青森県南、岩手県北の高校生・受験生の皆さん、こんにちは。
八戸市中心街、VIANOVAビル２Fの武田塾八戸校です。
人生は選択の連続です。
高校生までの間でも数多くの選択の必要性に迫られた経験があるのではないでしょうか。
そしてそんな選択を迫られる一つが「文理選択」ではないでしょうか。
そんな中でも今回は、理系を選んだもののあまりしっくり来ていないという皆さんに、「文転」についてお送りします。
理系が合わないと感じた時の最終手段「文転」
文系に進むか理系に進むかを決めるのは多くの場合高1の途中になるでしょうか。
選ぶ際のポイントはいくつかあると思います。
この時、学校によっても違うかもしれませんが、約半数の人は理系を選ぶことになると思います。
そもそも文転とは
文転とは、文字の通りで、理系の道に行こうとしながら文系受験に切り替える・転じることです。
理系に進んでしばらく時間がたつと後悔してしまうことがあります。
（もちろん逆もまた然りですが・・・）
理由としては
少し合わなかった・難しすぎた・挫折した・将来やりたいことが別の道だった
等が挙げられます。
どうしても理系はもう無理、と思った時には文転も視野に入れてみましょう。
理転より文転の方が変えやすい？
巷では理転より文転という言葉の方が広がっています。
なぜでしょうか。
実は文転の方が新しく取り組む科目が少なく、理転に比べて若干敷居が下がるのです。
具体的に見てみましょう。
受験科目で見てみます。
数Ⅲ ⇒ 数学ⅠA ⅡB
理科 応用2科目 ⇒ 理科基礎2科目
文系の方が範囲が狭まる上記科目は理系の知識で文系の内容に取り組むことが可能です。
理転の際に起こる理系科目のこの逆のパターンはかなりしんどくなりそうです。
文転によって増える科目ですが、
国語記述
社会1科目
となるでしょうか。
社会科も独学可能な科目を選択することを考えると、こちらの方も何とか対応できそうですね。
文転した時の心配事
文転する際には確かに心配になることも生まれます。
以下2点は意識に入れておきましょう。
定期テスト
理系にいながら普段は文系の勉強を進めなくてはならなくなりますので、一番きついのではないかと思えるポイントは定期テストになります。
定期テストで赤点を取ってしまうと評定にも関わることになります。
そのため定期テストではある程度の点数を狙っていくことになりますが、普段は文系の勉強をしているわけですので、テスト週間に集中して勉強することが必要になります。
理系で学ぶ内容は丸暗記のみでは対応できないこともあるため、ここは苦労することがあるかもしれません。
定期テスト前には受験勉強を一時的にストップする必要さえも出てくるかもしれません。
学校の授業と宿題
学校では理系の授業もあり、もちろん宿題も出されます。
言うまでもなく、日々の勉強はこれらとどうやってうまくバランスを取るかがキーとなります。
自分のしたい勉強はたくさんある、学校と両立もしなくてはいけない。
何が大切なのかを判断する力と、やり抜くだけの精神力は必須と言えるでしょう。
文系受験で数学を使えることが利点になることも
文転でひとつ有利なことが文系受験での数学利用です。
全員ではないかもしれませんが、理系では数学の進むスピードが速く、内容も濃いため、文系の人に比べたら得意と言える人も多いのではないでしょうか。
そしてそんな皆さんに。
文系学部でも受験科目に数学を使用できる、あるいは必須の大学は実は多いのです。
しかも、もちろんⅠA・ⅡBまで。
ここで差をつけられる人もいるかもしれません。
中には数学が苦手だという場合もあると思いますが、その際には他の科目選択も考えられます。
独学が成功の鍵
定期テスト前には理系科目の勉強をしなくてはならない、とお伝えしましたが、トータルの勉強量は若干減る可能性があります。
将来が決まっていなくて理系文系にそこまでのこだわりがないのであれば、文転して同じ労力でいい大学への進学もありかもしれません。
独学で文系科目をしっかり勉強できれば大学受験を成功させることは可能です。
おわりに
気を付けてほしいのは「文転を勧めている」訳ではありません。
あくまでも、理系を選んだものの、このまま続けても理系科目が足を引っ張って受験で失敗してしまう、などとしっかりした理由があるかどうかを慎重に判断して決めましょう。
人生は選択の連続。
時には後悔する選択もしてしまうことがあるかもしれませんが、受験に関する選択はより慎重にし、後悔のないようにしましょう。
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