受験直前期、新しいことと今までやったこと、どっちが優先!? - 個別指導・予備校なら逆転合格の武田塾一宮校

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11月も過ぎてくると、いよいよ大学受験の本番の足音が聞こえてくるようになります。いわゆる「直前期」というヤツですね。
春の時期と同じような勉強のやり方で勉強をしていても大丈夫なのでしょうか？

直前期の勉強法を考えるシリーズを数回にわたって書いていきたいと思います。

別の記事で「短期向けの勉強」と「長期向けの勉強」のどちらの勉強の方がリターンがあるのか?について書きましたが、今度は新しく勉強した方が点が上がりやすいのか？今までやったことを勉強した方が点が上がりやすいのか？について書いていきます。

どちらが点数が伸びやすいか？ - 新しいこと?今までやったこと?

受験の直前期はあれこれと手を出したくなりますが、少し冷静になりましょう。

皆さんはそれなりにも受験勉強を重ねてきたわけです。ここで新しいことを一生懸命やった方が点数が伸びやすいか？今まで勉強したことを復習した方が成績が伸びやすいのか?どちらなのかを考えてみましょう。

一度勉強したことがあるということは、理想を言えばその分だけ点数になっていなくてはいけません。しかし、今まで学習した範囲であれば全部点数になっています！（完璧です！）と自信を持って言える受験生はほとんど皆無だと言ってもよいでしょう。数学で言えばある問題の解法がきちんと暗記できていなかっただとか計算ミスをやったとか時間が足りなかったとかいろんな事情があります。一方で、参考書さえ終わっていれば解けることがある程度見越していけるはずです。

まずは今まで勉強して点数になっていないところを点数にしていくことを優先する方が点数は伸ばしやすいです。

新しいところを増やして仮にその内容で10点上がったとしても、今までやったところで10点取りこぼしていると差し引きゼロということになります。

また、参考書の最初の方でやるような誰でも取れるような問題で取りこぼしをしたら、みんなが取れないような難しい問題で点数を取らなければならなくなります。つまり、点数を取っていくことが難しくなってしまうわけです。

単に参考書を繰り返したらそれでいいの!?

復習重視の方がよいということは分かったとして、ではグルグルと参考書を回したらそれでよいのか？というと決してそんなことはありません（特に英語や社会などの知識系科目でありがち...）。

直前期に今までの範囲の復習をする際に注意しておいてほしいのは、過去問で出題の手口を研究した上でどんなふうに知識をインプットし直した方がよいのか？を捉え直すことです。つまり、実践を意識してどんなふうにインプットしたら本番で使えるのかを研究するのです。そこで、根本的に知識が身についていないのであれば基礎からやる！ある程度基礎がしっかりしていれば取れそうなところはどこだとかそんなふうに今まで勉強をした範囲でしっかりと取りきるというところからやっていきましょう。