重要です。用語を覚えた時に因果関係も掴んでいるので、それがどこの時間軸の話なのかを理解していきましょう！

日大レベルの学習をして完璧になったら、後述の問題集をやりましょう。

MARCHレベル

MARCHレベルの学習はその後です。基本は日大レベルの時と同じですが、用語を覚える時に文章中の赤字の用語も覚えていきます！

1日の最後には本文を全て赤シートで隠してスラスラと音読できたら終了となるように用語をインプットしてみてください。

このように2回に分けて参考書を完璧にする使い方がおススメです！

併用する参考書

「世界史用語マルチ・トレーニング」は説明がくわしいですが、さらに話の流れを理解したりしたい時は、次の参考書を講義系参考書として利用するのもよいと思います。

「一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書」（SBクリエイティブ）
「神余のパノラマ世界史　古代～近代へパワーアップ版」（学研プラス）
「神余のパノラマ世界史　近現代パワーアップ版」（学研プラス）
「詳説世界史」（山川出版）＊教科書です。

「世界史用語マルチ・トレーニング」の後に取り組むとよい参考書

「世界史用語マルチ・トレーニング」の後は、実際の問題形式で覚えた知識がアウトプットできるのかを確認しましょう！

具体的には、鈴木悠介先生の

日大レベルでは「イチから鍛える　世界史問題集必修編」（Gakken）
MARCHレベルでは「イチから鍛える　世界史問題集発展編」（Gakken）

に取り組んでみましょう！

著者の鈴木先生の講義が付いている！

監修者として武田塾チャンネルでおなじみの中森泰樹先生が入り、著者は学びエイドの人気講師、鈴木悠介先生です。

先ほど述べた地図の部分で鈴木先生の学びエイドの講義が入っている点が特徴的で、ビジュアル面でみなさんの理解を手助けする仕組みになっています。世界史で特に地図が苦手な人からすると、地図のどの部分を見ればよいのかなど紙面に載っている用語だけでを見ていても内容が掴みづらい傾向があります。

そこで、鈴木先生が必要性を感じた部分を動画講義にして資料集を読む感覚で世界史の理解が深められる仕掛けが取り入れられています。

「武田塾一冊逆転プロジェクト」とは？

武田塾では「武田塾一冊逆転プロジェクト」として、参考書を発刊していきます。

コンセプトは、使い方を間違えない参考書です！

・使いやすい参考書
　→やれば知識が定着することを目指す
・負担の少ない参考書
　→武田塾が言っていることを実践しやすい参考書
・独学や苦手科目で苦しんでいる皆さんに使っていただきたい参考書

　
「武田塾一冊逆転プロジェクト」で出版される参考書は、全て動画と連動しています。全部の内容を動画にするわけではなく、参考書ごとにどんな要素を動画にすべきかを1冊ずつ検討しています。今回の世界史でいえば地図のところですが、動画で見せた方が分かりやすい分野などをチョイスしていく予定です。もちろん動画がなくても参考書としてきちんと1冊成立するようにできていますが、動画を見ればフォローアップしやすい仕組みになっています。この動画授業は学びエイドさんのご厚意により無料で配信されます！

今後続々出版予定となっています！