青森県南、岩手県北の高校生・受験生の皆さん、こんにちは。
八戸市中心街、VIANOVAビル2Fの武田塾八戸校です。
共通テストの出願開始がいよいよ今月末に迫ってきました。
そして同時に、推薦型選抜の出願開始の時期も近づいてきています。
ここで全体としての入試形態、さらに推薦型選抜について確認しておきましょう。
名称が変わる各入試形態
2021年度入試から、これまで使われていた入試の名称が変更されます。
特に、馴染みが深くなってきていたAO入試は、その名前がなくなってしまいます。
新しい入試名称
2020年度入試までから、大きく次のように名称が変化します。
「大学入試センター試験」→「大学入学共通テスト」
「AO入試」→「総合型選抜」
「推薦入試」→「学校推薦型選抜」
「一般入試」→「一般選抜」
入試から選抜へと名称変更されていますね。
名称変更だけならいいけど・・・
名前変っても中身は一緒でしょ、って思った人もいますよね。
そうならいいんです。
ですが、2021年度入試は問題傾向も含め、いろいろな変化が起こりそうな年となりそうです。
しかも、新型コロナも絡んできたため、今年の受験生は予測できないこととの闘いの準備も必要になりそうな気配です。
今後も出てくるであろう情報に関しては、出来る限り今後のブログでも情報提供を続けていきます。
今回は、推薦型選抜に絞って話を進めていきましょう。
推薦型選抜のいろいろ
学校推薦型入試はいわゆる公募型推薦の形を取ります。
これとは別に、もう一つの推薦の種類があるのをご存じの方も多いでしょう。
それが『指定校推薦』です。
高校に枠がある指定校推薦
指定校推薦枠は基本的に一般には公表されていません。
大学と高校の関係により、学校ごとに枠がある形の推薦形式です。
学校の信頼にも関わるため、入学した後も学業をしっかり修めなくてはなりませんが、校内審査を突破すれば医学部以外ではかなりの確率で合格できているようです。
先日八戸校に通う生徒が通っている学校でも校内審査の結果が発表されたとの話題が出ていました。
多くの学校でそろそろ校内審査の結果は分かってきている頃でしょうか。
公募推薦 学校推薦型選抜
一方、各大学のHPでも発表されている公募形式の推薦が学校推薦型選抜です。
こちらには学校ごとの人数制限はない場合もありますが、「推薦」してもらえるような何かを持っていることが条件です。
普段からの学校での生活の様子、特に3年間の学業は重要です。
全科目の評定値の平均が○.○以上ないと受けられれない、という制限がある場合もありますね。
1年生の時から勉強を頑張り続け、定期テストにおいても良い点を取ることができている、しっかりと高校生活を送ることができた人が権利を得ることができる入試の方法です。
必ずしも学業のみではない
学業以外でも推薦してもらえるポイントはいくつもあります。
いくつか紹介してみましょう。
・スポーツ推薦
全国・県大会レベルでの上位入賞が条件です。
競技種目を指定する大学が多いのも特徴です。
・文化活動推薦
都道府県レベル以上のコンクールやコンテストでの上位入賞が条件となります。
こちらも指定種目に注意しましょう。
・取得資格推薦
高校在学中における、英語(英検、TEAPなど)や、簿記、情報処理などの資格・検定取得者が対象。
特に英語有資格者対象の推薦は、ここ数年で増えてきているようです。
・課外活動推薦
クラブ活動や生徒会活動などで、リーダーシップを発揮したり、優れた成績を残したりした人が対象となっています。
・社会活動推薦
ボランティア活動や地域活動で実績をあげた場合ですね。
活動実績の証明が必要となります。
・一芸一能推薦
分野を問わず、あらゆる分野で特技・資格・能力・個性を持っている人を対象としています。
中々興味深いですね。
スポーツ推薦は有名ですが、他の部分でも自分が秀でていると思える部分がある時には考えてみてもいいかもしれません。
推薦型入試の試験内容
学力検査がある場合とない場合があります。
2021年度入試においては学力検査を課す場合が多くなるかもしれません。
試験内容
①書類審査(調査書、推薦書、志望理由書など)
