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過去問は「やるだけ」じゃダメ!「真の目的」を意識しよう!

ただ解くだけじゃ成績は伸びません!

こんにちは!武田塾八尾校講師(京都大学工学部)のKです!

 

早くも10月に入ってしまいましたね…。

もう本番まで残すところあと3~4か月というところで、そろそろ本格的に過去問演習に入っていこうかな、と思う受験生の方も多いのではないでしょうか。

 

確かにこの時期は過去問演習に入る時期としてはこの上ない頃合いではありますが、「過去問に取り組むうえでの目的」というのをしっかりと理解していないと、「やった事実」に満足してしまう可能性があり非常に危険です。

 

というわけで今回の記事では、「過去問の進め方」について、受験生のよくある勘違いというのを正しながら、その「真の目的」についてアドバイスしていきたいと思います!

 

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①受験生のよくある勘違い

さて、では受験生の過去問に対するよくある勘違いとはいったい何でしょうか。

簡単に言うと、「過去問をやればやるほど点数が伸びる」という勘違いです。

 

受験生の中でもありがちな疑問が、「過去問って何年分やればいいの?」ってところですよね。

実際赤本には直近2~5年程度の問題しか載っておらず、早い人では1ヶ月もあれば終わってしまって「もっと前の年度も解いた方がいいのかな…」と不安になってしまうと思います。

 

しかし、仮に一通り今ある過去問をやり終えたとして、果たして次にやるべきことは本当に新しい過去問に取り組むことでしょうか。

今まで幾度となく「過去問には早く手をつけろ」と言ってきましたが、それは「過去問ばかりやれ」というわけではありません。

 

1つの年度の過去問を解き終えたとして、採点して解答を確認して終わっていませんか?

間違えた問題に対してなぜ間違えたのか、どうすれば間違えずにすんだのかを考え、徹底的に復習するところまでできたでしょうか。

 

「過去問をとにかく解くこと」が目的になってしまい、本来の目的であるはずの、「現状の自分と志望校との差を認識し、その差を埋める作戦や戦略を練る」という部分をおろそかにしてしまっては、本末転倒と言うほかありません。

 

②いつ点数が伸びるのか

「過去問をやるだけじゃ点数は伸びない」と言いましたが、ではどうやって点数を伸ばしていくのでしょうか。

もはや先ほど答えを言ったようなものですが、「復習」のタイミングですよね。

 

部活でスポーツをしていた方も多いと思いますので、もう少し分かりやすい言い方をすれば、「過去問演習」とは「練習試合」みたいなものなんです。

「公式戦(受験本番)」に向けて、日々練習を重ね、時には「練習試合」をすることもあったでしょう。

 

「練習試合」のあとは必ずミーティングがあって、顧問の先生から「これまでの練習した内容ができていたかどうか」とか、「敗因あるいは勝因はどこにあったか」といったフィードバックをもらって自分たちの現状を分析しますよね。

例えば守備が原因で負けたのならそこの強化をしなければならないし、これからの練習メニューもそうやって決定していくはずです。

 

この一連の流れはまさに過去問演習と同じなのですが、スポーツが勉強になったとたんにその考え方を出来なくなってしまう人は非常に多いです。

 

そして、「練習試合」ばかりやっているチームは果たして強くなるでしょうか。

チームが成長する瞬間というのは、「練習試合」で浮き出た課題を普段の「練習」で改善に努めている瞬間ですよね。

 

さらに言うならば、「練習試合」に選ぶべき相手はやはり最も本番を想定した、自分たちにとって最も意義のある相手であることが好ましいです。

 

「最新年度の過去問は直前期までやらずにとっておこう」という人もちらほら見かけますが、その最新年度で傾向が少し変わっていたらどうでしょうか。

今年の問題もそれに近い可能性が高いと考えるのが妥当です。

 

何年も前の過去問ばかり解いていて、いざ直前期に最新年度の過去問を解いて傾向が変わっていて焦る、なんてことも起こり得ます。

 

「過去問演習」なんてあくまで練習試合なんですから、直近のものを優先的に解いて、しっかりと最新の傾向を把握して対策するようにしていきましょう!

 

練習試合のペースなんてそれほど高頻度である必要はありません。

多くても週に1度くらいにしておいて、その他の時間はそこで浮き出た課題を改善していく時間に使っていくのがベストですね!

 

まとめ

さて、今回は「過去問の進め方」に対するよくある勘違いについて述べていきましたが、皆さんは「過去問をとにかくやればいい」なんて思っていませんでしたか?

 

本来の過去問演習の目的は、「現在の自分と志望校の差を把握し、浮き出た課題を今後の戦略を練るうえでの指標とする」ことにあります。

 

過去問演習で特に重要なことは、

①なぜ点数が取れなかったのか。

②どこなら点数が取れるのか。

③今後の対策に必要なものは何か。

④復習が必要な教材はどれか。

⑤今自分がすべきことは何か。

以上の5点になりますので、ぜひ普段からこれらを意識して復習に役立ててくださいね!

 

勉強も部活と同様、毎日練習試合をしていてもうまくなるわけではありません。

課題を見つけて練習する時間こそが上達の瞬間です。

 

過去問は週に1~2年分にしておいて、自分の弱点を炙り出せたらその改善に力を入れるようにしていきましょう!

 

 

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