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★国公立大学の仕組み/システム/ 武田塾豊川校より☆

こんにちは。

武田塾豊川校の早川です。

今回は問い合わせで国公立大学志望の方がいらっしゃったので国公立大学について
受験システムなどをお伝えしたいと思います。

国公立大の一般選抜は、一次試験と、大学別に実施される二次試験の得点の合計で合否の判定が行われます。

また受験生は共通テストお疲れ様でした。

共通テストについて

国公立大の一般選抜は、一次試験と、大学別に実施される二次試験の得点の合計で合否の判定が行われます。

この一次試験にたるのが”共通テスト”となります。2次試験は大学別で異なる「個別学力検査」です。

共通テストは、1月中下旬の土・日に全国で一斉に実施され、国公立大志願者は原則受験する必要があります。
共通テスト実施後に公表される解答・配点で自己採点を行った後、志望する大学に出願します。

共通テストで必要となる教科・科目は大学ごとに異なります。
大学内でも学部・学科によって、また前期日程と後期日程で異なるケースがほとんどです。

共通テストは6教科30科目が出題されます。

地理歴史(以下、地歴)と公民は同一試験時間帯で実施されます。
また、理科は理科①(基礎)と理科②で構成されており、A~Dの4パターンから1つを選んで受験します。

A 理科①から2科目
B 理科②から1科目
C 理科①から2科目および理科②から1科目
D 理科②から2科目

共通テストで必要な科目数は7科目が主流です。
特に国立大については、原則5(6)教科7科目を課す方向性が示されています。
公立大では3教科以下で受験できる大学も少なくありませんが、受験科目を絞れば負担が減るかわりに、
志望校の選択幅が狭まります。国公立大志望者は7科目に対応した学習が必要となります。

 

個別学力検査

■システム

個別学力検査は共通テストの約1カ月後の2月下旬から「分離・分割方式」という制度で実施されます。

①「分離・分割方式」とは
1大学・学部(学科)の定員を「前期日程」「後期日程」の2つの日程に振り分け、それぞれの日程ごとに選抜する
システムです。一つの大学・学部(学科)を2回受験することもできますし、それぞれの日程で異なる大学を受けることも可能です。

②前期・後期について
前期日程で受験した大学に合格して入学手続きをすると、(中期)・後期日程に出願した大学の合格対象から
外されます。なので第一志望校は前期日程で受験するのが一般的です。
また、定員配分も前期日程が全体の80%を占め、難関国立大や医学科では後期日程を行わない大学も多くあります。「分離・分割方式」は複数回の受験機会があるとはいえ、実質的には前期日程を中心とした仕組みとなっており、後期日程は2期募集的な意味合いが強いです。

■スケジュール(2021年度を例にとります)

出願期間: 2021年1月25日(月)~2月5日(金)

第1段階選抜合格発表日(前期日程): 2021年2月16日(火)まで
試験日(前期日程): 2021年2月25日(木)を試験第1日とする
   (後期日程): 2021年3月12日(金)以降

※新型コロナの影響により変更の場合がございます。

■受験科目

二次試験の入試科目は日程によって多少傾向が異なります。
前期日程は、一般的には文系学部で「英語、国語、数学、地歴・公民」から2~3教科、
理系学部では「英語、数学、理科」から2~3教科が課されますが、
東大・京大では4教科を課します(2020年度入試)

後期日程では教科数が1~2教科と少ないケースや、総合問題、小論文や面接を課すところが多く、
なかには二次試験を行わず共通テストの得点のみで合否判定を行う大学もあります。

■共通テストと個別学力検査の配点(比率)など

合否判定に用いられる配点は大学・学部によりさまざまです。注意したいのは、共通テストと二次試験の配点比率です。二次試験の成績を重視する大学や、特定教科の配点が非常に高い大学もあります。

ここまでは一般的なことですが、愛知県の国公立大学で例をみていきましょう。
同じ県内の国公立大学でも同じ大学でも同じ文系でもかなり違ってきます。

◆パターン①異なる大学で同じ学部パターン

名古屋大学と名古屋市立大学で経済学部の場合

□配点

・名古屋大学
大学共通テスト 900点
個別学力検査 1500点

・名古屋市立大学
大学共通テスト400点
個別学力検査 400点

※上記の通り名古屋市立大学では共通テストと個別学力検査が同等です。
※上記の通り名古屋大学では個別学力検査の割合が1500/2400なので62%を占めます。

□教科
名古屋大学は国語・数学・外国語の3教科必要ですが
名古屋市立大学は、数学と外国語の2教科で国語が必要となりません。

◆パターン②同じ大学で同じ文系パターン
名古屋大学で経済学部と法学部の場合

□配点

・経済学部
大学共通テスト 900点
個別学力検査 1500点

・法学部
大学共通テスト 900点
個別学力検査 600点

※経済学部は既に述べた通りですが
 法学部は大学共通テストの方が割合が高いです。900/1500
  なので大学共通テスト60%占め、個別学力検査は40%です。

□教科
経済学部は既に述べた通り国語・数学・外国語です。
法学部は、数学と外国語の2教科+小論文となります。

まとめ

このように同じ国公立でも学部や大学によりかなり異なります。
その為にまずは受験の知識を知ることが重要です。

このような受験の相談(知識の共有)をさせて頂いた上でどういった方向性と戦略が皆様にあっているか

お話させて頂きます。このような大変な状況ですがお気軽にお問合せご訪問ください。

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