青森県南、岩手県北の高校生・受験生の皆さん、こんにちは。
八戸市中心街、VIANOVAビル2Fの武田塾八戸校です。
昨日は推薦型選抜について概要を紹介しましたが、同時に総合型選抜(旧AO入試)も話題に上る時期になりました。
これらの形式で受験する際に避けては通れないと言える小論文。
今回はその小論文の良くない答案によく見られる特徴をご紹介します。
細かな内容についてというより基本の部分が多いです。
最低限守るべきルールを確認しましょう。
小論文解答 よくないあるある5選
小論文は独学が難しい分野の一つです。
他人の目から客観的に見てもらわないと気づけない部分も多いためです。
次の5つは自分の意識で直せるものですので、これだけでもまずは気を付けてみましょう。
① 結論が何かわからない
結論は書いてください。
そして、質問に対しての解答となるような結論にしましょう。
小論文は要約問題を除き、書いた人がどのような考えを持っているかを見るためのものです。
「見解を述べよ」「あなたの考えを書け」
といった問題が多く出されるのですが、これに対して答えとなる結論がないと「あなたの考えがわかりません」で終わってしまいます。
結論(自分がどう思っているか)を入れること、これは小論文を書く際のmustと考えましょう。
模範解答を読んでみると、結構わかりやすく1行目から結論が書かれてあることが多くあります。
まずは結論を述べて、そこから意見を支える根拠や具体例を入れていくパターンを最初に使えるようにすると、後から応用可能になるのではないでしょうか。
② 字が汚い
うまくなくても良いので、読み易い字で書くようにしましょう。
汚い字では別の字に見えてしまうことさえ起こり得ます。
採点者が文脈から推測しなくてはいけないようだと、採点官の方の負担にもなってしまいますね。
多数の小論文を読むことになるため、これは結構なストレスを感じることになるでしょう。
そういうことはあらかじめ防ぐようにしましょう。
よくあるパターンとして
・感じが思いつかず、ひらがなでごまかす
・不確かな漢字を判別しずらいようにごまかして書く
などもあるようです。
小細工はすぐにばれますので、人に読んでもらう解答だということを意識し、読み易い解答を心掛けましょう。
③ 文法的に日本語がおかしい
よくあるのが、接続詞が抜けていて文のつながりが取りにくい、というものでしょうか。
新聞の「天声人語」や「編集手帳」などのコラムを使って文章を練習するということが流行ったことがありますが、この影響もあるのでしょうか?
正確なところは分かりませんが、文の前後の流れは接続詞によってよりはっきりします。
しっかり流れを明示しましょう。
また、1文が長すぎることも見受けられます。
「。」で区切れるところを「、」でつないでしまっている形です。
これは、シンプルに読みにくいです。
語句と語句の修飾関係も取りづらくなりますので、極端に長くなりそうな時は2文に分けましょう。
そして、この流れでもう一つ挙げると、英語でいうSV関係が成り立っていないこともあります。
長い文になると特に主述関係が見にくくなりますので、注意して下さい。
最後に「で・ある調」と「です・ます調」の混同を避けましょう。
これは比較的すぐ直せるはずです。
書くことに夢中になりすぎていると意識できなくなることもありますが、初めからどちらで書くか決めてかかりましょう。
慣れるまでは空欄スペースに「で・ある」などとメモをしておいても良いでしょう。
④ 記述内容の量の配分が悪い
例え話の部分がやたらと長くて、結論が短い、などのバランスの悪さです。
自分の意見を述べるのが小論文ですので、意見を支える具体例等の割合には注意したいですね。
最後のオチだけを盛り上げるのではなく、流れの配分を考えた文章にしましょう。
⑤ 課題に対しての解決策が不十分
「それでほんとに、ほんとに解決するの?」
と突っ込みたくなるような解答です。
じゃあ「○○したらどうなるの?」
と突っ込まれた時に「それはちょっと考えてません」となってしまう。
つまり、「反論を想定できていない」ために起こることです。
「それはちょっと考えてません」の部分をしっかり考えるのが小論文。
これに対しての一つの方法として、「確かに~だが」と反論を自分から想定する譲歩は有名な方法ですよね。
譲歩を使わない際にも、ここ突っ込まれないか、という反論は想定しておくとよいかもしれません。
意見というより思いつき?と思われないように気を付けましょう。
小論文を書くためにはまずルールを確認しよう!
小論文が出来ない理由の一つにルールを知らないことが挙げられます。
小論文はどういう解答を書かなくてはいけないか、どういうことが求められているのかを分かった上で書くようにしましょう。
そして、他の人に読んでもらう前に自分でも読み直しをし、読みにくい部分がないかを自己チェックするように心がけでください。
ルールを守れているかどうかは自己チェック可
内容に関しての自己チェックは難しい面もありますが、内容面以外では自分で見直せる部分も存在します。
まず、小論文を書く際にはよくあるテーマの解答をストックしておき、それに自分の意見を肉付けして解答を書きあげましょう。
書く際には、字の読み易さ、一文の長さなど、意識すれば気を付けられる部分には必ず注意します。
そして自分で添削する時には1週間くらいのある程度の期間をおいてみるとよいでしょう。
直後に読み直しをしたのでは、解答を書きあげる大変さも伴って思い入れを持ってしまうため、自己評価が高くなってしまう傾向があるためです。
しばらく時間を空けて読んでみると、「誰だよ、こんなに読みにくい文章書いたの」と思うことも珍しくありません。
時間をおいて見直し、リライトし、それから他の人に読んでもらう方が効果が高いでしょう。
おわりに
小論文には決まった「正解」がありません。
特に内容は自分でも書いていて疑心暗鬼になることもあるくらいです。
ただし、書く際のルールに関しては意識して守ることが可能です。
出来ることからコツコツと。
参考書の模範も参考に書く練習をしてみましょう。
こちらの動画もご参考に
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