青森県南、岩手県北の高校生・受験生の皆さん、こんにちは。
八戸市中心街、VIANOVAビル2Fの武田塾八戸校です。
以前に、参考書の目標設定時間は気にするべきか、という内容をお伝えしました。
今回は参考書ではなく、「過去問」の時間制限について触れていきます。
当然ですが、本番では制限時間内に解かなくてはなりません。
では、今の時期に過去問演習する時には制限時間についてどう考えればよいか、そのあたりを考えてみましょう。
過去問の制限時間の考え方
共通テストでは60分から80分、一般試験や2時試験では60分から200分の試験時間が設定されています。
本番を意識した時には、科目により、各大問でどのくらいの時間にするかという戦略が必要になります。
では、今の時点で過去問を解く際には時間についてどう考えればいいのでしょうか。
1~2年分は時間通りに解いてみて現状把握を
入試に限らず、何かの試験に挑む時には自身の現状把握がとても大切です。
現状把握とは相手と自分との差を計ること。
そのためには、どんな分野でも基礎となる部分の学習ができた後には、本番で解くレベルの問題を確認する必要があります。
敵を知らずに闇雲に勉強するよりも、どんな問題に対応する必要があるのかを知ったほうが対策は立てやすいですよね。
過去問演習の最初は、自分の今の力を知ることが1つの目的となります。
そのため、1~2年分は実際の時間を計り、どこまで対応できるのか確認しましょう。
その上で、その後の対策を考えます。
時間が足りないのか問題へ対応できていないのか
自己分析する時に大切なのは、
・時間が足りずに解ききれなかったのか
・そもそも問題自体に対応できる力がついていない
のかを判断することです。
あまりないかもしれませんが、
・時間内に解ききれていて、取りたい点数まで届いている
という場合にはさらに精度を高め、余裕を持てるところまで高めましょう。
制限時間をなくすれば解くことができるのか
制限時間内では厳しい、と感じた時に時間を延ばして挑戦してみましょう。
ここで知りたいのは、
・時間無制限だと得点が取れるのか
ということです。
つまり、
必要な知識量・問題への対応力・スピード
のうち、どの部分を強化するべきかを知ることが目的です。
そこから強化方法を探り出しましょう。
知識重視の勉強法とスピード意識の勉強法
自分の現状がわかったら、後は弱点補強です。
問題に対応できないようであれば知識重視の勉強を。
スピードが足りないようであれば演習系の勉強を取り入れ、それぞれ克服を目指しましょう。
足りない知識を補うためにはそれまでの参考書に帰ることも
問題を解いていても解き方が思い浮かばなかったり、途中で止まってしまうという時には、それまで使っていた参考書に帰る必要がある場合もあります。
または、はっきりと出来る部分と出来ない部分がわかれている時には、分野別参考書にて出来ていない部分を集中して勉強することもあるでしょう。
どちらの場合も、まずはスピードより理解重視にしてください。
スピードを意識しすぎると、勉強はどうしても浅くなる傾向が強くなります。
その結果、点数の伸びは鈍くなると考えましょう。
スピードを上げるためには分野別などもおススメ
スピードを意識した勉強をする際には、目標時間が設定されている問題集を使うことも良いです。
共通テストで言えば、「きめる!共通テスト」「短期攻略」などには1題当たりの目標時間が設定されています。
他にも目標として時間が記されているものもありますので、参考にしてみてもいいでしょう。
最終的には時間配分は自分で決める
参考書の時間設定はあくまでも参考値です。
最後には自分で各大問の目標時間を設定する必要があることを押さえておきましょう。
人によって得意分野と苦手分野があり、その部分で調整をかけると一般的な時間が参考にならないことがあるためです。
例えば数学では、確率は速く解けるけど、図形には時間をかけたい
ですとか、
歴史では、中世は即答できるけど、近代史には時間をかけなくては
などの個別の対応が出来てます。
これは自分の力と、大学の問題構成とを見比べて個別に決める必要があります。
具体的に スピードを上げるには
時間をかけると解けるという段階を踏んだら、時間内に解けるようにしていくことになりますが、スピードを上げるポイントはどこにあるのでしょうか。
知識量が増えることで必然的にスピードアップ
これが一番オーソドックスな方法です。
どの科目においても、知識量が増えるとスピードは上がります。
思いつくまでの時間短縮、考える時間の短縮につながるためです。
似たような問題や、知識系の問題は瞬時に解けるようになることもあるため、まずはここを狙うことが王道です。
問題形式を知ることでスピードアップ
問題形式を知ることで、「何を求められているか」を瞬時に判断できます。
それにより、設問理解の時間が短縮されるためここでも時間短縮を図ることが可能です。
また、どの科目にも「慣れ」が存在します。
読解系は「読み慣れ」
数学系は「計算慣れ」
など、慣れることで速度が上がることもよくあることです。
技術を高めることでスピードアップ
最後は技術の向上です。
英語のスキャニングや、数学の計算を楽にする方法など、問題を解く際の技術を磨くことで時間を短縮できることもあります。
ですが、この部分だけを高めようとするのはよくありません。
あくまでも知識量によって速く解けるようになることが一番の理想です。
最終的な目標は 見直し時間を取れるくらい
どこまで速く出来るかは個人によって違うと思います。
理想はギリギリではなく、5分程度は余裕をもって終わること。
マークミスがないかどうかの確認が出来るくらいの時間を残せるといいですね。
本番ではどんなことが起こるかわかりませんので、不測の事態も考え、5~10分早く終えられるようにすることを最終的には意識しましょう。
おわりに
残り時間が短くなると焦りを生み出します。
焦りは冷静さを失わせ、普段だったら解ける問題もうまく考えられない状態にしてしまいます。
そういうことが起こらないようにするためにも、受験当日までにはスピード対策が出来ている状態にしておきましょう。
そのためにも、まずは今の自分の力と向き合ってくださいね。
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