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【高1・高2生向け】共通テストの新課程についてまとめました!

皆さん、こんにちは!
武田塾大和八木校です!

「共通テストが変わるらしいけど、具体的には何が変わるのかよく知らない、、」

「情報が新設されるのは知ってるけど、どんな対策をすればいいかわからない!」

そんな高校生たちのために、

今回は、共通テストの新課程について解説していこうと思います!

変更箇所やよくある質問について説明していますので、ぜひご覧になってください!

 

 

 

 

共通テスト新課程っていつから?誰が対象?

共通テストは2025年度入試から

共通テスト新課程は、2025年度入試から実用化されます。

つまり、2023年度現在で高校2年生の生徒達が、一番最初に受けることになります。

 

 

浪人生はどうなるの?

現在高校3年生の人が、もし浪人して2025年度の新課程入試を迎えた場合はどうなってしまうのか、
と心配になる方もいると思います。

結論を申しますと、浪人生に対する措置はあります。

2025年度の共通テストを受験する浪人生は、旧課程の共通テストを選択して受験することができます
(旧課程を選択できるのは浪人生に限る)

この措置によって、浪人生は特に悪影響を受けずに2025年度入試を受験することができると思われがちですが、
そうではない場合があります。

それは、国立大学を受験する場合です。

2025年度入試において、
殆どの国立大学(北海道大学、徳島大学、香川大学の3校を除くすべての国立大学)は共通テストの『情報』の配点があります。

よって、国立大学を志望する浪人生は、『情報』を新たに勉強する必要があります。
(『情報』も、旧課程と新課程の2つの問題が用意されており、浪人生はどちらかを選択して受験することができます。)

2026年度入試において現在の高2生以上の浪人生に対する措置があるかどうかは、明らかにされていません。

 

 

共通テスト新課程の各科目の変更点

国語 (変更あり)

情報や社会の変更が有名ですが、国語もしっかり変更されています。

〈試験時間〉
80分から90分に変更

〈問題数〉
近代以降の文章の大問が1問増設され、
近代以降の文章3題、古文1題、漢文1題に変更。

〈配点〉
旧課程では、
近代以降の文章:100点、古文:50点、漢文:50点

だったものが、

近代以降の文章:110点、古文:45点、漢文:45点

に変更。満点が200点なのは変わらず。

〈備考〉
近代以降の文章は、今までと同じ「論理的な文章」と「文学的文章」が中心的に1題ずつ出され、
増設された大問で「実用的な文章」が中心に出題される予定。

 

 

英語 (特に変更なし)

英語は、旧課程と比べて特に大きな変更はありません。

また、英語資格・検定試験の利用については言及されていませんが、
大学や学部によっては英語資格・検定試験のスコアを出願要件に課している場合があるので、
志望校を考える際には事前に調べておくことをおすすめします。

 

 

数学ⅠA (変更あり)

数学はとても大きな変更があります!

数学Ⅰから紹介していきます。

〈試験時間〉
変更なし(70分)

〈選択問題〉
変更なし
(『数学Ⅰ』か、『数学Ⅰ、数学A 』のどちらかを選択して解答)

〈問題数〉
『数学Ⅰ、数学A』では、旧課程では大問1、2が必答で、大問3〜5は「図形の性質」、
「確率」、「整数の性質」の3題から2題を選択して解答する形式であったが、

新課程では、大問が4つしかなく、全問必答となった。
(「整数の性質」が消失したため)

合計解答大問数は、計4問で変わりません。

〈出題範囲〉
旧課程の範囲から、「整数の性質」が消失。(赤字)
「確率」の分野に「期待値」が入った。(数ⅡBから移動した)

〈備考〉
「整数の性質」については、そもそも高校で学習しなくなる可能性が高い。
しかし、二次試験で数学が必要な大学では「整数の性質」が出題される可能性はあるので、
それぞれの大学の出題範囲を入念に調べておく必要がある。

 

 

数学ⅡB (変更あり)

数学で特に大きな変更がなされたのが、数学ⅡBです。

特に、国公立文系志望の生徒にとっては負担が増えることになります。
(学習範囲が広くなったため)

