こんにちは!
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[医歯薬獣医]医系専門
武田塾医進館大阪校です。
今回は
過去問の正しい使い方
について紹介します。
なお、こちらのテーマについては武田塾公式チャンネル『武田塾チャンネル』でも取り上げていますので、気になる方はぜひそちらもあわせてご覧ください!
その過去問の使い方大丈夫?
受験生の皆さんの中には志望校の過去問を既に解いている人も多いのではないでしょうか。
しかし、使い方を間違えてしまうと過去問演習の時間が全て無駄になってしまいます。
過去問演習を今すべきでない、今止めるべき受験生も存在します。
今回は過去問演習に関して、正しいやり方を紹介します。
過去問の正しい使い方
過去問演習は、現時点の目標や課題を明確にして、足りないものを補うために行うものです。
そして、受験勉強では、現時点での課題に対する解決方法を最適化する必要があります。
過去問演習を今すぐ止めろというのは、その最適化した方法が必ずしも過去問演習を繰り返すこととは限らないからです。
具体例①英語
例えば、英語の過去問を解いたとして、文章中に分からない単語がたくさんあったとします。
その場合、何度過去問演習を繰り返しても、文章中の単語は分からないままのことが多いです。
つまり、過去問演習を繰り返すより、英単語帳に戻ることの方が重要かつ効率が良いです。
また、文章中で、訳せない文がたくさんあったとします。
この場合、英文解釈の参考書に戻って、もう一度復習しなおす必要があります。
もちろん、過去問演習を必死に取り組んでいれば、点数は伸びると思います。
しかし、大事なのはいかに効率よく点数を伸ばしていくかです。
短期間で点数を伸ばすには、最適解を見極める事が非常に重要になってきます。
具体例②数学
数学にも同様なことが言えます。
過去問演習をしていて間違えた時、計算ミスやケアレスミスがほとんどで、解説を読めばすんなり理解できるというのであればそのまま続けても良いでしょう。
しかし、確率やベクトル、微積などの頻出範囲については特に概念から理解できているかがカギとなります。
解法を暗記するだけでなく、そこに理解が伴っているのか、今一度チェックしてみましょう。
志望校の傾向を知る為に過去問演習に取り組むのは非常に大切ですが、頻出範囲に関しては、その都度問題集に戻って基盤を固め直す、理解を深めることを怠ってはいけません。
具体例③理科(化学・物理・生物)
化学に関しては化学基礎、理論部分がぐらついているのに過去問に入ってしまう受験生もいます。
過去問を解いてみて、「できたつもり」で終わらせていないか振り返ってみましょう。意外と基礎部分の知識の定着度がアウトプットの明暗を分けることがあります。
物理は大学によって出る単元が偏っている場合がありますので、出題傾向の分析をしっかりと行い、頻出単元を絞った上で参考書での復習は都度行いましょう。
生物は暗記が多い分、その正確さがシビアに問われますし、大学によっては思考力を働かせることが必要になってきます。
本当に理解し、完璧に頭に入っているのか、細かいところまでくまなく参考書でインプット→過去問でアウトプットを繰り返しましょう。
具体例④国語(現代文)
現代文は実は受験生が最も分析を失敗しやすい科目の一つです。
何度も現代文の問題を解いていればいずれ解けるようになるだろう、という思い込みは大間違いです。
何故かというと、現代文は毎回文章が変わります。
その為、共通した解き方、考え方を確立できるかどうかが大切です。
解き方と考え方を理解するために参考書を復習し、次につながる実力をつける必要があるのですが、これをせずにがむしゃらに解いているだけでは、現代文の点数は全く安定しません。
具体例④社会科目
問題を解いてみて4割5割分からない分野があるとすると、まず参考書でその知識をインプットする必要があります。
そして、社会科目の内容は単発ではなく体系的に理解するようにしましょう。
単元ごとに覚えた方が理解が深まりますし、頭にも残りやすいです。
問題で出てきたところだけを復習しても、理解が深まらない事が多いです。
間違った部分に関する他の知識もまとめて復習しておきましょう!
参考書に戻る勇気
受験生の皆さんの中には、過去問演習を何度やっても点数が横ばいの人が一定数存在します。
これは自分に足りていない内容を入れ直さずに演習を続けているからです。
受験生の皆さんはぜひ「戻る勇気」を持ちましょう!
英語長文だと単語や熟語は使っていた参考書に戻るしかないですし、解釈であれば、『肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本』などに戻って一度基本に立ち返りましょう。
春夏以降参考書に触れていないと、やはり抜け落ちている部分は誰にでも存在します。
基礎的な問題集をもう一度解いてみて、今の自分に足りない勉強内容をしっかり補充していきましょう!
普段の自習の仕方について
まずは過去問を解いてみてください。
大事なのはその後で、例えば過去問を解いて5割でした、残り3割は解けるようになりたいです、という場合を考えます。
もし、その3割の点数が過去問演習でカバーできるなら、1週間で3年分を解くなど、過去問演習を増やす解決策が良いでしょう。
確かにこれが当たる場合もありますが、大事なのは過去問演習と参考書のバランスです。
過去問を1度やったら、1週間は参考書での復習に充てる、等このペースは人によって異なります。
過去問演習を行った後に、自分にとっての最適なペース配分を見直すのが非常に大事です。
まとめ
過去問演習は、志望校の入試問題における自分の弱点を見つけるためのものです。
そして、自分の弱点を解決するための方法は、過去問演習だけでなく、参考書に戻った方がいいケースも多くあります。
限られた時間を効率的に使うためにも、焦って過去問だけを解くのではなく、参考書に戻っておさらいをするという選択肢も持っておきましょう!
最後に
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
武田塾医進館では今回紹介したような勉強法のお話やオススメ参考書のこと、さらに入塾のご相談までを、無料の「受験相談」にて承っております。
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