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【最終確認】偏差値だけで決めるな!絶対に後悔する併願校選びとは

皆さまこんにちは!武田塾ひたち野うしく校です。

もう1月半ばですので、すでに受験校を決めた方も多いと思いますが、皆さまは併願校をどのようにして決めましたか?

第一志望、第二志望の大学であれば自分の学びたい分野がある、大学の立地、校風、就職先…など様々ありますが、併願校、特に滑り止めの大学となると「とりあえず受かればいい!」という気持ちのほうが強いと思います。

ただ、その「とりあえず受かる」にはどうすればいいかご存じでしょうか。

「模試でA判定だったから大丈夫」

「自分の偏差値より低い大学だったら安心」

いえいえ!そんな単純なものではありません!

模試なんてそのときの「瞬間最大風速」みたいなものです。たとえその時の結果がA判定でも、それはその時点での、その模試の参加者内におけるA判定であって、実際の入試問題とは全く関係がありません。

その大学の入試問題でどれだけ得点できるか、が重要です。それは入試当日だけではなく、その前後から、いえ、出願時からすでに戦いは始まっているのです。

もうすでに決めてしまった方も、共通テストの結果次第でもしかしたら併願校に変更が出るかもしれませんので、最終確認の意味合いも含め、知らないと絶対に損をする、併願校の決め方についてお話したいと思います。

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併願校の決め方

まずはじめに、併願校の決め方を簡単にご説明いたします。

 

ダイヤモンド受験がおすすめ

ダイヤモンド受験とは

・チャレンジ校1-2校(D判定(20-40%)・E判定(20%以下))

実力よりもかなり上の大学で、正直、合格よりも不合格のほうが確率は高いです。しかしながら入試問題の傾向を把握し、ご自分の得意な入試方式(例えば記述式のほうが得意なので、そういう問題が多い大学のほうが得点しやすい等)であれば合格可能です。

・実力相応校2-3校(B判定(60-80%)・C判定(40-60%))

確率でいけば五分五分~それ以上ですが、安全校というにはもう少し頑張りが必要です。

・安全校1-2校(A判定(80%以上))

常に模試でA判定を出しているようならほぼ合格間違いなしです。しかし、だからと言って油断していると思わぬ落とし穴があるかもしれないので、過去問にはきちんと目を通し1年分くらいは解いておきましょう。

以上のように合計4-6校くらいを受験するとよいでしょう。

(大学は4-6校ですが、私立の場合、選抜方式に様々なバリエーションがあるので、出願自体はもっと多くなる場合があります)

 

併願のメリット・デメリット

併願のメリット

・出願すればするほど大学進学のチャンスが広がる(浪人する可能性が低くなる)

・滑り止めに合格していると精神的に余裕が生まれ、第一志望校合格に勢いがつく

・第一志望校試験の前に入試を経験することで、入試特有の緊張感に慣れる

 

併願のデメリット

・入学試験にかかる時間がもったいない

・スケジュールが過密になると体力面・精神面に負担がかかる

入学後に目標を見失うような出願は避ける

受験料がかさむ

以上のようなメリット、デメリットが考えられます。今日は主にデメリットについて詳しく解説したいと思います。

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併願に潜む危険とは

時間がかかる

入試日で丸一日つぶれる

「絶対に浪人したくないので、受けられるだけ受けたい」

そういう気持ちになる方もいらっしゃると思いますが、あれもこれもと受験すると5日連続入試になってしまった、なんてことになりかねません。入試が多いとそれだけ時間もかかります。入試にかかる時間もそうですが、自宅からの往復時間もけっこうとられます。特に第一志望校の対策が疎かになってしまうと本末転倒なので、過密スケジュールにならないよう受験校を選びましょう。

連続入試は3日まで

しかしながら、入試が2月上旬から中旬に集中しているのも事実です。よって共通テスト利用で負担を減らしたりして、連続入試は3日以内にするようにしましょう。また3日とも東京など同じ場所で受験するようでしたら、自宅からではなくホテルに泊まってもよいと思います。

多少の電車遅延では認められないことも?!