②書類審査+面接
③書類審査+小論文(作文)+面接
④書類審査+学力試験+小論文(作文)+面接
⑤書類審査+学力試験+面接
⑥書類審査+実技試験(実験)+面接
などの形が見られます。
書類審査と面接はほぼ必須と考えていいでしょう。
特にスポーツ推薦では実技が課せられることが多くなります。
大学別実例 2大学を例に
実際に2大学を取り上げ、どのような試験になっているかを紹介してみましょう。
ここ青森県の国立大学、弘前大学と私立大学から日本大学を紹介します。
弘前大学
出願期間 10月1日(木)~10月7日(水)
選考日 11月7日(土)・8日(日)
総合型選抜Ⅰ (共通テストなし)
人文社会科学部
①面接(個人)、②小論文、③学習計画書(自己PR・志望理由と入学後の学習計画・大学卒業後の進路希望)
教育学部
音楽専修 ①実技試験(共通課題と選択課題)、②個人面談(10分程度)
美術専修 ①実技試験(鉛筆デッサン)、②個人面談(30分程度)
保健体育専修 ①実技試験(器械運動、陸上競技、柔道、バスケットボール)、②個人面談(30分程度)
理工学部
①レポート(講義の実施とその内容に関するもの)、②個人面談(基礎学力試問あり、20分程度)、③出願書類
農学生命科学部 : 食料資源学科、国際園芸農学科、地域環境工学科
①小論文(800文字・90分)、②個人面談(口頭試問あり・20分程度)、③出願種類
総合型選抜Ⅱ (共通テストあり)
教育学部
小学校コース ①小論文(800字)、②集団討論(30分程度)、③個人面談(プレゼンテーション、20分程度)、④出願書類
特別支援教育専攻 ①集団討論(120分)、②個人面談(15分程度)、③出願書類
養護教諭育成課程 ①集団討論(40分)、②個人面談(15分程度)、③出願書類
医学部
医学科 【青森県内枠、北海道・東北枠あり】 ①個人面談(25分)、②ケーススタディの自学自習(資料を読み論述)
保健学科 ①小論文(800字・60分)、②個人面談、③出願書類
農学生命科学部 : 生物学科、分子生命科学科
①個人面談(口頭試問あり、20分程度)、②出願書類
日本大学
~公募推薦が利用な学部~
商学部、芸術学部、国際関係学部、生産工学部、工学部、歯学部、松戸歯学部、生物資源学部、薬学部
商学部 : 商業学科、経営学科、会計学科
出願期間 11月2日(月)~11月5日(木)
選考日 11月21日(土)
試験科目 ①書類審査(資格・検定試験の成績)、②小論文、③面接(普通科等在学生と学術活動優秀者対象のみ英語の検定試験を利用できる)
※各種資格試験に関する制限あり
芸術学部 : 写真学科、映画学科、美術学科、音楽学科、文芸学科、演劇学科、デザイン学科
出願期間 11月4日(水)~11月11日(水)
試験日 11月22日(日)
試験科目 ①書類選考、②小論文あるいは実技試験、③面接
国際関係学部 : 国際総合政策学科、国際教養学科
出願期間 11月9日(月)~11月13日(金)
試験日 11月22日(日)
試験科目 ①書類選考、②小論文、③面接
etc・・・
学部によって必要な資格試験も
2大学紹介しましたが、弘前大学の方では学部により、共通試験有と無で2パターンありました。
日本大学の方は学部によって日程も異なり、その学部独自色も出そうです。
特に商学部ですが、
日商簿記検定2級/全勝簿記実務検定1級/全勝情報処理検定1級
などの資格や英検・GTEC・TOEICなどの英語に関する資格を持っていることが推薦条件となっている場合もあり、それらを所有しているかどうかもキーになりそうですね。
推薦を考える場合には、自分がその資格を満たしているかも確認するようにしましょう。
おわりに
推薦型選抜は高校生活の皆さんの普段の頑張りを認めてくれる入試形態です。
受験の可能性を広げることができるという意味でも、利用できるチャンスがある人は考えてみてはいかがでしょうか。
努力したことが認められるのはうれしいことですよね。
自信をもって受験しましょう。
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