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【現代文】記述式になると問題が解けない! どうすればいいの?

青森県南、岩手県北の高校生・受験生の皆さん、こんにちは。

八戸市中心街、VIANOVAビル2F武田塾八戸校です。

共通テストや私大では国語の問題の多くはマーク式です。

ですが、国公立大学を目指す人が避けては通れないのが記述です。

記述問題になると一気に解けなくなる、という声はよく聞きます。

そこで、今回は現代文の記述問題を解くにあたっての心構えをお伝えいたします。

記述式もマーク式も基本的な作業は同じ

マーク式と記述式の問題を別物と思ってしまっている人もいるかもしれません。

ですが、答え方の形式は違うとはいえ、考える過程そのものは同じです。

まずはその部分について確認してみましょう。

何より中心は本文より解答根拠を探すこと

現代文には必ず「文章」が出題されます。

基本的にはこの文章のみが解答を導くための道具になっています。

マーク式の問題であっても、記述式の問題であっても、問題に出された本文から根拠を探そうとすることが現代文の問題に取り組むことと言えるのです。

雰囲気で解かないことが大切

マーク式問題には5択くらいの答えとされる文があり、その5択の内の一つにすでに正しい答えの文が書かれています。

解答を自分で組み立てるのではなく、書かれているものを読み取って正しいかどうかを判断する形になるため、本文内容と漠然と比べるだけの解き方をしてしまうと、なかなか力がついてきません

そして、その雰囲気で漠然と解くことを繰り返してしまっていると、いざ記述式となった時に書けないことが起こるのです。

マーク式問題も記述式を解く感覚で

雰囲気で解くことをしないようにするためには、マーク式問題を解く時から根拠をしっかりと探し出すことを怠らないことが必要となります。

設問をチェックする ⇒ 根拠を本文から探す ⇒ 正解に必要な情報がある選択肢をマークする

がマーク式問題の解き方ですが、この最後の部分を自分で書き出すことが記述式の解き方になります。

解答根拠は複数個所にわたることもあります。

そして傍線部の前・後の両方にわたっていることさえあります。

それらの複数個所を組み合わせて記述の答案を作り出します。

普段の勉強から、自分でこれらの解答根拠を探す癖をつけておかないと、いつまでたっても解答力は身につきませんね。

もし、記述式の問題だと模範解答と大きくずれてしまっているというのであれば、根拠の見つけ方・探し方が良くないことが多いです。

マーク式問題の時にも必ず自分で探し出す練習をしましょう。

記述式解答の組み立て方

解答根拠を見つけることができるようになったら、次は実際に組み立てて書く必要があります。

まずは骨組みを考えることから

記述式の問題には、キーとなる語・語句が存在します。

その言葉を中心とし、骨を組むことから始めましょう。

絶対に入れたい語で何語になるかを中心にし、それをどういう流れになるように結びつけるかによってどのような言葉を付け足すかが決まります。

逆に最初多めに書いておき、そこから削っていく方法もあります。

これは問題の質にもよりますので、一概に必ずこちらで、ということはありませんが、どちらにしても骨となる部分を考えることを最初にしましょう。

いきなり解答欄に書き込まない

骨組みから足しで文を長くする必要があるので、いきなり解答欄に書くのは良くありません

時間がないと思っていきなり解答欄に書き出すことがあるかもしれませんが、解答用紙上で何度も消しゴムを使うのは意外にストレスですし、解答用紙も汚れます。

必ず下書きをしましょう。

下書きだと消しゴムを使う必要がなくなることも利点の一つです。

問題用紙に下書き用のマスがある場合にはそれを利用します。

この時はきれいに書くよりも早く書くことを優先してもいいでしょう。

設問の要求に応じること

聞かれたことに答えるのは、国語以外の科目であっても当然のことです。

国語では設問に対して的確に答えるように心がけましょう。

「理由は何ですか?」 ⇒ 「○○の理由だから」

「△とはどういうことですか?」 ⇒ 「△は✕✕ということ」

など、設問の要求にこたえた形でベストな答案を目指すことが大切です。

字数調整は必ず最後に行う

これまでをまとめると、

A・B・Cの解答根拠となる要素を結び付け、骨組みを作った後、設問に対してベストな答え方を考える

となります。

そして最後に字数調整をして完成となります。

先にも少し述べているように、字数調整は足し算・引き算のどちらも可能ではあります。

問題に応じてここは使い分けましょう。

具体例を入れるのか抽象的な内容にするのかを考えるだけでもまずは調整が可能です。

語彙の言い換えなども使えますし、何題か練習して自分の得意な方向性を見つけ出しましょう。

記述力向上の鍵は復習にあり

では、最後は具体的な勉強の仕方です。

記述力を高めるポイントは復習にこそあります。

記述力養成に使える参考書

記述の勉強に役立つ参考書2冊を紹介しましょう

・国公立標準問題集 CanPass現代文

canpass 現代文

・得点奪取 現代文

得点奪取現代文

2冊ともに特徴として挙げられるのは、採点基準に詳しいということです。

どんな回答を書くことで満点を取れるのか、どんなキーワードが抜けていれば減点されるのかを確認することが可能です。

採点基準を元に振り返りを

例えば採点基準が5つあったとしましょう。

その5つが

○ ○ ✕ ○ ✕

だったとした時、その抜けていたポイントがどうして抜けたかを分析します。

・字数調整の時に削ってしまった

・そもそもキーワード(根拠)として挙がってこなかった

などなど、本当は必要だった要素が抜け落ちてしまっていた原因を探りましょう。

解説で確認すると、自分ではそれほど重要ではないと思っていた部分が実は解答の重要な要素だったということもありえます。

復習で自分で完全解答を書けるように

骨となる内容に何を足すか、何を引くかの部分を確認できたら、最後は自力でその模範解答を書けるようにしましょう。

その際、模範解答の暗記はやめてください。

根拠がどこになっていて、キーワードは何か。

そのキーワードをつなぐためにはどんな言葉を使うか、そしてどうまとめればよいのか。

を一つずつ思い出し、本当の意味で自分で書けるようにしましょう。

この復習の積み重ねが記述対策になります。

絶対にしてほしくないこと

復習でしてほしくないことは、

「あー、ここか」

で終わらせてしまうことです。

英語の長文読解でも同じですが、解説を読んで根拠となる文を見つけるのは容易です。

あくまでもそれを自分で出来るようになることが復習の際の目標となります。

おわりに

現代文に限りませんが、記述問題になると点が伸びない、というのはよくある悩みです。

もちろん、マーク式の方が取りやすいことは確たる事実ですが、根本的な解答姿勢は大きく変わりません。

普段の勉強の時から意識を高め、様々な問題への対応力を身に付けましょう。

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