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【受験生必見】"赤本"の使い方!過去問演習を計画しよう!

皆さんこんにちは。

青森市で大学受験合格を目指すなら武田塾!

武田塾青森校です。

 

・夏休みの段階で過去問演習を始めていた受験生

・夏休みで一通りの基礎を習得し、志望校分析を始めた受験生

・遅れを取り戻すべく、今一生懸命に基礎事項のインプットに励んでいる受験生

 

武田塾青森校では、どんな受験生であっても応援しています!現在の状態がどうあれ、来年の2月、3月に「合格」の2文字を手中にしていればいいのです。今の頑張り、今後の頑張りが、どんなタイプの受験生であれ、等しく試され続けるのです!

 

各大学の入試過去問集 ”赤本” 。文字通り赤い色の本だから赤本と呼ばれています。書店で並んでいるのをみたことがあると思います。赤本は「受験勉強を正しい焦点へと導くナビゲーター」です。基本事項をインプットし終えたら、その活用の方法は志望校ごとに違っていますので、赤本を用いて「出題傾向」を調べ、「実際の試験時間通りに過去問を解き」、解いた後は「どういった基礎事項が抜けていたか」徹底的に分析を行うことによって、今後の学習方針を立てる際の強力なナビゲーターとなってくれます。

 

今回は、「赤本の見方」、「赤本を使った受験勉強をどうやったらいいのか」を特集したいと思います。

 

赤本_東北大学

 

※画像の赤本は例として「東北大学 前期文系」です。

 

 

赤本の活用方法 赤本の情報の種類

 

 

自分の志望校の赤本を開いてみましょう。一般的な赤本は、目次を見ると次のようになっています。

 

・大学情報

・傾向と対策

・解答編 ※問題は別冊

 

この目次の順番通りに記載していきます。

 

赤本の活用方法 大学情報

 

 

志望校の開学以来の歴史(沿革)がまとめられ、各部学科の構成、大学所在地と続きます。特に大学所在地については、自分の志望する学部学科を「合格後に初めて知った」ということがないよう、ここで明らかにしておきましょう(合格後に知る方が、毎年少数ながらいます)

 

入試状況

 

学部ごとの募集人員、志願状況、合格者数、倍率などが表になっています。自分の志望学部学科を見てみましょう。特に、同じ大学で併願先を選びたい場合は、志願状況や倍率は有用な情報となります。

 

合格最低点

 

合格最低点は重要です。学部ごとに記載されています。

 

まずは自分の志望する学部学科を最新からさかのぼって3年分はメモしておきましょう。後述する教科ごとの配点状況と合わせ、全体的な戦略を練る上で必要な情報となります。

 

※大学によっては最低点を非公開とし、合格者”平均”点のほうを公開しているところもあります。

 

募集要項(出願書類)の入手方法

 

出願書類の取り寄せ方法などが記載されています。

 

出願できなければ当然合格はありません。取り寄せた後は説明をよく読みましょう。出願〆日、試験日、試験会場、入学金納入〆日は特にチェックしてください。

 

高校でのプレゼン

 

赤本の活用方法 傾向と対策その1~シミュレーション

 

 

いよいよ赤本のコアな部分、受験科目の分析に迫りますその1とその2に分けます。その1は得点シミュレーションのやり方を紹介します。

 

配点と合格最低点に着目

 

引き出すべき情報は3つ。「受験科目」「配点」「合格最低点」です。

 

受験科目ごとの「配点」を比較することで「どの科目に力を入れればいいか」イメージすることができます。そして、「合格最低点」を見ることで「どの科目でどれだけ得点すれば合格できるか」がはっきりします

 

理想を言うならば、全ての受験科目で高い得点を取れるなら言うことはありませんが、実際問題、皆さんそれぞれ「苦手科目」をお持ちのはずです。よって・・

 

「苦手科目があっても、受験科目合計で、なんとかして合格最低点を越えよう」

 

この発想を持つことが大事になってきます。では、どのような戦略を持って立ち向かうか、考えていきましょう。

 

合格最低点は過去3年分の平均値を取ろう

 

よくやりがちなのは、最新(去年)のデータのみを目標にしてしまうことです。表になっている合格最低点を見てみましょう。数値が変動していますよね?去年のデータだけを当てにするのは危険です。

 

かといって例えば10年分のデータを参照するのはやり過ぎです。昨今は共通テストが開始されて出題傾向が大きく変わり、私立大学においても問題が難化している傾向があります。10年というとまったく前時代的な最低点のデータになってしまいます。

 

結論として「過去3年分の合格最低点の平均値」が大体の目安になるでしょう。

 

国公立志望 共通テスト、個別試験のシミュレーション

 

国公立大学を第一志望にしている場合、共通テストと個別試験でどれくらい得点すれば、合格最低点を超えることができるかは関心事だと思います。次の要領でシミュレーションしましょう(※私立専願であっても共通テスト利用型を使う場合は参考にできると思います)

 

・共通テスト得点率8割にしたとき、個別試験で何割取れば合格できるか

・共通テスト得点率7割にしたとき、個別試験で何割取れば合格できるか

・共通テスト得点率6割にしたとき、個別試験で何割取れば合格できるか

 

共通テスト9割取るパターンもあるでしょうが、以上の3パターンくらいで比較しますそうすれば、個別試験での得点の現実的な側面が見えてきます。共通テストの点数が低ければ低いほど個別試験にしわ寄せがきますね。逆に共通テストの結果が良ければ良いほど、個別試験の負担が少なくなります。

 

得意科目、苦手科目との兼ね合いで「これくらいなら狙いやすそう」と思えるパターンを一つ選びましょう。

 

いかがです?数値化することで、具体的に志望校攻略の方針が見えてきませんか?

