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【早慶志望】残り1年、今から早慶に受かりますか?(理系)

こんにちは。

板橋区東武東上線ときわ台駅から徒歩1分、大学受験予備校武田塾ときわ台校です。

文系版に続き、理系版をまとめました。

これを読んでいるあなたは、数学自慢の早慶志望の方だと思いますが、

 

・早慶に受かりたいけれども、数学Ⅲに時間を取られて英語と理科に手が回らない。

・学校の理科がまだ全部終わってないけど、早慶を第一志望校にしてもいいのか?

・自分が早慶に受かる可能性はどれくらいあるの??

 

今、そんなことを考えていることでしょう。

というわけで今回は、残り1年間の勉強で早慶に合格するボーダーについてのお話です。

 

言うまでもなく、早慶志望ではなく、MARCH志望の方も是非参考にしてください。

そもそも、MARCHの合格の椅子を奪っていく人は、基本的に早慶志望の方々です。

つまり、MARCHに絶対に合格したいと考えている方は、早慶志望の方々の動きを常に意識して勉強しなければなりません。

強者が弱者を喰う。

一般入試はこの食物連鎖ゲームです。

常にワンランク上の大学群の動向を意識し続けてください。

 

 

 

高2の2月時点での早慶ボーダー

結論から言えば、高1、高2でほとんど受験勉強をしてこなかった場合、早慶に合格できる可能性は極めて低いです。

理系の場合、数学Ⅲが非常に重く時間が取られるため、文系以上にシビアになります。

高校偏差値70以上の進学校の方であればまだ可能性はありますが、70未満の高校の方は、相当の覚悟を持って挑む必要があります。

また、理工学部を目指す場合は、理科科目が2科目必要になります。

さらに、慶應大学の薬学部は2025年入試から、数学ⅢCが必須となります。

他の薬学部は1A2Bまでなのに、慶應大学の薬学部のみⅢCを使います。

これらが難易度を跳ね上げている最たる要因です。

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では、高2の冬(2月頃)の時点でどれくらいの実力があれば残りの1年間で合格できるのか?

ここでは、3つの基準から、1年間の勉強で合格できるボーダーをお伝えしていくので、参考にしてみてください。

 

・自分が早慶合格のルートに順当に乗れているのか?あるいは遅れてしまっているのか?

・私立専願での早慶は諦めるべき??

 

このあたりについて自分自身で理解し、判断していただくことができます。

※試験方式については、個別学部入試を基本とし、共通テスト利用等を除きます。

※理系に絞った内容になっています。

 

 

①共通テストの点数 

□英語(リーディング)・・・70%

□数学1A2B・・・70~80%

□理科・・・50~60%

※現在、高校1年生の人は、1年後、共通テストを解いたときに何点くらい取らなければいけないか?ということをイメージしてください。

 

□英語(解説)

早慶の過去問を解いた経験がある人ならばわかると思いますが、難易度が共通テストの比ではありません。

ちなみに、早稲田大学理工学部の英語の難易度は私立大学最高峰と言われています。

そのため、70%取れなかった原因を自分で振り返ったときに、読解ができなかったり、選択肢が全然選べない状況の場合、1年でその差を埋めるのは非常に厳しいと心得てください。

逆に、読解は出来ていたものの時間が足りなかったということが70%取れなかった原因の場合であれば、時間内に解けるようになる訓練をすれば英語に関しては可能性が出てきます。

 

□数学(解説)

早慶の理系を狙っているなら、本来75%は取りたいです。

1Aにおいては、読解力がベースに無いと点数を上げられません。

そのため理系の方に稀にいる読解(国語)が苦手な方は、共通テスト型だと点数を稼げないでしょう。

それを考慮して下限を70%~としていますが、本来であれば75%は欲しいところです。

 

□理科(解説)

学校で習った範囲のものは確実に得点出来る状態を目指したいです。

2科目受験して両方とも50%を超えていれば十分でしょう。

 

②偏差値(全国統一共通テスト模試)

□英語・・・60

□数学・・・60~75

□理科・・・55

全国統一模試とは、河合塾が実施している全国の受験生を対象とした模試です。

学校が実施しているベネッセの進研模試とは別物となります。

模試ごとの違いについては、別のブログで説明しています。

 

□英語(解説)

出来れば偏差値65には届いていてもらいたいです。

偏差値60以下ということは、ポラリス英文法や、単語や熟語に抜けがあるということです。

本来であれば、構文や読解、過去問演習が始まっていなければならない時期だという事を自覚してください。

 

