青森県南、岩手県北の高校生・受験生の皆さん、こんにちは。
八戸市中心街、VIANOVAビル2Fの武田塾八戸校です。
日本で実施されている英語の資格試験は数多く、大学受験の際にスコア等を使用できるものも複数あります。
大学入学後、またその後も含め、それぞれの試験では使用される目的が異なります。
今回は試験の概要というよりも、それぞれの使用目的についてご紹介しましょう。
(各資格試験の詳細は過去記事を参照ください)
資格試験別にみる使用方法
高校生が大学受験に使用することがある試験、という観点で7つ紹介します。
英検
中学校から学校で受け始めたという人も多いでしょう。
最近では小学生の受験も珍しくなくなってきました。
英検は日本で普通に勉強してきた人が一番力を発揮できる試験ではないでしょうか。
また、最近では少数派となった「合・否」型の試験ですので、「合格」という響きは中高生に好かれる傾向にあるようです。
とはいえ、現在の英検はCBTスコアというスコア制も取られています。
大学受験では「不合格でも」CBTのスコア利用が可能という場合も見えだしました。
ですので、他の資格と同様、スコアにも気を配りましょう。
さて、利用法ですが、学校教育に密接しています。
英語教師を目指す時にも準1級合格以上が求められますし、教育実習でも課題として与えられる場合もあるようです。
英語教師以外の就職時はTOEICに押されている感じもありますが、英検1級合格となるとインパクトは大きいでしょう。
受検者数ではまだまだ他の追随を許さない感じですし、教育現場中心に認知度は一番と言えるのではないでしょうか。
TOEIC
よくビジネス英語と言われますが、オフィス英語といった方が適切でしょうか。
買い物や契約など仕事を含めた日常生活がその内容になります。
アメリカでの仕事や、一般的な生活が出来るかどうかの英語力を計る試験といった感じです。
受検者は日本と韓国が大半。
世界160か国ほどで年間700万人が受験していると言われていますが、日本・韓国で6割以上を占めるほどです。
使用用途は就職が大きなもの。
入社時に企業からスコアを求められたり、昇格の際の基準点がある場合も存在します。
中学高校での教育実習で貸されることもありますので、そのために準備しておくこともあるでしょう。
今は S&W試験もありますので、4技能試験としてもうまく利用して下さい。
TOEFL / IELTS
この2つの大きな利用目的は留学です。
TOEFLはアメリカ・カナダの北米中心。
IELTSはイギリス・オーストラリアなどへの留学で使用します。
最近ではアメリカ留学でのIELTS使用も増えてきているようですね。
正規留学だけでなく交換留学でも利用するため、留学を考えている人は是非とも受験をお勧めします。
また、大学ではクラス分けに使われることもあると聞きます。
現在では一般的にはiBTテストですが、大学での受験ではITPテストも利用されることがあるようですので、そちらを受ける場合には文法の学習もしっかり取り組みましょう。
TEAP
大学入試のために作られた試験、と言っても過言ではないでしょう。
上智大学と英検協会の共同開発のテストのため、上智大学にはTEAP利用入試も存在しています。
単語の単独問題があるところは英検に近く、短めの分や図表からの判断はTOEICなどに近いと言えるでしょうか。
大学卒業後での利用はあまり見られません。
受験の中心も高校2・3年生ですし、あくまでも大学受験を目指しての受験としましょう。
GTEC
日本の社会人がグローバル社会の中で英語でのコミュニケーションに関する問題を克服するために作られたのが最初でした。
中高生向けとしては GTEC for students というバージョンが長らくありましたが、現在は中高生向けの方もGTECのみの名となり、大学生・社会人の方には「大学生・社会人向け」の記載があります。
中高生向けは団体受験が中心で、個人受験はGTEC CBTが可能です。
GTEC CBTについては大学入試での活用を想定して作られた、とあり、こちらも大学卒業後での利用はあまりないでしょう。
ただし、社会人になってからは、Business版もありますので、そちらを受験することが可能です。
国連英検
大学受験で使える大学もあまりなく、モリテツ先生曰く趣味の域とのことです。
とはいえ、
国際公務員(国連職員・ユネスコ職員等)になる為の登竜門と言える「JPO派遣候補者選考試験」において加点が行われる
国際協力機構(JICA)ではC級以上の合格者を派遣職種により語学力の評価基準として採用
警視庁では、警察官採用試験(第1次試験)での「資格経歴等の評定」において国連英検C級以上の合格者については第1次試験の成績の一部として評価
などで利用可能となります。
英検1級でも少し物足りないというレベルでA級や特A級に挑戦してみるのはいい挑戦になると思います。
まとめ
簡単にまとめます。
大学入試での利用中心・・・英検 TEAP GTEC
就職に・・・TOEIC
留学には・・・TOEFL IECLTS
といった感じです。
様々な問題対策を通じて英語力を高めたいという場合には複数を並行して利用するのがおススメです。
ですが、大学受験に絞って考えるのであれば、英検・TEAPまたはGTECを受験するのが良いでしょう。
用途に応じてまた時間や受験料とも相談しながら挑戦してみてください。
おわりに
今は大きめの書店に行くと上記のすべての検定試験の対策参考書が置いてあります。
実際に問題を見比べて自分に合った検定を選ぶのも一つの手ではないでしょうか。
参考書が充実しているという意味では英検・TOEICが抜き出ています。
相性と対策のしやすさ、いくつかの方向性から受験する試験を決めてみましょう。
こちらの動画もご参考に
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