青森県南、岩手県北の高校生・受験生の皆さん、こんにちは。
八戸市中心街、VIANOVAビル2Fの武田塾八戸校です。
英語4技能検定試験の紹介も回を重ねてきました。
残っている主な試験では「ケンブリッジ英検」「IELTS」もありますが、今回はTOEICに触れたいと思います。
昨年7月にTOEICは大学入試共通テスト利用の参加辞退を表明しましたが、その後共通テストでの利用そのものがなくなったこともあり、2021年度入試では引き続き利用できる大学も出ています。
日本では英検と同じくらい名が知れるようになったこのテストについて紹介していきます。
LRテストのみかSWも必要か
TOEICには
TOEIC Listening and Reading Test
と
TOEIC Speaking and Writing Tests
の2つのタイプの試験があります。
大学入試で利用する時には、大学によりL&Rテストだけでいい場合とS&Wも必要な場合に分かれているようです。
他の資格試験では4技能必須ですが、ごく一部とはいえ2技能でOKな大学も見受けられます。
ちなみに、S&Wの方は多くがCEFR対照表に合わせスコアを2.5倍することになります。
試験の概要は
TOEICはTest of English for International Communication の略で、コミュニケーション能力を計るテストです。
よくTOEICはビジネス英語だと言われますが、確かに職場環境での想定はされているものの、コミュニケーション能力を計ることが目的のテストです。
リスニング 100問 約45分
リーディング 100問 75分
スコアはそれぞれ 5-495 となっており、990がフルスコアです
スピーキング 11問 約20分
ライティング 8問 60分
こちらはスコアが 0-200 となっており、400がフルスコアとなります。
S&Wの方を2.5倍して合算し、1990が4技能スコアとしてCEFR対照とすることが可能です。
受験会場は?
全国に約80会場、各都道府県に1会場以上は設けられています。
ただし、全会場で年10回の試験が行われるわけではありませんので、そこには注意が必要です。
少ない所では年2回のみの開催となっている会場もあります。
受験するかどうか判断するには
受験するかどうかを考える際に、まずはやはり受験しようと思う大学について調べることから始めましょう。
そして、それと同時に実際の問題内容を確認し、他の資格と比べての取り組み易さはどうかなど、総合的に考えてみましょう。
大学での使用例
いくつかの大学での使用例は以下の通りです。
・秋田大学 国際資源学部 一般選抜 得点可算 730(L&R)
・筑波大学 学校推薦型選抜 判定優遇 1150(S&Wのスコアを2.5倍にして合算)
・京都産業大学 共通テスト利用入試 得点換算 1560(S&Wのスコアを2.5倍にして合算)
・関西大学 独自試験(英語外部試験利用方式/2教科型) 出願資格/得点換算 790「L&R=550」「S&W=240」以上
関西大学のようにS&Wを2.5倍にしていない大学もありました。
TOEICを使用する大学の基準スコアのみ見ると320~1845と大きな差があるように見えますが、2技能か4技能か、2.5倍されるかされないかなどの違いがあるので、どのパターンを使われるのかしっかり確認して下さい。
問題について
問題概要
すでに挙げていますが、あらためて
リスニング 100問 約45分
リーディング 100問 75分
スピーキング 11問 約20分
ライティング 8問 60分
が問題数と試験時間です。
2016年に問題内容の変更があったことで若干難化したと感じるパートもありますが、問題を解く際のコツをつかむことで対応は出来る場合もあります。
ここではリスニングとリーディングについて問題内容を確認してみます。
リスニング問題
リスニングは4パート構成
Part 1 写真描写問題 6問
Part 2 応答問題 25問
Part 3 会話問題 39問
Part 4 説明文問題 30問
Part 1 では写真の内容をしっかり確認することと、「copy」と「coffee」のような微妙な音に気を付けることも大切です。
Part 2 はいくつかのパターンがありますが、まずは最初の一語、特に「wh/how 疑問詞」を聞き逃さないようにしましょう。
Part 3 は会話ですが、2人ではなく、3人による会話が増えました。誰の発話なのかに注意しなくてはいけなくなります。
Part 4 は図表と絡めた問題がプラスされています。聞きながら図表と照らし合わせるのは少し難易度高めです。
と、簡単ですが、紹介しました。
45分で100問は初めは集中力の面で結構きつく感じるかもしれません。
必ず45分通しでの練習はしておきましょう。
リーディング問題
Part 5 短文穴埋め 30問
Part 6 長文穴埋め 16問
Part 7 1つの文章 29問 複数の文章 25問
Part 5 文法や語彙に関する問題です。品詞理解は必須、また動詞変化を確実にしておきましょう。
Part 6 Part 5 の問題に近いものもありますが、文脈を読むことで時制の問題なども出てきます。
Part 7 ダブルパッセージだけでなく、3つの文が絡んだ問題も出てきます。解ける問題をしっかり判断することが大切です。
900以上を目指す人でも時間がギリギリになることがあるくらいなので、最初の内は時間が足りなくなることが多いと思います。
比較的解きやすい問題と、難問とが混在していますので、解ける問題をしっかり解ききることが大切です。
対策の方法は
英検と同じくらい、あるいは英検以上に参考書類は充実しています。
外出には気を付けた上で、書店で見てみることをおススメします。
問題形式を知っておくことは準備として当然のこと
他の資格試験からの繰り返しになります。
問題数はお伝えしていますが、実際にどんな問題かしっかり見ておくようにしましょう。
そして、問題集を用意する時には、必ず最新の問題形式を扱っているものにして下さい。
・『公式TOEIC Listening & Reading 問題集』
は必ず用意しておきたい1冊です。
現在は1~6までありますので、最新の6から順番に見てみるとよいでしょう。
おわりに
一時は大学入試に使えなくなると思われたTOEICですが、この2021年度入試では使うことが出来るようになりました。
そして8つの試験の中でごく少数の大学ではありますが、唯一2技能で挑戦できる可能性がある試験となります。
この試験のために時間をかける必要性を必ず考え、挑戦できる環境であれば是非挑戦してみましょう。
こちらの動画もご参考に
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