青森県南、岩手県北の高校生・受験生の皆さん、こんにちは。
八戸市中心街、VIANOVAビル2Fの武田塾八戸校です。
センター試験までの4:1の割合から1:1の割合に変更となった英語リスニング。(大学によって割合変更有)
どうすればいいのか悩みの声も聞かれます。
ここにきてある程度の問題形式も固まってきたようですので、現在分かっている出題形式で分析をしてみます。
ポイントに気を付けて普段の練習を続けましょう。
基本は1回読み
センター試験と異なり、大部分は1回読みとなります。
2回聞ける時より難易度は上がりますが、ポイントを聞き落とさないようにしましょう。
前半2回読み、後半1回読み
全部で6題の出題があります。
最終的な発表では、
1⃣2⃣が2回読み
3⃣4⃣5⃣6⃣が1回読み
となっています。
問題文が長くなる後半の方が1回読みですので、1回聞いただけで大事なポイントをつかみ取るようにしなければなりません。
2回読みの時には1回目で全体の流れを押さえ、2回目で細部に気を付けるということができましたが、それが出来なくなることに気を付けましょう。
リスニングが出来るとは?
では、そもそもリスニングで点を取れるのがどういう状態かを考えてみましょう。
長文で点が取れることと重なるところもありますので、同じように考えてみましょう。
① 単語・構文などの基本事項がわかっている
② 英語の音を聞くことができる
③ 聞いた音を意味と結びつけることができる
④ 結びついた意味から全体の流れを理解できる
⑤ 選択肢が正確に読み取れる
⑥ 聞いた内容と正しい選択肢を結び付けることができる
この6つが出来ることが最低限のポイントです。
感覚で解けてしまうということもあるかもしれませんが、運に頼らず、力で解けるようにしたいですね。
メモの取り方も戦略の一つ
メモの取り方は人によって好みがわかれます。
メモを取っていると次を聞き逃してしまうため、取らないほうがいいという人もいるかもしれません。
共通テストでは、普段メモを苦手としている人でも○や✕を用いた方法だけでも使った方がいいかもしれません。
これは一瞬で付けられるものですので、判断の材料に使ってみましょう。
また、多めにメモを取る場合には、漢字は極力避けましょう。
出来ればひらがなとアルファベット、またはカタカナまでとした方がスピードは上がります。
共通テスト 大問ごとの特徴
大問構成を細かく見ていきましょう。
1⃣ 短文聞き取り
A・Bの7問構成。
Aは短い文を聞き取り、その文の内容を正しく説明している選択肢を選びます。
これは慣れないと意外と難しく感じるかもしれません。
会話文も含まれますが、会話の細かい内容というよりもその会話が行われている状況を判断する必要があります。
細部にこだわりすぎて全体像を見失わないように気を付けましょう。
Bは選択肢が絵になっています。
ポイントは選択肢の切り方。
英文が進むにつれ、選択肢は限られていきます。
違うと思った選択肢をいかに早く切れるかがポイントとなるでしょう。
Aに比べたら解きやすいと感じる人もいるかもしれません。
2⃣ 短い会話の聞き取り
1⃣Aと同じく選択肢が絵になっています。
これも会話を聞きながら選択肢を絞っていくことになりますが、否定や逆説によって流れが止まる部分があるので、選択肢を切る際には注意が必要です。
違うと思ったものには、問題用紙の絵に思い切って / や ✕ を入れてしまいましょう。
3⃣ やや長めの会話の聞き取り
日本語で状況説明があり、その後に設問が英語で印刷されています。
そのため、聞き取るポイントをつかんだうえで英語を聞くことができます。
「次に何をしますか?」
「問題は何ですか?」
など、英語4技能試験のリスニング問題でもお馴染みの設問となっており、ポイントを聞き逃さなければ対応できないというレベルではありません。
ただ、数字の問題では、その数字がそのままいわれるのではなく、時間であれば「10分前」や数であれば「3倍」など若干の工夫が見られますので、その点には注意を払いましょう。
4⃣ やや長めの英文から必要な情報を聞き取る
Aは一つの問題につき解答が4つずつ、2題あります。
1題は比較的解きやすく、もう1題は同じ選択肢を2回以上使っても良いという点で難易度が少し上げられています。
答える際には聞きながら解ける問題を順にかたずけていきましょう。
全部聞いてから思い出すのは難しいです。
