青森県南、岩手県北の高校生・受験生の皆さん、こんにちは。
八戸市中心街、VIANOVAビル2Fの武田塾八戸校です。
受験生の皆さん、おおよその志望校は決まりましたか?
受験で使う科目を確定すること、過去問研究で勉強の方針を決めること、などのために夏くらいからおおよその目途を立てた受験生の皆さんも多いと思います。
今回は、実際に出願する際の併願校についてお話を進めたいと思います。
まだ少し早いよ、と思うかもしれませんが、そう言っているうちにあっという間に出願を迎えてしまうことになりかねません。
今から準備態勢に入っておきましょう。
国公立大学編
国公立大学は「前期」「後期」がメインの受験機会です。
公立大学では一部別日程がありますが、それでも何校も好きなだけ受ける、とはいきません。
出願は共通テスト自己採点後
国公立大学受験の大きなポイントは、共通テストの自己採点の結果を見てから出願するというところにあります。
共通テストの結果いかんでは、第一志望校への出願を取りやめるケースも出てくるでしょう。
共通テストが思ったように取れなかったその時になって焦らないように、本命大学にもう1大学くらいは考えておいてもいいのではないでしょうか。
また、特に後期日程では受け入れのない学部も存在したり、学科試験がなく面接や小論文のみということもありますので、そういう点にも気を付けましょう。
基本は同学部・同科目利用
いくつかの大学をピックアップする基準は同学部であることが多いでしょう。
そして、気を付けるべきは2次個別試験科目です。
基本的には同系統の科目を利用することが多いですが、大学によって違いがあることも珍しくはありません。
例えば同じような学部でも
弘前大学 教育学部 初等中等教育〔英語〕
2次個別試験 1科目 英語
岩手大学 教育学部 中学校教育〔英語〕
2次個別試験 2科目 英語 / 国数理選択
のような違いも出てきます。
岩手大学から弘前大学に変えるのは問題なくとも、その逆は負担が増えます。
もし、2次試験対策として英語しか勉強してなければ、プラス1科目を1ヶ月で仕上げることになりますね。
これが科目を調べておく大切さです。
共通テストは受けられる科目を受けておく
すでに申し込みを済ませた人も多いであろう共通テスト。
受けられる科目は全科目受験しておきましょう。
一部の国立大学、そして公立大学では3~4科目受験が可能なところもありますが、全科目受けておくことにより、他大学への受験も可能になります。
これをもし3科目でいいや、という受け方をしてしまったら、全科目必要な大学は初めから受ける可能性さえなくなってしまいます。
ただし、その1大学以外は受ける可能性がゼロという時には少数科目受験でもいいでしょう。
私立大学編
私立大学の併願は複数大学で考えるのがおススメです。
私立大学の併願方法は幅広い
私立大学の併願はいくつかの方法があります。
併願と聞くと違う大学をいくつも受けるイメージを受けるかもしれませんが、大学入試においては、
・同大学の別学部を受ける
・同大学同学部を異なった形式で受ける
・別大学を受ける
という方法を取ることができ、それを組み合わせることによって複数校・複数学部を受験することが可能です。
例えば東洋大学などでは、
日程が異なる入試形態は全て併願可、
同日程でも複数学科の併願可、
とされています。
さらに、併願には受験料割引も用意されていますので、懐にも優しい対応をしてくれています。
挑戦ー実力相応ー滑り止め
挑戦・実力相応(勝負)・滑り止め(安全)として、それぞれで2~3大学・学部ぐらいずつの受験をお勧めします。
合計で6~9くらいでしょうか。
もちろん状況によってはこれより少なくなることはあります。
様々な要因がありますので、どうしても1大学しか受けないという人も中にはいました。
個人によって出願数は変わるところですが、1~2大学のみの出願とすると万が一のことが起こらないとも限りません。
入試では何が起こるかわかりません。
気持ちに少しでも余裕を持たせるためにも考えて欲しい部分です。
日程・受験地の確認を抜かりなく
私立大学の受験日は1月の共通テスト直後くらいから3月にかけてほぼ毎日設定されます。
同じ大学でも複数の受験日が設定されていますので、日程被りのない出願をするように気を付けましょう。
また、地方から移動が必要な場合には、移動疲れも考慮してください。
移動は思いの他大変です。
また、長期間のホテル滞在も人によっては苦手かもしれません。
連泊が長くなりすぎないように、帰ってきた次の日にまた移動になるなどの負担がないように日程調整しましょう。
併願の具体例
これまでに実際に受験した生徒さんの併願の具体例を紹介します。
3つのパターンをどうぞ。
例1 早稲田文系縛り
① 早稲田大学 人文科学部
② 早稲田大学 社会科学部
③ 早稲田大学 商学部
④ 早稲田大学 教育学部
⑤ 明治大学 政治・経済学部 センター利用
⑥ 明治大学 商学部 センター利用
早稲田大学にどうしても行きたいという強い思いを持った文系生徒の併願です。
センター利用はどちらも合格、早稲田一般は2学部の合格を手にしました。
早稲田大学は学部によっても問題傾向が違うため、過去問は全学部に取り組んでもらいました。
例2 MARCH狙い センター利用も併願
① 明治大学 理工学部
② 青山学院大学 理工学部 A・B両日程
③ 法政大学 情報学部 A・T両日程
④ 法政大学 情報学部・デザイン工学部・理工学部 センター利用
⑤ 中央大学 総合政策学部 センター利用
⑥ 東洋大学 総合情報学部・情報連系学部 センター利用
⑦ 工学院大学 情報学部 センター利用
⑧ 国士舘大学 理工学部 センター利用
センター利用で8学部の受験をしています。
いわゆる抑えとしたところは全合格でした。
同じ大学・学部でも日程を変えて受けている点も特徴的です。
例3 バランスタイプ
① 同志社大学 経済学部
② 同志社大学 商学部
③ 立命館大学 食マネジメント
④ 京都産業大学 経済学部
⑤ 龍谷大学 経済学部
⑥ 独協大学 経済学部
⑦ 東北福祉大学 総合マネジメント
⑧ 嘉悦大学 経営経済学部 センター利用
挑戦校・勝負校・抑え校と数大学ずつバランスを保って入れた形です。
同志社・立命館は厳しい結果となってしまいましたが、見事京都産業大で花を咲かせてくれました。
おわりに
併願には受験料や交通宿泊費も必要となるため、ご家族との相談も必要になってきます。
出来るだけ複数大学を受けた方がいいのですが、それでも少ない数で勝負せざるを得ない時もあるでしょう。
現役絶対合格を目指すのか浪人も意識に入っているのかでも違いますが、3つのレベルを意識した併願校選びを意識してみましょう。
こちらの動画もご参考に
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