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【大学入試】複雑に見える大学入試 私立大学の入試タイプについて

青森県南、岩手県北の高校生・受験生の皆さん、こんにちは。

八戸市中心街、VIANOVAビル2F武田塾八戸校です。

私立大学の入試要項を見た時に、あまりにも入試のタイプが多くて驚く皆さんも出てくるかもしれません。

○○方式、や○○日程という言葉がたくさん並び、どれを受ければいいかというところから迷いが出てしまいますね。

今回は、この入試方式について簡単にご紹介します。

私立大学入試 まずは全学部か個別学部か

私立大学では「全学部入試」「個別学部入試」という分け方があります。

まずはこの2つについて紹介します。

全学部入試 同じ問題で複数学部に出願可能

ほとんどの大学では、複数の学部・学科が設置されています。

そして、その中で自分が学びたい分野がある学科を選ぶことになるのですが、この全学部入試では、1度の受検で複数の学部に出願可能というメリットがあります。

そもそも受験方式は大学により、

・全学部入試のみ

・全学部入試と学部別入試の両方あり

・学部別入試のみ

のパターンに分類されるのですが、全学部入試のみで、学部別の試験を行っていない大学も見受けられます。

例えばですが、複数学部設置で全学部入試のみを行っている大学として

ノースアジア大学

流通経済大学

駿河台大学

東京経済大学

常葉大学

京都女子大学

広島工業大学

四国大学

熊本学園大学

などなど、上記以外にも多数あります。

上記大学は各地方で1校目安の紹介です。

個別学部入試 自分の受けたい学部をピンポイントで

もう少しすると、赤本や青本と呼ばれる大学の過去問集が出版される時期になります。

その時に同じ大学で複数冊出版されているものがあるのに気付くことがあるはずです。

これは個別学部入試の問題で、学部ごとに問題が違っているために起こることです。

例えば、文系で早稲田大学に行きたい、と思っているとしましょう。

その際には

文学部・文化構想学部・人間科学学部・政治経済学部・・・

などの学部により、違う問題に対応する力が求められます。

一概に早稲田、といっても違う大学ではないかというくらい問題はバラバラなんですね。

そのため、過去問も受ける学部すべてを見ておく必要が出てきます。

行きたい学部が少数に絞られている時には、その問題形式に対応できる力を付けるほうがいい場合もあります。

科目数について

私立大学には同じ学部においても○科目型という受験方式の違いがあります。

得意な科目に絞って少ない科目の方が楽と思う人もいるかもしれませんが、科目数が少ないほうが募集人数が少なく、さらに1科目ごとの平均得点は高くなる傾向があります。

そのため、本当に得意と言える科目で高得点を狙うことが出来、苦手科目を使わずに戦いたい人であれば少ない科目数を使うことが有益になるかもしれません。

参考までに、東洋大学のある学部では合格最低点として

3科目型 1科目平均59%

4科目型 1科目平均53%

の正答率が必要でした。

なお、同学部の後期の2科目型は 84%の正答率を必要とします。

日程や大学ごとの方式について

国公立大学であれば、前期・(中期)・後期と日程が決まっています。

しかし、私立大学では日程も受験方式も本当に大学によってさまざまで、細かく確認する必要があります。

2020年度入試では1月21日から3月26日までの毎日、どこかの大学で入試が行われていました。

そのため、条件が許せば多大学の受験が可能になります。

地域柄にもよるかもしれませんが、例年、5~10大学・学部を受験する人もいますね。

地方から関東や関西に泊まり、近い日程で数大学を受験してくる受験生もいました。

さらに、共通テスト利用も合わせ15ほどの大学・学部受験をする受験生も見られます。

単純に前期ー後期A日程ーD日程としている大学もありますが、以下参考までに、いくつかの大学の一見分かりにくい入試タイプの呼び方を紹介します。

日本大学

A方式 Ⅰ期・Ⅱ期(学部独自試験)

N方式 Ⅰ期・Ⅱ期(統一試験)

法政大学

T日程 (統一試験)

A方式 (学部個別日程試験)

名前は様々あれど、まとめると

全学部試験か個別学部試験か

受験科目数が何科目か

受験日はいつか

によって分けられており、それに各大学で独自の名前を付けていると考えるのが一番すっきりすると思います。

共通テスト利用入試

最後に共通テストにも触れておきましょう。

先日のブログで、共通テストの概要についての記事をあげており、その時にも少し触れていますが、私立大学でも共通テストの利用が可能な大学があります。

大きく2パターンありますので、もう一度触れておきましょう。

共通テスト利用入試

独自科目試験を設けない受験方法です。

完全に共通テストの結果のみでの合否判定が出されるタイプの入試です。

受験科目は

1教科100点 から 5教科950点

まで見られます。

少し特別なものとして

4教科1100点

という大学もありました。

英語が筆記・リスニング共に倍になるという換算方法です。

全体とすると、合格可能性得点率は60%・70%題が多いです。

早慶やMARCHレベルでは90%以上の得点率が必要となります。

共通テスト併用入試

共通テストの得点に、個別の科目試験、または面接などの得点を足した合計点で合否判断がされるタイプです。

共通テストに合わせ個別試験も受ける必要がある大学では1~3科目の個別試験を課すことが多いようです。

おわりに

私立大学の募集要項を見てなぜこんなにたくさんの種類が、と迷うこともあると思います。

よくわからないままで出願することのないように確認することはもちろんですが、ちょっとした違いで予定していたのと違う受験に申し込むなどのないように気を付けましょう。

各大学の注意点等については今後のブログでも掲載予定です。

今回はまず、概要だけでもつかんでくださいね。

こちらの動画もご参考に
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