【延期が決定】2020年度から実施予定だった英語4技能検定試験とは？受験生は全員受けるの？★高１・高2向け

皆さん、こんにちは。横浜駅徒歩５分の大学受験予備校、武田塾横浜校です。

本記事では、2021年に大学へ入学する受験生からスタートする予定だった

「英語4技能検定試験」についてまとめています。

2019年11月1日、文部科学省より、

「2020年度の英語4技能試験実施は見送る」と表明がありました。

基盤が整えば数年後に導入される可能性がありますので、

2019年10月時点でどのような形式で構成されていたかという

記録として、本記事をご覧いただければと思います。

「そもそも大学の新入試形式って何？」という方は、

以下の記事をご覧ください！

英語の「4技能」って何？

「聞く」「話す」「読む」「書く」のことを英語の4技能と呼びます。

従来のセンター試験では、「聞く」と「読む」力を測ることができましたが、

英語を「話す」・英語を「書く」力は測りきれていなかったといえます。

独立行政法人「大学入試センター」が認定する英語の民間資格・検定試験の中から

受験生自身が選択して受検します。

有名なものでいうと「英検」「TOEFL（トーフル）」などです。

これら民間資格・検定試験の受検結果により「CEFR（セファール）」というランクを

得ることができ、このランクが大学入試に影響します。（詳しくは後述）

CEFRの表

【引用】英語4技能試験センター「資格・検定試験CEFRとの対照表」

例えば英検2級に合格していればB1ランクに認定されます。

※2019年7月に、TOEICが4技能試験から撤退することが発表されました。

基本的に前述のCEFR（ランク）が高いほど大学入試は有利となりますが、

CEFRの使い道は大学にゆだねられているため、

その影響は大学ごとに大きく異なっています。以下はその事例になります。

東京大学	A2以上を出願資格とする。
東京工業大学	A2以上を出願資格とし、個別試験の英語150点中30点分に換算する。
横浜国立大学	経済学部はA2以上を、他学部はA1以上を出願資格とする。
早稲田大学　政治経済学部	個別試験を100点としたとき、うち30点分に換算する。
明治大学　経営学部	本学指定の基準をクリアしていれば外国語試験を免除し、スコアに応じた点数に換算する。