茨城県牛久市から都内に出るとなると常磐線を利用します。常磐線は冬、強風の影響で5-10分程度遅れることがあります。「電車は公共交通機関だから遅延証明書を持っていけば大丈夫」だとお思いかもしれませんが、大学によっては多少の遅延は認めないところもあるようです。よって安全をみて会場入り1時間前くらいには着くようにするのですが、そうなると家を出るのはかなり早くなってしまって…なんてことを3日連続するくらいなら、ホテルに泊まったほうが安心、という考え方もあります。

過去問対策で半日

滑り止めであっても過去問には必ず目を通す必要があります。問題自体は簡単でも時間配分などをコントロールせずに解くと最後まで終わらなかった…なんてことになりかねません。そうなると、例えすべり止め校でも1回(3科目)は解くとなるとm半日は潰れてしまいます。

 

精神面・体力面できつい

入試は体力勝負?!

私立大学は3科目のところが多いですが、自宅からの往復時間も含めると丸一日かかります。試験は集中状態が続きますのでそれだけでも疲れるのに、「電車が遅延したらどうしよう」「何かトラブルがあったらどうしよう」「忘れ物をしたらどうしよう」など、受験が終わるまで心配は尽きません。

滑り止めに落ちたときの精神的ダメージ

また試験の手ごたえも気になるところです。国立大学の入試前に結果が判明しているところが大多数なので、対策が不十分だった滑り止めに万が一落ちてしまっていた場合「このままで大丈夫かな…?」という不安が生まれてしまいます。

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入学後に目的を見失うことも

例えば、とある大学にどうしても受かりたくて文学部、法学部、商学部、経済学部、国際社会学部…など、手あたり次第受けることにするとします。でも本当は文学部に行きたいのに受かったのは経済学部だったとしたら…経済学部は文系でも数学を使いますので、数学が苦手であれば入ってから苦労しますし、そもそも経済に興味がないのに授業を受けるというのは苦痛でしかありません。そんなモチベーションで4年間やっていくのも大変ですよね。憧れの大学に入学しても大学生活を楽しめないのであれば意味がないので、自分の興味のない学部に出願することは避けたほうがよいでしょう。

 

受験料がかさむ

共通テスト単独利用方式、共通テスト併用方式(共通テストと大学個別試験を併用する)、大学独自試験方式、グローバル方式(英検などを利用する)、全学部統一入試方式…など、各大学で様々な入試方式が行われています。それらをうまく利用すると、1つの大学で9回以上受験できる場合もあります。どうしても行きたい大学であればそれをフル活用してほうがよいですが、併願校までそれをやると、受験費用がかさんでしまいます。

 

失敗しない併願校選びとは

第一志望校の出題傾向に似た大学を選ぶ

受験に必要な科目をそろえる

第一志望が英語、国語、社会で受験するのに、併願校に数学や小論文が必要となるのでは併願校対策に負担が生じてしまいます。そのようなことにならないよう、併願校の出題傾向には十分注意しましょう。

選択科目にも注意

第一志望で社会は政治・経済で受験をするのに、併願校の社会に政治・経済がない場合もありますので、受験科目には特に気を付けましょう。

出題形式にも注目

出題形式はその大学のカラーがよく出るのと同時に、ほぼ毎年同じ形式なので傾向をつかみやすいです。そこで

・マークシート方式のみか、記述も含まれるのか

・記述の分量は多いか、少なめか

など、特徴をつかむことが重要です。記述式のほうが得意な方は、そちらが多い大学を選んだ方がよいですよね。過去問を書店でパラパラ見るだけでも違いますので、出願を検討する際には必ず確認してください。

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入学手続き締切日もしっかり確認を!

忘れてはいけないのが、入学手続き締切日です。せっかく合格をしても、締め切りまでにこちらを入金しないと合格は取り消しされます。どの大学も30万円前後ですが、滑り止めに30万、実力相応校に30万、チャレンジ校に30万と支払っていくとかなりの金額に。滑り止めの入学手続き締切日の前に、実力相応校の合格発表がくれば、滑り止めのほうは支払わずに済みますので、損をしない受験プランを組み立てましょう。

 

まとめ

併願校選びを失敗すると、第一志望の大学入試にまで影響が及びます。共通テストの結果次第で、今まで考えていた併願校に更に追加出願をするということも考えられますので、併願校の最終チェックをすることをおすすめします!

 

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