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【受験相談】高2スタートで一橋に合格するには?~第二弾~

こんにちは!

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自称”日本一賑やかな校舎””最も武田塾を体現した校舎”である赤羽校。講師のSです。

今回は、前回に引き続き書店に届いたこの受験相談に回答していきたいと思います!

「今年で高2になります。0から勉強を始めて一橋に行けますか?また、その戦略は?」

前回は高2からやっておくべきことなど、勉強プランをメインにご紹介しましたが、

今回は一橋の2次試験の特徴と対策についてお話ししていこうと思います!

これを読んで2次試験を攻略していきましょう!

 

一橋の入試

まず一橋を受験するにあたって必要な科目をおさらいしておきましょう。

共通テスト使用科目

国語(現古漢)・数学ⅠAⅡB・英語(リーディング・リスニング)

・地歴公民×2(世界史B、日本史B、地理B、「倫理、政治・経済」から選択)

・理科(基礎科目×2または基礎でない科目×1)

2次試験で使用する科目

国語・数学ⅠAⅡB・英語・地歴(世界史B、日本史B、地理Bから選択)

 

共通テストの点数は圧縮され、2次試験との合計点によって合否が決まりますが、

詳しい配点や入試の仕組みなどについては別の記事で紹介しているので、

興味のある方は下の関連記事から読んでみてくださいね!

ではここから本題です!2次試験の各科目について見ていきましょう!

 

国語

<特徴>

3つの大問構成

・大問1→現代文、短い記述メイン

・大問2→近代文語文(現古融合文・現漢融合文)

・大問3→現代文、200字要約

大問1の現代文では、主に20~50字程度の短めの記述問題が出題されます。

「字数が少ない!やったあ!」と思うかもしれませんが、

字数制限が厳しいことによって、

解答に必要な要素を的確に読み取り、簡潔にまとめる力がなければ点数をもらうことが難しいです。

100字などある程度字数があれば複数の要素を盛り込むことができ、部分点を狙うこともできますが、

20字ともなると書ける要素は1つ、多くても2つほどですので、

この要素の選択を外してしまうと0点となってしまうわけです。

ある意味一番厄介かもしれませんね(^^;

大問1では他にも漢字の書き問題が例年5問出ていますので、

漢字の勉強も怠らない方がよいでしょう。

大問2では、近代文語文が出題されることが多いです。

まれに古文の出題などもあるため、そちらもあまり軽視はできませんが、

今回は頻出の近代文語文に焦点を当てていこうと思います。

そもそも近代文語文とは、

明治時代以降に書かれた、当時の日本語と古文、漢文が合わさった文章

のことです。

福沢諭吉の「学問のすゝめ」もこれにあたります。(ちなみに過去の入試で出題されたこともありますよ!)

あまり馴染みがないため苦手に感じる人もいるかもしれませんが、

逆に古文・漢文の基礎知識がしっかりと身に付いていれば、

他大の入試問題で出てくるような古文・漢文の問題を解くよりもはるかに簡単だと思います。

近代文語文は論理が明快である、かつ設問が難しくないことが多いため、

得点源にできると良いと思います!

近代文語文に慣れるためには、とにかくたくさん過去問を解くのが良いでしょう!

他大の入試問題で近代文語文を目にすることは非常に少ないですが、

上智大学や過去には京都大学でも出題されていたようなので、

それらの過去問も活用できるといいかもしれません!

大問3では現代文の200字要約が出題されます。

文章自体は例年2000字程度のものが出題され、これを200字に要約するわけですから結構大変な作業です。

文章の大事そうなところをそのまま抜き書きしていったりすると、すぐに200字に達してしまうため、

文章全体の論理を正確に読み取り、簡潔に表現することが求められます。

ぶっつけ本番でできるものではないため、過去問を解くことはもちろん、普段から現代文の文章を要約する練習をしておくようにしましょう!

 

数学

<特徴>

5つの大問構成

整数問題、確率は毎年出る

・他にもベクトルや微分積分が頻出

一橋数学の顔とも言える整数問題は例年大問1で出題されます。

整数問題は奇怪なテクニックを使ったりすることは少なく

基礎の範疇で解ける問題が多いものの、

問題の誘導が全くないことが多いため、

自分でどの方法を使って解くのか

という選択をしなければなりません。

整数問題に限ったことではないですが、

日々の勉強の中で色々な解法を自分の引出しに残しておくことがとっても大切です。

他の単元でいうと、微分積分はほぼ毎年出ますが、

他の問題と比べて簡単であることが多いです。

そのため微分積分の大問は完答できるようになっておくべきだと思います!

 

英語

<特徴>

3つの大問構成(2021,2022年度)

・大問1→長文

・大問2→自由英作文

・大問3→リスニング

2020年度入試までは長文が2題出題されていましたが、

2021年度入試より1000語超の長文1題に変更になりました。

長文では英文和訳内容一致問題などがメインで、

出題の仕方において他大の入試問題との差はあまりありません。

非常に長い英文であるため、英文を読む時間と設問に取り掛かる時間のバランスが大切になってきます。

最初に設問に目を通してから英文を読み始めたり、

最初に英文をさらっと読んでから2周目で熟読したり、

過去問対策をしていく中で、自分なりの解き方を見つけられると良いでしょう!

英語で対策が一番難しいのが大問2の自由英作文です。

毎年テーマを変えて出題されており、

例えば2019年度は写真を見て情景描写をする問題

2020年度はある事柄に対して自身の意見を述べる問題

2021年度は英語で書かれたことわざの意味について説明する問題が出題されています。

1つのテーマに絞って対策することは難しいですが、

簡単なスペルミスをしない作文で使いやすい文法表現を押さえる要求されていることに対してしっかり解答する

など、初歩的ともいえる対策はしっかりしておきましょう。

地歴

<特徴>

3つの大問構成

・大問1つあたり400字の記述問題、2~3つの小問に分かれている場合もあり

全ての大問が記述式となっており、

日本史・世界史であれば、出来事の流れ原因やその結果などを自分で説明できるようになっていなければまず解けません。

地理であれば与えられた資料から情報を読み取る力と、それを自分の知識と関連付けて説明する力が非常に重要だと思います。

ここからは筆者が選択していた世界史についてもう少し詳しく説明します!

<世界史について>

中近世ヨーロッパ史・近現代東アジア史が頻出

→特に中近世ヨーロッパ史においては教科書の範囲を逸脱した問題

・他にも東南アジア史やアメリカ史などから幅広く出題

教科書程度の知識で解答できる程度の難易度であることが多い

数十年というスパンで同じ出来事を題材とした問題が出る傾向あり

→余裕があれば過去問をできる限り遡るとよい(ちなみに私は40年分遡りました…!)

文化史はほぼ出ない(2021年度は例外)

・400字丸々記述させる大問が多いため、世界史の知識だけでなく文章構成力が必要

まとめ

2次試験の各科目の特徴について解説してみましたが、いかがだったでしょうか!

受験生はもちろん、高1,2生にとって

自分がどの科目のどの単元に重点を置いて勉強すれば良いのか

について考えるきっかけとなったら嬉しいです!

今のうちから計画的な勉強をして、一橋大学合格を掴み取りましょう!!

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