〈試験時間〉
60分から70分に変更

〈選択問題〉
旧課程では、『数学Ⅱ』か『数学Ⅱ、数学B』のどちらかを選択し、回答する形式でしたが、

新課程では、『数学Ⅱ、数学B、数学C』のみとなりました。

〈問題数〉
旧課程では、大問1〜3が必答で、大問4〜6は「数列」、「ベクトル」、
「確率分布と統計的な推測」の3題から2題を選択して解答する形式であったが、

新課程では、大問1〜3が必答で、大問4〜7は「数列」、「ベクトル」、「統計的な推測」、
「平面上の曲線と複素数平面」の4題から3題を選択して解答する形式に変更されました。

合計解答大問数は、5問から6問に増えました。

〈出題範囲〉
旧課程の範囲から、「期待値」が消失。(数ⅠAに移動した)
「平面上の曲線と複素数平面」が選択問題として登場

〈備考〉
かつて10年以上前に廃止された『数学C』が復活しました。
『数学C』には、「ベクトル」(数Bから移動)と「平面上の曲線と複素数平面」(数Ⅲから移動)があります。

よって、文系の受験生でも、高校で「平面上の曲線と複素数平面」が必修になる可能性がかなり高いです。
また、ベクトルが数Cに移動した関係で、
旧課程では学習する人も少なかった「統計的な推測」が、殆どの高校で必修化されるでしょう。

よって、文系の受験生は、旧課程のときに比べて学ぶ範囲が1つ多くなる(志望大学によっては2つ)ことになります。

数学はかなり複雑な変更がなされているので、特に気をつけましょう。

 

 

理科 (変更あり)

理科は、基礎科目が合体し、一つの科目になりました。

具体的には、かつて『化学基礎』、『物理基礎』、『生物基礎』、『地学基礎』だった
4つの科目が、『物理基礎,化学基礎,生物基礎,地学基礎』の1科目に合体されます

『物理基礎,化学基礎,生物基礎,地学基礎』を選択しても、その中で4つの科目に問題が別れているので、
そのうち2つを選択して解答する形式なのは旧課程と変わりません。

また、理科で一つの試験時間帯とされるので、その点は旧課程から変更になる可能性が高いです。

出題範囲などは、大きな変更はありません。
微妙な変更は各科目で存在するので、各自確認してください。

 

 

社会 地理歴史 (変更あり)

社会は、科目名や科目数、科目の組み合わせなど、大きく変更されました。

まずは地理歴史について解説します。

今までの「◯◯A」や「◯◯B」(日本史Aや地理Bなど)といった科目名は廃止され、

「〇〇総合、〇〇探求」といった科目名になりました。

具体的には、共通テスト新課程での地理歴史の科目は、

『地理総合、地理探求』

『歴史総合、日本史探求』

『歴史総合、世界史探求』

また、公共との組み合わせ科目である

『地理総合、歴史総合、公共』
(この科目は内容が3科目に分かれているので、そのうち2科目を選択し解答する)

を含め、計4科目あります。

地理総合、歴史総合、公共はすべて高校で必修科目なので、これらをすべて履修してから、
どの科目を選択するか決めると良いでしょう。

また、社会を2科目選択する場合は、組み合わせることができない科目があるので、十分に気をつけて選択するようにしてください。

 

 

社会 公民 (変更あり)

公民では、『現代社会』という科目が廃止され、新たに『公共』という科目が登場しました。

また、旧課程では『倫理』や『政経』といった1つの科目で受験することが可能でしたが、

新課程では1科目で受けることのできる公民科目はなくなり、
『公共+倫理』や『公共+政経』といったように、2つ以上の組み合わせ科目のみになりました。

具体的には、共通テスト新課程での公民の科目は、

『公共+倫理』

『公共+政経』

また、地理歴史との組み合わせ科目である

『地理総合、歴史総合、公共』
(この科目は内容が3科目に分かれているので、そのうち2科目を選択し解答する)

を含め、計3科目あります。

地理歴史でも言及したように、
社会は科目の組み合わせによって選択できない場合があるので、十分に注意して科目選択をするようにしてください。

 

 

 

まとめ

今回は、2025年度入試から始まる共通テスト新課程についてまとめました。

今回の記事を参考にして、共通テスト新課程のことをよく理解し、計画的に科目履修をするようにしましょう。

 

 

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