青森県南、岩手県北の高校生・受験生の皆さん、こんにちは。
八戸市中心街、VIANOVAビル2Fの武田塾八戸校です。
共通テストの出願まであと1ヶ月余りとなりました。
すでに受験配慮事項の出願前申請は始まっており、今年も本格的に受験準備が始まる時期となっています。
そんな中、以前にもブログ記事で紹介した通り、私立大学の入試形態はどんどん複雑化しています。
2021年度入試に関しては共通テストの重要性が高まる私立大学もありそうです。
今回は私立大学受験の際の共通テスト利用入試について考えてみましょう。
私立大学での共通テスト利用入試利用を考えてみよう!
共通テスト利用は国公立大学受験にのみに使われるかというとそんなことはありません。
私立大学でも利用できる大学が年々増えてきているようです。
いえ、利用できるどころか利用しなくてはならない大学・学部も出てきそうです。
まずは、以前にも紹介していた、基本となりそうな使い方2種類を確認しておきましょう。
共通テスト利用選抜
独自科目試験を設けない受験方法です。
完全に共通テストの結果のみでの合否判定が出されるタイプの入試です。
2科目から5科目が多くみられる形となりそうですが、大学によっては1科目から7科目まで幅広く設定されます。
共通テスト併用選抜
共通テストの得点に、大学独自の科目試験、または面接などの得点を足した合計点で合否判断がされるタイプです。
共通テストに合わせ個別試験も受ける必要がある大学では1~3科目の個別試験を課すことが多いようです。
2021年度入試の注意点
2021年度入試では、一部の私立大学で、一般選抜が共通テスト併用選抜となりそうですので、そこは注意が必要です。
具体的にどういうことかというと、大学独自の問題がそもそもなくなってしまうということです。
2020年度入試までであれば、共通テスト併用入試と一般入試が両方別に存在していました。
しかし、大学独自の問題だけで挑む一般入試の形がなくなる大学・学部がありそうなのです。
例えば、
立教大学 文学部を除き、英語共通テストまたは英語資格・検定試験のどちらかの受験が必須
青山学院大学 個別学部日程の多くが英語・国語の共通テスト受験を必要とする(全学部日程は大学独自問題)
というような形です。
この場合、共通テストを受けなければ受験自体ができませんので、必ず受験しましょう。
一般的な受験の考え方
共通テスト必須の大学を受ける際には共通テストを受験しないという考え方はありませんが、必須でない場合にはどう考えればよいでしょうか。
可能であればできるだけ受験したほうがいい、というのが答えですが、戦略として国公立大学併願と私立大学専願ではその利用方法も変えることもありです。
国公立・私立併願ならば複数科目利用もあり
国公立大学を受ける多くの受験生は、当然ですが共通テスト対策を入れ込んだ勉強計画になっていると思います。
そういう場合であれば、共通テスト利用を使う利点があると思います。
センター利用と大きく変わらなければ、中心となるのは2科目型~5科目型です。
国立大学を狙っている場合は5科目の対策をしている場合がほとんどですので、多科目でも対応可能です。
そして、少数科目より多科目の方が合格点に必要な科目ごとの正答率が下がる傾向にあるため、他科目で挑戦したほうが有利な場合が現れます。
例えば、
大東文化大学 教育学部 3科目型 73.8% 4科目型 53.4%
東洋大学 文学部 3科目型 81.9% 4科目型 76.7% 5科目型 72.0%
立命館大学 法学部 3科目型 86.0% 5科目型 82.9% 7科目型 78.8%
というような感じで、基本的には科目数が多いほど得点率が下がっていることが読み取れると思います。
つまり、国公立大学と私立大学を併願していて、多科目で勝負できる時には、大学によっては有利に働くと言えます。
私立大学専願の時には一般選抜と同じ科目で勝負
では、私立専願の時にはどう考えればいいでしょうか。
そうです、一般選抜で使用する科目と同じ科目で勝負すればいいのです。
たしかに、共通テスト対策には時間が取られます。
もしその時間が惜しいというのであれば一般選抜にすべてをかけてしまう方が得策なこともあるでしょう。
ですが、共通テスト対策を基礎の定着に役立たせると考えられる場合には、ある程度の期間を対策に充て、3科目だけ共通テストを受験する方法を取ることも可能です。
共通テスト受験日から私大入試まで1ヶ月もない場合もありますので、そこは慎重な判断が必要にはなります。
11月から短期集中で
例年であれば、11月末~12月頭にかけていくつかの予備校で共通テストプレテストが開催されます。
本試験とこのプレテストの日程を基準として勉強計画を立てるとよいでしょう。
プレテストは一つは受験しよう
いくつかあるプレテストのすべてを受ける必要はないかもしれませんが、必ず一つは受験し、本番へのシミュレーションとしましょう。
自己採点を正確にすることや、休み時間の使い方など、問題を解くこと以外にも気にかけておくことはいくつもあります。
プレテスト前に準備をはじめ、プレテスト後に足りない部分の埋め合わせ
プレテストには何の対策もしないままで臨まないようにして下さい。
11月に入ったころから対策をはじめ、ある程度対応できる力がついた状態でプレテストを受けましょう。
そして、自己採点等で自分の弱点を知り、12月一ヶ月間で足りない部分を補完する作業をしましょう。
おわりに
出願が始まり、さらに時期が近付いてきた時には、細かな注意点もお伝えいたします。
今はまず、共通テスト出願が近づいているため、自分の受験方法をどうするかのヒントとして考えて欲しいです。
一番合格に近づきそうな道を探り出しましょう。
こちらの動画もご参考に
↓↓↓↓↓
まずは無料受験相談においでください。
武田塾では無料受験相談会を随時行っております。
科目ごとの勉強について悩んでいること
受験について気になること
参考書の使い方
など気になっていることはどんな小さなことでもお尋ねください。
無料受験相談へのお問い合わせは下のフォームからどうぞ。
お電話・ライン公式からでも受け付けいたします。
ライン公式はこちら
武田塾八戸校
〒031-0042
青森県八戸市十三日町1番地
ヴィアノヴァビル201
☎0178-38-8466