□数学(解説)

前述のように、共通テスト形式の数学は読解力を必要とします。

しかし、理系は数学で点数を稼いでナンボであるため、偏差値は65は欲しいところです。

点数が取れなかった原因が読解ではなく、閃きや計算のスピードによるものだった場合、相当厳しいと覚悟をしてください。

数学Ⅲに全振りし続けなければいけない中で、数学1A2Bの知識の入れ直しも必要となると、学校の授業中はほぼ全て数学の内職になるでしょう。

 

□理科(解説)

今偏差値55でも何とかなります。

但し、それは理科2科目で2科目の平均の場合です。

慶應大学の薬学部や、早稲田大学の人間科学部や教育学部を受験予定で理科科目が1科目の場合、偏差値は60は欲しいです。

理科科目は尻上がりに成績が伸びる傾向があるため、悪くても60という状態を維持する必要があります。

 

③完了しているべき参考書

□英語・・・単語・熟語・文法・基礎的な構文・簡単な長文

□数学・・・漢字・キーワード・基本的な読解

□理科・・・理科基礎、理科専門の入門書・基礎問題集

 

□英語(解説)

英単語帳はシス単、ターゲット1900、LEAP等の大学入試向けの参考書のいずれかが、一語一約までで完璧な状態である事が最低条件です。

早慶の場合、単語の参考書は2冊目が必要になるため、この時点で1冊目が完璧に仕上がっていない場合は、かなり厳しいでしょう。

理科で化学選択の場合、英単語は2冊目の1/3位まで終わっていて欲しいです。

また、熟語帳においては、速読英熟語、ターゲット1000等のいずれかが一語一約までで完璧に暗記できている状態がボーダーになります。

英文法は、「英文法ポラリス1」の内容が完璧な状態です。

読解においては、「肘井学の読解のための英文法」ないしは、「入門英文問題精講」まで進んでいる状態です。

更に、英語長文は「The Rules1」は終わらせておいて欲しいです。

 

□数学(解説)

数学は「入門問題精講」の1A2B3Cを終えて、「基礎問題精講」2B終盤から3Cに入っている状態がボーダーです。

青チャートであれば、コンパス2までの問題は1A2B3C周回が終わっている状態で、2Bから3Cのコンパス3の問題に入って終盤まで進んでいる状態がボーダーです。

 

□理科(解説)

理科基礎、理科専門の入門問題精講を終えて、基礎問題精講に入っている状態が望ましいです。

物理であれば、電磁気で使う公式は全て頭に入っている状態が理想です。

化学であれば、理論化学から有機の半分くらいまで終わっていれば御の字です。

生物は一通りのワードの暗記は終えて、色々な実験の検証段階に入っている状態が理想です。

繰り返しますが、早慶の理工学部は理科が2科目であるため、2科目ともボーダーに乗せていないと意味がありません。

 

まとめ

いかがででしたでしょうか?

理系は文系以上にボーダーが厳しいです。

早慶の理工学部は東大京大志望の方が滑り止めで抑えに来る学部ですので、元々国立志望で準備をしてきた人が目指すのがセオリーな学部です。

そのため、私立専願で目指す場合、非常にリスクが大きいです。

慶應大学の薬学部もまたしかりです。

ボーダーを越えられないと判断したら、諦める事も非常に重要です。

早い段階での切り替えであれば3科目に集中して練度を高められますが、判断が遅いと併願校も総崩れとなります。

どんなに遅くても夏前までには判断しましょう。

 

また、しっかりと認識して頂きたいのが、

『早慶志望≠早慶合格の学力を有している』

だという事です。

皆さんも、お友達も、ほとんどの方が現時点で合格に値する学力を持っていないでしょう。

では、これからの時間軸において、

どのペースでその学力を会得していくのか。

どのタイミングで合格レベルのボーダーに追いつこうとしているのか。

しっかりとイメージと計画を持って受験勉強に励んでください。

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大学受験は全国大会です。

自分の周りにこのレベルのお友達がいなくても、他校には間違いなく実在しています。

塾屋さんだからと厳しい事を言って煽っているわけではないです。

毎年早慶に合格する生徒たちの高2の2月時点でのリアルをお伝えしています。

遅れている方は、是非気持ちを入れ替えて頑張ってください。

また、MARCHを目指している方は、このスピード感で走り続ける生徒を常に意識し続けてください。

これから受験勉強を始める高1高2の方の指標になれば幸いです。

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