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大学受験 推薦入試「学校推薦型選抜」と「総合型選抜」とは?

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皆さん、こんにちは。武田塾富士吉田校です。

9月に入り、早くも中ごろの時期を迎えていますが、

相変わらず日中は暑い日が続いていますね!

しかし、季節の変わり目ということで、夜は少し冷える日もあったりと、

気温が変化しやすく体調を崩しやすくなる時期でもあります。

受験生にとっては1分1秒が大切な時期です。体調管理をきちんとしていきましょう!

 

さて、夏休みが開けて、

大学受験を推薦で考えていた生徒はそろそろ動かれている受験生が多いかと思います。

現在の大学入試の形態として推薦入試と一般入試の比率が1:1と言われるほど、

推薦入試が定番となってきています。

 

そんな中、大学の推薦入試を調べていくと、

形態として「学校推薦型選抜」と「総合型選抜」というのをよく目にすると思います。

しかし、二つの形態の違いについて把握されていない方も多いと思うので、

今回の記事ではそれぞれの推薦入試の形式について解説していきたいと思います。

 

武田塾富士吉田校では、

受験に関する相談、 日ごろの学習の進め方や、

勉強の取り組み方などの相談を受け付けております。

授業をするのではなく、学習のサポートをする武田塾だからこそ、

生徒様の状況に合ったアドバイスをさせていただきます。

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(武田塾 富士吉田校 TEL 0555-28-7005

 

学校長の推薦による「学校推薦型選抜」

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まず、学校推薦型選抜とは、高校の推薦を受けることで出願できる入試方式です。

かつて推薦入試と呼ばれていたものです。

選考は書類審査や小論文、面接が中心ですが、一部の国公立大は大学入学共通テスト(以下、共通テスト)や独自の学科試験を課すこともあります。

学校推薦型選抜にはいくつか種類があり、それぞれ内容や条件が異なります。

どのような違いがあるのか見ていきましょう。

①公募制推薦

1つ目が、公募制推薦です。

公募制推薦は大学ごとの出願資格を満たしていて、出身学校の校長から推薦された生徒が受けることができます。

出願の際には、主に学校の成績である評点平均値が大事な条件になってきますね。

ただ、公募制推薦の特別推薦は、スポーツ活動やクラブ活動などの実績を評価するので、評点平均値が必要とされない場合もあります。

 

②指定校推薦

2つ目は言わずと知れた、指定校推薦です。

指定校推薦は大学側が特定の高校を指定して実施する入試方法です。

おそらく高校受験をする際に、この指定校推薦を意識して学校を選ばれる生徒も多いかと思います。

出願をする前に、勉強やクラブ活動の成績などを評価し、学校内で選考されます。

学校内で選考に通ると、晴れて出願となります。

募集人数がかなり少ないのと、人気の大学であれば、同じ大学を志望する生徒も増えますので、

基本的には校内選考が大変かと思いますが、出願できれば合格の可能性は非常に高いです。

 

一つ、注意点としては、指定校推薦枠は大学の学部・学科まで指定されています。

大学名だけ見て判断をしてしまうと、自分の全く興味のない分野の学部であったり、

そもそも文理から違うという可能性もあるので、特に指定校推薦を意識している1,2年生は先に調べておくようにして下さい。

③地域枠推薦

3つ目はあまり知らない人も多いのではないでしょうか?

医学部に多く設置されている入試方法の地域枠推薦です。

その地域の発展やその地域への貢献を目的として設置されており、

医学部の場合は、卒業後県の定める医療機関で医療従事者として従事することを条件にしていることがあります。

 

④国公立大と私立大での学校推薦型選抜の違い

最後に、補足で国公立大学と私立大学では学校推薦型選抜について書きます。

まず、国公立大学が実施するのは公募制推薦のみです!

そして、私立大学に比べ募集人員も少ない上に、成績基準も厳しいという傾向にあります。

大学によって差はあるのできちんと調べていただきたいですが、

学力試験を課す場合も多く、近年では大学共通テストを利用している大学も多いです。

推薦だからと言って、気を抜いていると合格のチャンスが遠のいてしまうかもしれませんね……。

 

学力に偏らず多面的に評価する「総合型選抜」

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次に、総合型選抜についてお話していきます。

総合型選抜は、大学のアドミッションポリシーに沿った人間であるかどうかが最も重要視されます。

以前はAO入試と呼ばれていたものです。

学校推薦型選抜との大きな違いは、学校長の推薦がいらないことです。

また、評点平均値を求められることもあったり、なかったり大学によって異なります。

学校推薦型選抜が小論文や面接中心なのに比べ、総合型選抜ではそのほかにもグループディスカッションやプレゼンテーションなど生徒の能力を多角的に評価する方式をとっています。

 

例えば、

早稲田大学の法学部では総合問題と書類選考+共通テスト

学習院大学では面接、書類選考、筆記試験+基準を満たす英語の外部資格

日本大学の文理学部では学科によって異なりますが、書類選考+レポートや小論文、それに基づくプレゼンテーションや口述試験、グループ討議

といったように大学によって形式は様々です。

総合選抜型を考えている人は、自分に合った形式があるかどうか調べてみてください。

 

一般入試の準備も必ずしておく

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基本的に指定校推薦は校内選考をクリアしてしまえば、ほぼほぼ合格と言われていますが、

その他の推薦入試の場合は不合格になる可能性もあることを視野に入れなくてはいけません。

そのため、一般入試の準備を怠らないようにしましょう。

 

もちろん、推薦入試で合格するために一生懸命準備をすると思いますが、

年度によって倍率が変化したり、人によっては苦手な内容だったりすることもあります。

万が一のために必ず一般入試の準備をしておいてください。

合格通知が届くまでは、一般入試に向けた勉強をしておくことをお勧めします。

私の大学の友人は、総合選抜型を受け不合格だったため、一般入試で受験して大学に通っています。

志望校に入るために努力を惜しまなかったが故の結果だと思います。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は推薦入試について詳しく見ていきました。

入試の中でも推薦入試は3年間の高校生活を見てもらうためのものです。

そのため、高校入学当初から準備してきている人に圧倒的に有利です。

推薦入試には出願書類の中に準備に時間がかかるものがあったり、

普段やらないようなプレゼンテーションなどがあったりするので、突然思い立って選ぶものではないと思います。

自分に合った方法、自分の生きたい大学をしっかり考えてから入試を選びましょう!

 

皆さんの合格を少しでも確実なものにするため、私たちもサポートしていきます。

かなりギリギリの時期ですが、今の成績で推薦入試に出願しようか迷っている、

などの相談にも乗りますので、武田塾富士吉田校の無料受験相談にご連絡ください。

体調管理も重要になってきます。受験生の皆さん、寒さに負けず頑張っていきましょう!

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