青森県南、岩手県北の高校生・受験生の皆さん、こんにちは。
八戸市中心街、VIANOVAビル2Fの武田塾八戸校です。
武田塾では「シャドーィング」を練習の一環として取り入れています。
正確にいうと「オーバーラッピング」と「シャドーィング」を合わせたような感じなのですが、今回は英語音源を使った勉強方法についてお伝えします。
言語学習で音を使った勉強法はたくさんある
「シャドーィング」は英語の勉強法の中でも「音読」と同じくらいに耳馴染みのある言葉になってきたのではないでしょうか。
シャドーィングの他にも英語の音を用いた勉強法はあります。
自分のレベルとどんな目的でそれに取り組むかが非常に大切になります。
いくつかご紹介しましょう。
音読
書いてある英文を声に出して読む練習です。
聞こえる音は自分の声のみではありますが、もちろん効果はあります。
一番の目的は英語の語順に沿って文を読めるようになること。
いわゆる返り読み防止です。
気を付けてほしいのは、意味のわかっている英文を使うことです。
今天星期四.
例えばこの中国語の文。
「コンテンセイキヨン」
と何百回読んだところで中国語の練習にはなりません。
「チンティエンシンチースー」(本来はカタカナ読みをしてはいけませんが)という読み方と「今日は木曜日です」の意味が結び付いた上で読む必要があります。
音-文字-意味のつながりを取れるようになり、前から順に英語の語順で理解できることを目標にしてみましょう。
オーバーラッピング
CDなどの音源を使った練習です。
スクリプト(英文原稿)を見ながらCDを聞き、CDのスピードに合わせて読む練習です。
武田塾では若干遅れてオーバーラッピングをする練習を取り入れています。
音源スピードのままで自分も音を出せるようになることが目標となり、黙読した際にもつっからずにスピードを保った状態をで読めるようにするための一つの練習です。
ディクテーション
スクリプトを見ない状態で音を聞き、聞こえたものを自分で文字起こしする練習です。
この練習は書くという作業が入るため、少し時間がかかります。
また英語で書いていくときには綴りがわからず苦戦することもあるかもしれません。
私は以前、小中学生などで綴りを必ずしも覚える必要がない時にはそこはとりあえずカタカナで聞こえた通りに書いてみてもいいよ、という指示を出していたこともあります。
ですが、これはあくまでも最初の一時的なもの。
出来るだけ英語で書けるように取り組むようにしましょう。
リピーティング
聞いた音声を文単位で止め、そこまでを自分で復元する練習です。
1文だと長い時には、意味のかたまりごとに区切る方法もあります。
その時には一時停止の仕方に注意を払いましょう。
全部聞いてから自身で再生するため、ある程度の量を記憶する力も必要になります。
正しい音を聞き、その音を記憶してそのまま再生することを目指す練習です。
シャドーィング
シャドーは「影」の意味です。
つまり、読まれた英語に影のように後ろからついていく方法で音を再生します。
この時、スクリプトは使いません。
完全に音に集中してください。
細かい注意点はこの後説明します。
シャドーィングを本気で取り組むと難しい
実はシャドーィングは簡単な練習方法ではありません。
通訳の勉強をする際にも取り入れられるなど、かなり本格的な勉強方法です。
まずはやり方を
シャドーィングではスクリプトは使いません。
頼りにするのは自分の耳のみ。
人間は耳より目からの情報の方が大きいため、スクリプトを見た状態では純粋なリスニング力強化につながらないことがあります。
さらに、文字を読むことによって、正しい音を再生できないというデメリットもあります。
それを防ぐためにも、シャドーィングの際はスクリプトを閉じておいてください。
英語で聞こえてきたコンマ数秒後に自分で発音しましょう。
CD ⇒When I got home, my sister was watching tennis on TV.
自分 ⇒ When I got home, my sister was watching tennis on TV.
のような感じです。
自分の知っている音ではなく、聞こえた音で発音することも大切です。
✕ ゥェン アイ
○ ゥェナァィ
のニュアンスと言えば伝わるでしょうか。
あくまでも聞こえた音にこだわりましょう。
2つの意識の向け方
その際、意識の向け方は2つあります。
① 音に集中する
② 意味に集中する
最終的な目標は、英語を聞いたまま意味(内容)を取ること、にあります。
それを可能にするために、音への意識へと意味への意識を交互にするような練習をするとよいでしょう。
最初は意味を取りながら声に出すのは難しいと思いますので、音を聞きながら意味を追うだけにしてみましょう。
練習の効果は?
音を使った練習の効果は、前から読んで意味を理解できるようになる、リスニングの強化になるともう一つあります。
筆記問題のコロケーションの問題などをリズムで解けるということです。
難関大学の一部では、みなさんがよく知っている形ではない正解を考えさせることもありますが、何度も読んでいると頭の中に残っていることもあるため、音のつながりで解答に結びつけることが可能になるのです。
例えば
rely ( )
などで on がすぐに浮かぶといった感じです。
文脈によって普段よく出てくる形と違う前置詞が入ることは確かにありますが、それでも正解の可能性を高める一つの方法にはなります。
考えずに解いてしまうと逆に弱点にもなってしまいますので注意してくださいね。
完璧を目指さしすぎては ✕
シャドーィングに取り組む際には完璧を目指しすぎると挫折する可能性があります。
参考書学習では完璧を目指すべきですが、シャドーィングでは慣れるまでは完璧にしようとするあまり、大きな負担だけになってしまいかねません。
1週目はこれくらい、慣れてきた2週目でこれくらい、と徐々に完成度を上げていく方が取り組みが楽になるでしょう。
無理をしすぎずに毎日コツコツと、
を目指しましょう。
おわりに
音を使った英語の勉強は続けていると楽しくなってきます。
何を言っているのかわからないうちはモヤモヤすることもありますが、続けているうちに聞こえるようになった時の驚きは体験してみないとわからないかもしれません。
みなさんにも是非その感覚を味わってほしいです。
短い時間でもいいので毎日続けること、を目標に頑張ってみてください。
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