こんにちは。
東武東上線ときわ台駅から徒歩１分の個別指導塾・大学受験予備校の武田塾ときわ台校です。
今回は2023年度入試における、最大の逆転合格劇をご紹介します。
Fさん 練馬高校3年生
写真左：Fさん、写真右：小林先生
8月から勉強を開始し、第一志望の大東文化大学経営学部へ逆転合格！
合格した大学学部
大東文化大学経営学部
他にも挑戦校として日本大学や駒澤大学を受験しましたが、当初からの本命は大東文化大学。
ここに落ちたら就職。
正に背水の陣で挑んだ受験でした。
Q.武田塾に入る前の成績は？
Fさんは都立練馬高校に通う高3生でした。
練馬高校は、就職する生徒が過半数以上で、4年制大学への進学希望の生徒は3割程度の高校です。
高校の友達はほとんど就職や専門学校への進路を決めている中で、自分だけ大学への進学を希望。
しかも入塾は8月。
どうでしょうか？
どれだけ凄い事か一つ一つ分かりやすく解説します。
まず、大学受験において、一番の問題となるのは周囲の環境です。
実は、環境は生徒の学力以上に問題になります。
何故なら、大学受験は1年以上に渡る長期戦になるため、己を律する強い心が必要になります。
その阻害要因となるのが、周りの環境です。
自分の身近な友達が勉強をせずに遊んでいたら、ついついサボってしまうのが人間の性です。
この環境という点において、Fさんの置かれている環境はかなり厳しい環境だったと言わざるを得ないと思います。
実際、Fさんも学校の友人の誘惑を振り切るのに相当苦労していました。
そして、勉強開始が8月という件。
これも相当厳しいです。
何故なら、大学受験は高校受験の勉強の積み上げが物を言うからです。
残念ながら、Fさんは高校受験の際にほとんど勉強をせずに練馬高校へ進学したそうです。
つまり、中学生のレベルからやり直さなければいけない状況でした。
しかも、時期は高3の8月。
これらの事から、いかに難しい状況だったかがご理解頂けるかと思います。
Q.武田塾に入ったきっかけは？
きっかけは友達の紹介。
勉強自体はやろうとしていたけど、家でやろうとすると結局手を付けずにダラダラと時間だけが過ぎていく。
こんな経験、誰にでもあるのではないでしょうか？
大人になっても経験がある話ですよね。
その環境を変えようと一念発起して入塾してくれました。
Q.武田塾に入ってから勉強法や成績がどのように変わりましたか？
勉強が苦手な生徒さんの場合、勉強のやり方をそもそも知らないという場合がほとんどです。
こういう生徒さんの場合、授業型の塾へ行っても大抵成績は上がりません。
大学受験は自学自習の時間が勝負の分かれ目であり、武田塾は勉強のやり方から丁寧に教えます。
試験日から逆算し、計画的に参考書を進めていく事で、成績の伸びを実感してくれたようです。
Q.（担当の）先生はどうでしたか？
武田塾の講師は全て大学生のアルバイト講師です。
生徒毎に勉強に関する悩みは十人十色であるため、その生徒さんの性格やレベルに合わせて講師を選定します。
Fさんの場合、サボり癖が悩みであったので、同じ悩みを持ち、克服した経験のある小林先生を担当にしました。
正社員講師やハイレベルな大学の講師を希望する方が一定数いらっしゃいますが、実際にやってみると全く違う見解になるはずです。
特に保護者の方は、先入観を捨てて生徒さんの話をしっかりと聞いて頂きたいと思います。
Q.武田塾での思い出を教えて下さい！
8月入塾ですが、中学レベルからやり直さなければならなかったFさん。
初めは自習室に長時間いる事さえも苦戦している状況でした。
しかし、家にいるとお母様から大目玉を喰らってしまっていたようで(笑)、少しずつ自習室にいる時間が増えていき、暗記事項のマスターが進んでいきました。
しかし、そんなFさんに周囲の誘惑が襲い掛かります。
10月に文化祭があり、その前後から自習室へ来なくなります。
と、同時に確認テストの点数も下がり出し、突破できない週が出てきます。
何度も講師から叱咤激励を受けながら、少しずつ勉強のペースを取り戻していきました。
そして試験が迫ってきた年末、最後の難題にぶち当たります。
それは、英単語を覚え切っていても、英語の長文が読めないという難題です。
英語の一番の難関です。
この難関の克服には、偏差値が40台の生徒さんの場合、最低でも1～2カ月かかります。
受験まではあと1カ月…。
我々は間に合わないと判断し、後期日程も視野に入れてカリキュラムを組み直しました。
（結果としてFさんは前期日程で合格を勝ち取ります）
また、過去問演習は文法問題のみに絞らせ、長文読解は最後まで参考書の周回を繰り返させました。
「ヤバい…。ヤバい…。」
もはやヤバいはFさんの口癖となっていましたが、それでも自習室に残り続けて手を動かし続け、最後まで諦めませんでした。
初めは時間の掛かっていた構文振りも、徐々にスピードが出てくるようになり、時間さえかければ長文問題は解ける程度にはなってきました。
また、世界史の基礎は完全に固まっていたため、世界史の過去問はほぼ8割以上取れる状況になっていました。
英語の不安を世界史が埋めてくれていたのだと思います。
Q.好きな参考書ランキングベスト3！
第1位
時代と流れで覚える世界史B用語集
第2位
ターゲット1900
第3位
英語長文ハイパートレーニング2
やはり、最後に精神安定剤となってくれた世界史の問題集が1位ですね。
Fさんは1位と2位の参考書は年末の時点でほぼ完全にマスターしていました。
8月から勉強を始めてこの成果です。
Fさんの努力には本当に頭が下がります。
Q.来年度以降の受験生にメッセージをお願いします！
8月まで何もしていない偏差値40以下の高校生でもやれば出来る。
こんなに力強いメッセージは無いのではないでしょうか？
流石にFさんの例は異例中の異例であるため、再現性は低いと思います。
でも、やればできる。
やってやれない事はない。
全国の受験生はこの言葉を絶対に忘れないでください。
校舎長から一言
夏に入塾の問い合わせにいらっしゃった時は、寝間着のままで来たような、まだ幼さが残るFさんでした。
しかし、服装、礼儀作法等、大学受験を通して人として成長していく姿が、手に取るように分かりました。
最後に合格の連絡でいらっしゃった時は、本当に見違えるように立派な大学生の顔になっていましたね。
Fさんは、周囲の厳しい環境から逃れるために我々の想像を絶するほどの苦労をされたと思います。
Fさんのような悩みを抱えながらも、失敗しないためにはどうすればいいのか。
全国の悩める後輩受験生に対し、一つの回答を示してくれたFさん！
「自分が人の役に立つなんて想像してませんでした。」と最後に恥ずかしそうに言っていたのが印象的でした。
本当におめでとうございます！
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