 

配点の特色をつかんで”力点”を探る

 

「特定の科目の配点が大きい」

「特定の科目の配点が小さい」

 

こういった特徴がある場合、当然ながら「配点が高い科目」に力を入れるべきです。逆に配点が低い科目に時間を全振りするのは、志望校攻略の全体で考えてみた場合、得策とは言えません。

 

配点の特色をつかむことで、「どの科目にどれだけ力を注げばいいか」というイメージが出来上がります。

 

全体戦略の骨格の完成

 

次の3点にまず着目してください(※私立専願で「一般受験のみ」を狙う場合もここが大事です)

 

・得点源とする科目は高めの目標点にする

・苦手科目は低めの目標点にする

・全体の合計得点が、算出した合格最低点の平均値を超えるようにする

 

受験日まで半年を切っていますので、全ての科目で高得点を狙うのは非現実的です。皆さんそれぞれに得意と不得意科目があり、オールマイティにはやれないと思います。これをやれるのは一部の天才だけでしょう(無論私も天才型ではありません)。

 

かといって「得意科目ばかりやる」「不得意科目は全くやらない」というのは、どちらも来春残念な結果になることが多い行動です。両極端は避けてください!苦手科目の扱いは「合格最低点をクリアできるよう、「そこそこ取れれば良し」と達観することが大切です。

 

全体戦略の例

 

以下に例として、ここまでのシミュレーションをまとめます。※架空の国立大学、A大学としています。

 

国立A大学 工学部 合格最低点 970/1300

 

・英語 共通テスト150/200  個別試験なし

数学 共通テスト180/200  個別試験150/200

・国語 共通テスト120/200  個別試験なし

・物理 共通テスト  80/100    個別試験80/100

・化学 共通テスト  80/100  個別試験80/100

・地理 共通テスト  60/100  個別試験なし

 

共テ合計 670/900  個別合計 310/400 共テ+個別総合計 980/1300

 

例として以上のように分析結果をまとめてみました。架空シミュレーションでは「英語がそこそこ、数学と物理、化学が得意。国語と社会が苦手」な生徒としています。配点を見ると、共通テストはそのままの配点、個別試験では数学重視というのがわかりますね苦手科目を抱えながらも、7割をベースに、得意と不得意で微調整を行い、結果として共テ+個別総合計が合格最低点を上回っている点に注目してください。

 

蛇足ですが、この架空の生徒は適切な志望校選びをしているということもお気づきでしょうか。得意科目で勝負できる大学を選んでいますね。

受験勉強_合格はちまき女生徒

赤本の活用方法 傾向と対策その2~各教科の分析

 

 

赤本のコアなもう一つの情報、各教科ごとの分析に入りましょう。

 

おそらく多くの受験生が思い描く「赤本の使い方」といったらまず「各教科の分析」だと思われます。ご自分の志望校の赤本の該当箇所を開いてください。

 

一覧表から情報を見る

 

受験科目の各教科ごとに、年度別で内容が書かれていますね例えば英語だと・・

 

年度 項目 内容

2022 読解 (1)空所補充(選択)、(2)内容説明(25字)、(3)英文和訳・・・etc.

 

といったことが書かれています。まずはこの一覧表から、大問数と出題内容をチェックしましょう。

 

傾向を読んで、重要箇所にアンダーラインを引く

 

個別試験の時間、大問構成に続いて、出題内容、難易度へと続きます。順に読みながら重要だと思う箇所にアンダーラインを引きましょう。次のようなものです。

 

・大問の具体的な構成(英語であれば、長文、文法、英作文の比率)

・解答形式(記述か、選択式か)

・英語で英作文がある場合、記述か整序英作文か、あるいは和文英訳か自由英作文か

・掲載されている長文の頻出テーマ、語数(英語、国語ともに)

・数学は小問の有無と頻出分野の確認、証明問題、図示問題の有無

・物理は「原子」の出題があるかどうか

・化学は理論、無機、有機の出題比率

・生物は計算、実験問題の出題有無

・社会で論述問題がある場合の語数

・それぞれの科目の難易度・・・etc.