問題用紙にメモのような形で答えを記入しておき、マークを最後にまとめて4つするのがいい方法になります。
Bでは状況並びに条件が日本語で記してあり、それを読んでから答える形の問題です。
問題用紙にはあらかじめメモ欄が設けてありますので、これをうまく利用しましょう。
問題は4つの選択肢の中から3つの条件すべてを満たすものを選び出す形です。
問題用紙のメモ欄に ○ ✕ を振りながら聞き、最後に○が3つ並んだものを正解として選び出すのがオーソドックスな解き方です。
5⃣ 長い講義の聞き取り 資料との照らし合わせ問題あり
2分ほどの長めの講義を聞き取る問題です。
講義の内容は日本語で指示がありますので、何のことについて話されているかがわからないということはなさそうです。
その講義をまとめるためのワークシートが用意されており、そこに空欄が複数ヶ所用意されます。
その空欄に当てはまるものを選んでワークシートを完成させるという問題です。
さらに最後の1問は講義内容と一致するものを選択します。
後半のBでは、講義の残りの部分を聞いて、講義内容と図の内容が合っているものを選ぶ問題。
グラフは比較的読み取りやすいものになりそうです。
細かい固有名詞にこだわって聞くよりも、全体像をとらえる練習がここでも必要となりそうです。
6⃣ 複数名の話し手の意見の聞き取り
Aでは2名、Bでは4名の異なる意見を聞き取る問題です。
Aはセンター試験の筆記にあった問題をリスニングに移行したような問題になっています。
話の全体像から、「つまり○○の言いたいことは何ですか( main point )」をつかみ取ります。
会話内容の要約とでも言えばいいでしょうか。
会話形式のため交互に意見が述べられますので、どちらがどういう考えかをしっかり分けておきましょう。
Bは4人の人があるテーマで話をしており、それぞれ「肯定」「否定」のどちらの立場かを聞き取ります。
「 agree 」「 disagree 」といった直接的な表現ではなく、意見の中身から判断しなくてはいけませんので、良いと思っているのか悪いと思っているのかポイントを探りましょう。
最後1問はグラフ問題。
意見の内容と合うグラフを探し出します。
5⃣よりは複雑なグラフですが、表している内容がばらばらのため、グラフの外の情報からそれぞれがどんなグラフであるかを読み取ってしまいましょう。
全体像を把握する問題が多くなるか
センター試験より難しくなっている、という声を聴くことがあります。
1回読みになったことも含め、確かにそう感じられるかもしれません。
少しでも難度を下げて感じられるよう、次のことに注意しましょう。
問題形式は知っておくこと!!!
「問題形式を知っておく」
これがとても重要になります。
どんな問題になるかわからず、何をしていいかがわからないまま点を落としてしまったという例があるようです。
思考問題や、いくつか出されている対策本を使い、形式はつかんでおいて下さい。
もちろん、本番で変わる可能性がゼロとは言えない状況ですが、それでも今わかっている形は確実に押さえておきましょう。
キーワードを追いながら全体を把握
問題用紙に解答へのキーワードがある問題が複数あります。
絵・グラフをはじめ、状況などが日本語で書かれているものもあります。
これらの情報に選択肢を加え、キーワードを押さえましょう。
4⃣以降の問題は確かに長いです。
ですが、その分問題用紙上の情報も豊富です。
数字の聞き取りが必要な問題でも、注意すべき数字がすでに問題用紙に書かれている場合が多いです。
これらを意識したうえで聞くのと、なんとなく聞くのとでは大きな差となります。
また、全体像を聞く必要がある問題も出題されます。
細かい部分を聞き落としたとしても全体をとらえることで解けることも多いですので、多少の聞き逃しにこだわりすぎることは良くないかもしれません。
どんな場面なのか、や、つまりこの人が言いたいことは、というところに注意すべき問題は細部にとらわれすぎないように気を付けましょう。
おわりに
実際に何回分か解いてみましたが、一度慣れてしまえば、その問題ですべきことは見えてきそうです。
ひっかけようとする問題も見られ、一筋縄ではいかないことは確かかもしれません。
ですが、何度も言うようにまずは形式を知ってしまいましょう。
そして同時に、英語力を高める努力を続けましょう。
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