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【2023年実施共通テスト比較】~数学ⅠA・ⅡB編~

皆さん

こんにちは!

府中駅から徒歩2分。逆転合格の府中校の理系講師です

 

今回は毎年恒例の共通テスト比較をする内容です。

先日行われた共通テストはどこが変わり、

どのように対策していけばいいかを

教科ごとに詳しくお伝えしていきます。

 

今回は数学編です!

 

共通テスト 数学 2022、2023年度比較

平均点

科目

2022

2023

1A

37.96

55.65

➚17.69

2B

43.06

61.48

➚18.42

 

大問数:1A,2B両科目変化なし

難易度:1A,2B両科目易化

 

比較:1A

時間:70分(変化なし)

形式:必答問題が2題、選択科目3題中2題を選択(変化なし)

問題自体の難易度は易しくなり、計算量も減少したが時間に対しての問題数が多いことは変わりない。会話形式の問題は昨年と同様に出題された。

 

大問ごとの評価

数学1A

2022

2023

 

大問1

[1]数と式

[2]図形と計量

[3]図形と計量

[1]数と式

[2]図形計量

  

大問2

 

[1]2次関数、集合と命題

[2]データの分析

[1]データの分析

[2]2次関数

大問3

場合の数と確率

場合の数と確率

大問4

整数の性質

整数の性質

大問5

図形の性質

図形の性質

 

大問ごとの分析

大問1

[1]数と式

絶対値付き不等式に複雑な式が入っているがやることは単純。

文章に方針も書いてあり易しめの問題だった。

また穴埋め形式なので答えを予想しやすい。

昨年の数と式の問題は少し複雑な対称式だったので気づきにくく焦らせる問題だった。

 

[2]図形の性質

(1)は設定された数値も易しく、計算が楽な問題だった。

(2)は球面上を考えるうえに数値も複雑だったので計算が少し大変な問題だった。

昨年の図形と性質は文章が長くて

読み解く難しさがあったのに加えて、

数学の実用性をアピールする問題

ということもあり設定も難しめだった。

 

それに比べたら今年の図形と性質の問題は易しくなっている。

 

大問2

[1]データの分析

昨年のデータ分析の問題のような

相関係数の高精度の計算をする必要がなく、

短い時間で解答できる問題だった。

(3)は相関係数を求める問題で

昨年と似ているが選択肢がり数値に幅があるため

雑な計算でも答えを絞ることが可能である。

 

[2]2次関数

設定が長く、与えられている式が複雑なので焦せる問題だった。

2次関数前半部分の単元だけで

問題構成されているので

昨年の問題のような難しいことを

考える必要がなかった。

文章の聞き方が遠回りなので

文章を読み解く力が重要である。

 

大問3

場合の数と確率

全問場合の数の問題だった。

計算例が書いてあるのでそれに従って解けば

(1)、(2)は簡単に解けるようになっている。

 

(4)は複雑に見えるがルールに従うと

方針が見えるようになっている。

 

(5)は考え方が書かれているが

理解するのがやや難易度高めだった。

 

(6)は(5)の結果を使うので(5)を間違えたり、

分からないと芋づる式に落としてしまう。

 

昨年は標準的な確率の問題だったので

今年の方が難易度はやや高めであった。

 

大問4

整数の性質

タイルを敷き詰める問題だった。

設定された長さを素因数分解すると

最大公約数、最小公倍数がみえるので計算を

楽にすることができる。

 

自然数解の有無を判断するのが

1次不定方程式に慣れていないと時間がかかりそうだが

会話がヒントになるので全体的に易しめの問題だった。

 

昨年の整数問題も1次不定方式だったが

難易度が今年よりもかなり高かった。

 

おそらくこの整数問題が

昨年の平均点を大幅に下げた1番の原因である。

 

大問5

図形の性質

誘導に従い慎重に考えていけば解ける。

穴埋めだが後半は図形を正確に描く必要があるので

ほぼ解答者に丸投げしている問題だった。

 

昨年は誘導が減り、使う条件式に

気づけなかったら解けない問題だった。

 

また自分で何を使うのかを考える必要があるので

昨年の図形と性質は整数問題と同様に

平均点を下げた要因の一つであった。

 

それに比べると今年の問題はだいぶ易しくなっている。

 

比較:2B

時間:60分(変化なし)

形式:必答問題が2題、選択問題が3題中2題を選択(変化なし)

昨年の難易度は1Aと比べてそこまで高くなかったので今年は若干の易化。

2Bも時間に対しての問題数が多いのは変わらない。

 