 

5教科

 

別冊の問題編に目を通して、情報をさらに引き出す

 

問題の傾向や難易度を実践で感じとることが大事です。

 

いくら文章で傾向が書かれていても、実際に解いてみることで初めてわかる傾向があります。1年分の過去問をまずやってみましょう。この際、実際の試験時間で解くということに注意してください。ダラダラと長時間かけて解いても、皆さんにとっての正しい傾向を探れません。

 

解いた後は、赤本に書かれている傾向に情報を付け加えていきます例えば、次のように数学の傾向に書いてあったとして、追記で以下の例のように(矢印の部分)感じとったことをメモしておきます。

 

「数学は2次関数、確率、微積分、ベクトルなどの出題が多い」(赤本の記述)

 →確かに多い。最後の小問が難しい・・etc.

 

実際の過去問演習によって、得意とする数学で高得点を取り切るには、各大問の最後の小問を取り切ることが重要だとわかりました。

 

こういった情報を各教科で加えていくことが大事です。過去問演習の年数を増やしていく過程でも、さらにメモをとり、赤本に書かれていない「自分だけの傾向」を拾い上げて「自分専用の赤本」を作りましょう。

 

pexels-lukas-669610

 

赤本の活用方法 解答編の活用方法

 

 

赤本の目次通りに進めてきましたが、ラストの「解答編」になります。

 

赤本の紙面の大部分を占めているのが、問題解答編です。ここに志望校の過去問の答えと解説が載っています。ここに書かれている解説はとても大事です。

 

過去問をなぜ解くのか

 

この命題に皆さんならどう答えるでしょうか?まさかと思いますが「高得点を出してにやにやするもの」とか、そもそも「どうせ解いても点数取れないから過去問演習はムダ」とか思ってませんか?そういった受験生の皆さんにはちょっと考えを改めてほしいと思っています。

 

赤本(過去問演習)は「忘れていた基本事項を確認するため」に解きます。

 

解答編の解説をよく読んで基礎事項の復習をしよう

 

もちろん、これまで見てきた出題傾向の分析とシミュレーションは、超がつくくらい大事です。それと同時に、赤本を実際に解いてみて、基礎知識の再確認をしていた先輩たちが合格を勝ち取っています。

 

ほとんどの問題は、基礎事項の応用として出題されています。

 

赤本の問題解説を読んで、「どういった前提基礎知識があったら」解けた問題か、分析を行ってください。そして、適宜、参考書に戻って該当箇所の復習を行います。例えば、赤本の解説を読んで、分詞構文の知識があったら解けるということがわかったら、英文法の参考書の分詞構文のところを復習してください。

 

前述の「全体戦略」のシミュレーションの例では、個別試験での各教科の得点合計を310/400としていました(内訳:数学150/200、物理80/100、化学80/100)。この点数通りにいく人は少数だと思います。

 

どういった知識が欠けていてシミュレーションの点数に及ばないのか、解説を読み込みましょう。

 

これを必要各教科で行います。

 

図書館勉強

 

まとめに代えて 「成功」の対義語は「行動しないこと」

 

 

いかがだったでしょう。赤本の使い方、おわかりいただけたでしょうか?

以下は話題をがらりと変えて、唐突ですが次の質問を投げかけます。

 

「成功」の対義語、反意語はなんでしょう?

 

「失敗」と答える人が多いと思います。学校のテスト、大学受験的には正しい答えです。

 

しかし、少しだけ皆さんより長く生きている私から言わせると、『人生のテスト』では違います!人生のテストで「成功」の対義語は・・・

 

「行動しないこと」

 

です。人生のテストで「成功の対義語は"失敗"である」と答えると×になります。

 

行動を起こさなければ成功は絶対にありえません。

 

失敗はしないかもしれませんが「"行動をしていない"という失敗」は犯してしまうでしょう。成功か失敗かの2択を恐れて行動を起こさないという方は最近では非常に多いのですが、皆さんは「大学受験をする」という一つの決断をしているわけですから、勇気を持って具体的な行動を起こしましょう。その道しるべの一つとして、今回「赤本」を取りあげました。

 

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もう一つ言いたいのは「失敗は成功のもと」という格言の本当の意味です。

 

「~のもと」と書いてますよね?・・と、いうことはつまり

 

失敗は成功の一部」なのです!

 

失敗を恐れすぎていませんか?過去問演習や模試の結果などで「あぁやっぱりだめだった」「あんなに勉強したのに・・」「またE判定だった」、こういった”失敗”は受験本番までに今後も起こるでしょう。しかし、それはのちのち成功するための大切な失敗経験です。皆さんが来春合格するために必要なことなのです。

 

赤本を解いていく中で、最初はシミュレーション通りにいかなくても、「成功するためには失敗することが必須条件」です。失敗は対策を生み、行動を起こさせます。参考書の該当箇所を見て復習し、忘れていたなら、覚えるためにどうすればいいのか。「朝イチは英単語の復習を増やしてみるか」「紙に書いてトイレに貼っておくか」など、具体的な行動を生み出してください。

 

これを見てまだ行動を起こせないという方。

 

もしいらっしゃったら、その悩み、ぜひ武田塾青森校にお聞かせください。大学受験を通して一緒に人生を変えていきましょう!

 

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