[講師による大学紹介]　人気上昇中の文系の情報系学部を紹介　武田塾蕨校

こんにちは。武田塾蕨校講師の橋本です。

今回は近年人気が高まってきている文系の情報系学部について紹介しようと思います！

文系の情報学部って？

そもそも情報学部は文系と理系の2種類に分けられます。文系では社会システムの中でのITの役割やマスコミュニケーションにおける情報メディアの役割について学びます。一方で、理系ではコンピュータなどのハードウェアやアプリなどのソフトウェアを対象とし、情報システムやセキュリティなどを学びます。

情報学部というと理系の男子がプログラミングやコンピュータを扱う学部というイメージがありますが、近年SNSをはじめとしたソーシャルメディアに関する興味が高まってきており、社会情報学部などの文系の情報系学部が、特に女子からの人気を集めています。

また、多様な職種、業界へ就職ができ、就活の自由度が高い点も人気の一つにあるようです。

一般的に社会情報学部や環境情報学部のような名前の学部が文系、情報工学部や電子情報学部のような名前の学部が理系の情報学部となっていることが多いです。

さらに、最近では単なる情報学部だけでなく様々な情報関連学部や学科が設置されています。

情報系学部がある主な大学の紹介

明治大学　情報コミュニケーション学部　情報コミュニケーション学科

明治大学の情報コミュニケーション学部は、文系・理系の枠を越えた教育カリキュラムを展開し、『社会、人文、自然の諸科学を超える新しい学問領域』の学部として位置づけられており、自由度の高い学部であると言われています。

また、少人数のゼミナール教育を1年次から4年次まで段階的に行っており、興味をもった分野を専門的に学んでいくことが可能です。

具体的にはジェンダー研究やテレパシーによる情報伝達、コミュニケーション等を研究する超心理学などの講座が置かれています。

メディア・リテラシーの養成に向けたプログラムでは、フジテレビジョンとの共同番組制作によるユニークな講座（映像表現論）を開設し、フジテレビ番組制作スタッフの指導により、学生がニュース映像の企画・立案、取材等を行い、最終的にひとつの番組として完成させるというプログラムが行われました。

青山学院大学　社会情報学部　社会情報学科

青山学院大学の社会情報学部は、人間・社会・情報の3つの学問分野をつなぐことで新たな知の創造を行う、理系・文系の垣根をなくした文理融合型の総合系学部として位置づけられています。

本学部は「文・理にとらわれない学び」がコンセプトであり、プロジェクト学習や英語教育、情報教育、数理教育などを通して多彩な分野を学ぶことができます。

また、学問分野を俯瞰した上で、専門分野をより深く学び、柔軟な発想により実践的な問題解決のデザインを考えていくというのが社会情報学部のスタイルであり、数理的要素・コミュニケーション能力・論理的思考・情報の高度活用という、社会が抱える多様な問題の解決に不可欠な4つの力を身に着けることが可能です。

中央大学　文学部　人文社会学科　社会情報学専攻　

中央大学の文学部人文社会学科社会情報学専攻は、伝統的な学問分野を押し広げ、これからの社会を理解し、人間や組織と情報の新たな、そして健全な関係を構築することに貢献することを目的としています。

中でも情報コミュニケーションコースでは、ディシプリンとしての社会情報学の視点を基盤に、メディア・コミュニケーションやメディア文化、社会心理学に関する理論と実態を学び、社会調査やデータ処理を実践的に習得し、現在の、そしてこれからの社会を能動的・科学的に分析する力を身につけることができます。

また、本専攻では、情報の観点から現代社会をとらえる視点が極めて多くあることに対応して数多くの専門科目を開設している点や、１人１台のコンピュータを使う情報処理の実習などの情報技術に関する多くの選択科目が用意されている点、ゼミの選択の自由度が高い点を3つの特色として挙げています。