大問ごとの評価

数学2B

2022

2023

大問1

[1]図形と方程式

[2]指数関数・対数関数

[1]三角関数

[2]指数関数・対数関数

大問2

[1]微分法と積分法

[2]微分法と積分法

[1]微分法

[2]積分法

大問3

確率分布と統計的な推測

確率分布と統計的な推測

大問4

数列

数列

大問5

ベクトル

ベクトル

 

大問1

[1]三角関数

前半は簡単だが後半は計算が複雑だった。

後半は和積や2倍角の公式を使いこなす必要がある問題だった。

 

(4)の問題は誘導にうまく乗れないと

もう一度解きなおしさせられるため

時間が持ってかれる可能性が高い。

 

[2]指数関数・対数関数

(1)は対数の基本の計算だった。

(2)も対数の単純な計算だった。

全体的に穴埋めで基本の問題のため満点を狙える難易度である。

 

昨年の指数関数・対数関数は計算を考察のために

コツコツやらされる問題で

数値が際どい設定なので時間のかかるものだった。

昨年と比べてかなり易化した。

 

大問2

[1]微分法

図形量の最大を微分を用いて出す問題だった。

昨年は数値が複雑だったので今年は易化している。

 

昨年と今年の微分法の問題は共通して

私大や2次試験で頻出なので理系で対策している人には

難しくないが文系で共通テスト対策しかしていない人には少し難しい。

 

[2]積分法

難易度自体は普通だが文章の設定が長く、

グラフが複雑なのでやりづらさを感じる問題だった。

 

計算はそんなに多くはないが設定が長いので

うまくさぼりながら解かないと問題文を読むだけで

時間が持ってかれる可能性が高い。

 

昨年の微積分は計算が複雑な上に

本質的に微積分を理解しておかないと

解きづらい問題だったので難易度は易化している。

 

大問3

確率分布と統計的な推測

ここは一般的な受験生は選択しない単元である。

今年も昨年と同様に正規分布表を利用する問題で難易度も変わりはない。

 

大問4

数列

昨年と同様に問題文が長く時間のかかる問題だった。

文章が長い文、ヒントがわかりやすいので

(1)は図を参考にすれば解ける。

 

(2)も見た目は複雑だが文章が長い文、

わかりやすいので解ける問題である。

 

(3)は(2)を飛ばしても解ける問題だった。

(2)でつまづいて解くのを辞めた人も多いと思うので

差がつきそうな問題だった。

 

昨年は文章から漸化式を自分で作る必要があり、

数値計算が入るので難しい問題だった。

 

それに比べると今年の数列は易化した。

 

大問5

ベクトル

今年は空間ベクトルの問題だった。

後半は具体的な数値がないのでイメージしづらい。

(1)は公式を使えばとける単純な問題なので解ける。

 

(2)は具体的な数値を入れるが(3)はこの数値を使わないので

抽象的な式変形が続いて解きにくい問題だった。

 

昨年は平面ベクトルの問題で誘導に従って

数値を計算してく問題だったので

今年のベクトルの問題は難化した。

 

数学の共通テスト対策は??

A:いかに基礎を盤石にして、沢山問題を解けるか

数学は基礎がしっかりと固まっていないと、

間違えた解き方や計算方法での練習が繰り返されて、

悪いクセがついてしまい、本番で思うように点数が取りにくい科目です。

 

逆に言えば、基礎をしっかりと固めて、

共通テストだけではなく、センター試験の過去問まで遡って

沢山の「共通・センターの傾向」に慣れていくかが大切です!

 

旧帝大学や国立大学でも偏差値が60を超えている大学を目指すのであれば、

9月や10月には共通テストの対策を始めておくことが望ましいです!

 

始めるタイミングは??

教科書レベルから基礎まで数学を勉強しようとすると

最低でも1日3時間取り組んで、最低でも4~5カ月が必要です。

 

体感的に指導をしている限り、数学に苦手意識がある人ほど、

計算力の完成が遅くなる傾向にあり、半年たっても基礎が完成していない場合があります。

 

安心して大学受験に臨むのであれば、

国立大学文系→3年生に上がる前

早慶上理の理系→2年の3学期には始めておきたい

私立大学理系の上位→2年の3月には始めたい

 

もし間に合わなそうであれば?

2024年度の入試は「教科書改訂前の最後の年」になります。

多くの受験生が浪人を避けるために、難易度を下げた大学まで手を伸ばしてくるので、

合格の難易度は例年以上に高くなると予想されます!

 

そのため、少しでもこの記事を読んで不安を感じたら、

武田塾府中校の受験相談を活用してください!

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