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数学を極める③-3~確率漸化式を極める~

こんにちは! 武田塾河内松原校です。   前回の「数学を極める」では、確率の基本的な事項について説明しました。 そこで今回は、もう一歩踏み込んで苦手とする人の多い確率漸化式について説明しようと思います! 確率漸化式を苦手とする理由として、問題の解法が複雑すぎて理解できないという人が多いと思います。 しかし、大きな流れ少しのポイントを意識して解いていけばしっかりと理解しながら問題が解けるようになります! 今回は確率漸化式の基本的な問題を見ながら説明していこうと思います。   確率漸化式の一番基本的な問題はn+1回目の確率を求める際にn回目に考えられる確率がPnとPn+1の2つである問題です。実際に解いているときにどのような順序を追って解いているのかを見ていきましょう。   [例題] 箱の中にそれぞれ1、2、3、4、5と書かれたカードが1枚ずつ入っています。この中から1枚引いてそのカードを箱の中に戻す作業をn回繰り返したとき、n回目までに引いたカードに書かれた数の合計が偶数になる確率を求めよ。   ①n回目までに書かれた数の合計が偶数である確率がa_nであると置く ②n+1回目までの合計が偶数である確率をa_nを使って求める ③②で組み立てた漸化式を解く   参考書の解答などを見ているととても複雑な式が書かれているように見えるかもしれませんが、実際に行っている作業はこれだけなのです! では確率漸化式が苦手な人はどこでつまづいているのか。それは②でn回目までに書かれた数の合計が奇数である確率が1-a_nであると置くことと③で漸化式を解くことだと思います。(漸化式については数列の分野の話になるので今回は割愛します。)   n回目までに書かれた数の合計が奇数である確率が1-a_nであると置く まず、ある条件下での確率は全ての事象を合計すると1になります。この問題の場合、n回目までに書かれた数の合計は奇数であるか、偶数であるか、のどちらかです。もし、n回目までに書かれた数の合計が偶数でないならば、n回目までに書かれた数の合計は必ず奇数になります。よって、n回目までに書かれた数の合計が奇数である確は1-a_nと置くことが出来るわけです。     確率漸化式が苦手な方は最初に述べた3つの大きな流れ、そして余事象の置き方を意識してやってみてください! それでは今回はこの辺で終わりたいと思います。   武田塾河内松原校では無料受験相談を実施しております。 また、1週間の無料体験特訓も実施しておりますのでご希望の方は下記リンクからお申し込みをお願いいたします。

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