こんにちは!
上智大学外国語学部3年生の杉山です。
今回は「古典」の勉強法を紹介します。
念の為おさらいですが、「古典」は「古文」と「漢文」の総称になります。
古文と漢文はインプットの段階が非常に大切です。
したがって、今回は主にインプットの仕方について紹介します。
・『富井の古典文法を初めから丁寧に』(東進ブックス)
古文は、『富井の古典文法を初めから丁寧に』(東進ブックス)を使って説明していきます。
全5章で構成されている講義系の参考書で、古文の勉強を進める上で特に欠かせない内容が網羅してあります。
特に魅力的なポイントは、受験生が苦手な助動詞や敬語の識別などについて他の参考書よりも詳しく書いてあることです。
まず、用言や助動詞の活用は苦戦するポイントですよね。
その一つ一つをどのように覚えると良いか丁寧に解説されているので、ここで暗記のコツや基本義をおさえた上で、助動詞は助動詞活用表を見ながら一気に全部覚えてしまいます。
とにかく声に出して、リズムや語感で覚えるのが結構大切です!
その次に助動詞や敬語の識別という壁に直面しますが、同様に識別する上でのコツが丁寧に紹介されているので、それを押さえていきます。
講義系の参考書なので、1テーマ分読み終えたら、そのテーマの内容を要約して声に出してみましょう。要点が自分の言葉で説明できたらインプット完了です。
続いて漢文の勉強法です。
・『漢文早覚え速答法』(学研)
「漢文早覚え速答法」を使って紹介します。
漢文の勉強をする上で、特に重要なポイントは2つあります。
それは、「句形」と「漢字の意味」を覚えることです。
この2つが完璧になっていれば、大体の漢文は読めてしまいます。
句形はたくさんあって暗記に苦労しますが、この参考書では「〜を覚えるだけで良い」という風に解説されているので、要点がはっきり分かります。
古典同様、句形ごとに要点が何か声に出して説明していきましょう。
漢字は、「すなはち」のように同じ読み方をするのに意味が異なるものが多く、区別をするのが難しいです。
同音異義漢字ごとに分けて表を作ってみたり、何度も声に出したりして暗記していきましょう。
単語を覚えるときと同じく、
考えても分からないものはマークしておき、後からその漢字だけを暗記します。
古典では、暗記が終わったらあとはひたすら入試形式の問題を解いていきましょう。
知識が定着しているかどうか、問題の中で知識がどのように生きるかを掴んでいきます。
入試では時間制限も厳しいので、一問当たり15分程度で時間を測って普段から早く文章を読むように習慣化していきましょう。
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